中学校生活を書くのはこちらの記事で最後です。
中学校生活の記事は、楽しいことなんて一つも書くことがなく「嫌悪」やら「不快」やらネガティブな言葉が多く登場しています。
こちらの記事もどす黒くなる予定です。
前の記事はどちらかというと、直接自身がされたことよりは、周囲の人として感じた不快な気持ちを書きました。
この記事では、実際に筆者が経験したことをベースに、アロマンティック・アセクシャルとの関連についても触れながら進めていきたいと思います。


思い出すだけで腸が捻転しそうー
続・人生から消したい時期


特定の男子集団に対しての嫌悪感MAXなおかげで、男子そのものへも嫌悪感を覚えていた中学時代。


普通に話せる男子生徒もいましたが、筆者の警戒は常に敷かれており、常時物理的・精神的な距離感は幅広くとられていました。


とにかくお近づきにはなりたくなく、上っ面の付き合いに留まっていました。
筆者が嫌悪感を抱いていた特定の男子集団が他の学生・先生に取っていた不快な行動を見ているだけでもストレスですが、
その行動の向く先がたまたま自身になってしまった際の、どうしようもない気持ちは筆舌に尽くしがたいものがあります。
筆者の場合は幸い?なことに、常日頃の的になることはありませんでした。
が、これから記載していくことをされた記憶はまだ残っています。
こんな不快なこと、嫌悪感を覚えたことがありました。
嫌悪の経験①:衣類のラインを触られる
体育の授業か何かは忘れましたが、筆者と同級生(女子)が座っていたら、とある男子(筆者が嫌いな男子集団の一人です)が筆者達の横に座りました。
何だろうと思っていたら、その男子の手が筆者に延びてきました。
その手は筆者の背中をさすっています。そして言いました。


良い体しているね~(にやにや)


・・・・・
確か筆者は鼻で笑った記憶があります。
余裕そうに見えるかも知れませんが「勝手に何してるんだ、この人?気持ち悪い」と感じ、
このようなことをされた経験がなかったので、つまんねぇことしてんな~という態度を示すのが精一杯だったかと思います。
男子学生には筆者の態度が幸いなことにお気に召さなかったようで、つまんねぇなみたいなことを言いながら離れていきました。
でも子供ながらに分かりました、筆者の下着のラインを男子生徒の手のひらが上下していることくらい。
下着のラインを撫でられながら、ニヤニヤしながら触ってきた、そして言われた「良い体しているね」。


言葉としては短く、触られた時間も短いものですが、このおぞましさは筆者の記憶からまだ消えません。
取るに足りない行為に対しては、相手を喜ばせるような反応をしないのが大事ですね~なんて今は言えますが、
でも、この時その男子が触りながら発した言葉は一言一句まだしっかり覚えています。
嫌悪の経験②:いきなり腰をつかまれる
これもびっくりしました。
掃除か帰り支度最中だったような気がしますが、いきなり抱き着くように筆者の腰を両手で鷲掴みした将来有望(やっかいな方向性で)な子がいたのです。
掃除か、帰り支度か。筆者の背中が無防備だった時です。
(・・・学校で背中が無防備かどうかなんて、本当はどうでも良い話なのですがね。。。)


・・・・・(筆者の腰を両手でいきなり鷲掴み)


!?(無言で両手を叩き落す)
なんの根性か分かりませんが、声を出して驚いたら負けのような気がして、すごい勢いで手を振り払い、何も言わずに離れて行ったと思います。
腰と言いましたが、正確に言えば骨盤です。
ちょっと興味の湧くお年頃の子供には分かってしまいました。行為を模しているものだと。


筆者自身も子供ながらに、どれだけ自分も興味もってんねんと感心するのですが、でもまだ子供。


からかわれたと思うと極めて気持ち悪く不愉快でした。
手を叩き落した後に、筆者の後ろで笑っていたのか、何していたのか、わざわざ確認しませんでしたが、笑っていたなら、非常に気分は誠によろしくない。
こちらも幸いなことに2度目はありませんでした。
嫌悪の経験③:知ってる?と話しかられる


・・・あたしゃ、どれだけムッツリに見えていたのでしょう(照)
確か、この出来事は修学旅行で行った先のお土産屋さんのような所で、突然言われたことだと記憶しています。
正確に言えば「知ってる?」と言われた訳ではないのですが、流石に書くのも躊躇います。
お土産屋さんでご機嫌で買い物をしている筆者。一人で見ていたかと思います。
近めの背後から男子生徒が言葉を発しました。


〇〇って知ってる?(ニヤニヤ)


知らない!
やってしまいました、喜ばせる様な反応をしていました。
知らない!だなんて、どう考えても知っていると言っているような反応ですね。
まぁ知っとったけどねー!興味津々なお年頃ですからねー!お前より詳しかったかもよー!


筆者の後ろで、ニヤついた笑い声が聞こえた時はなんとも気色悪かったものです。
本当に嫌悪感や不快な思いをした経験は、中学を卒業して時間が経っていても、卒業後、一度も顔を合わせていなくても、覚えてしまっているのです。
嫌悪の経験④:公共の場ではしない話を聞こえるように話される
これは美術の授業中だったと思います。確か筆者は一人で絵を描いていたような気がします。
筆者の席近くに、男子2名が座りました。(席は自由に動ける様な形態での授業だったかと)
これまたご機嫌で絵を描いている筆者。ぼっちで描いていたと思います。
男子2名が筆者の近くの席で何か話し始めました。(言葉は盛大に濁します)


まずはこうして・・・(ニヤニヤ)


えーまじかよ。その次は?


そうしたら、こう触らせてもらって・・・(ニヤニヤ)


聞こえてるけど、聞こえなーい。
(お年頃なら興味津々なお話でしょうね。おばちゃん、そう思います。)
聞こえていますが、無視です。何を言っているか、しっかり聞こえます。
文字には決してできませんが、しっかり聞こえています。そして、しっかり覚えています。
ああ、嫌悪嫌悪。聞こえているんだろ~と相手はニタニタしながら話しています。だってこっちをチラチラ見ていますからねぇ。
聞こえないふりも大変です。こちらの方々も今や30過ぎ。ご自身の過去の行動をどのように思っているのでしょう。。。
物事を一定の期間記憶として脳内に留めておくことは、彼らには難しいようでしたので、お忘れのことかもしれません。
筆者が体験した嫌悪の経験まとめ
余談ですが、こんなこともありました。。。
オナラ吸わされた(笑)
→筆者をめがけて発射された行為ではありませんでしたが、無念、巻き添えを食いました。
生理現象は仕方ないですが、勘弁してくれ。本当に気持悪い。筆者のも食らわしてやれば良かったです。
こんな感じで、いかにも大人の指示は意味なくまずは一通り反目したがる子供からの、浅はかでかつ程度の低い迷惑行為を受けました。


今ならもっと美味しく料理できますが、中学生女子には無理です。嫌の気持ちが先立ちますね。
今となれば、大人を巻き込んで改善策を・・・など考えてみたりしますが、
当時の筆者の心情として、家族に心配をかけたくない、筆者は中学校生活を楽しんでいる、という体で生活をしていました。
それに、何とかしようという気力すらないくらい浅はかな行動だったので、抗う行動を起こす気にもなれませんでした。
アロマンティック・アセクシャルとの関係性はあるの?


誰かが嫌な目にあっているのを見て、自身も嫌な目にあって、男子という存在に対して身の毛のよだつような嫌悪を日ごろ感じていた中学生の筆者。
その嫌悪は30を過ぎた筆者が今でも鮮明に思い出せるくらい程には、強いものです。
言われた言葉を覚えていたり、授業中か旅行中かシチュエーションを覚えていたり、ニヤついた表情や声のトーンを覚えていたり。
大人になった今でも、その当時に記憶した/体験した嫌悪感に関する視覚・聴覚・触覚はよく覚えています。


ところで気になるのが、この嫌悪の記憶はアロマンティック・アセクシャルであることと関連性があるのか?因果関係があるのか?
中学生時代に覚えた嫌悪感は、アロマンティック・アセクシャルを自認している現在の筆者を作る要因になったのか?なっていないのか?
この問いに対する筆者の答えはこの通りです。
筆者がアロマンティック・アセクシャルであることは、後から何か原因があってそうなったのではなく、生まれた時からその性質を持っていた、と思っている。
アロマンティック・アセクシャルとの関係性


こんなに男子に嫌悪感嫌悪感とたくさん書いてきて、でもこの嫌悪感がアロマンティック・アセクシャルの原因ではないとはどういうこと?
と、思われる方も多いと思いますし、このような後天的な理由があってアロマンティック・アセクシャルの立ち位置にいる方がいる可能性を否定は一切いたしません。(いらっしゃるのでしょう。)
ではなぜ、筆者が自身は嫌悪感が原因ではないと思っているのでしょうか。自身が自身の中で見つけた答えはこれです。
- 筆者以上に歓迎できない行動が向けられる対象になった子(女子生徒)はいます。
- 筆者以上に不快感や嫌悪感を感じた子はいると思います。
- その子は「だから男子って嫌なの」「男子が怖い・嫌い」と思っていたかもしれないし、大人になっても傷として残っているかもしれません。
しかし筆者は、上記に書いたような気持ちは必ずしも「他者へ恋愛感情を抱かない」「他者に対して性的な関心を抱かない」ことに直結しないと思っています。
男子が原因の嫌な思い出がある=アロマンティック・アセクシャルの方程式は些か安易かと感じます。
男性が原因の嫌な経験がある・男性が怖いと感じていて、疎遠になる方も多くいらっしゃると思います。
でも、その方々全てがアロマンティック・アセクシャルではないはずです。


筆者の嫌悪も人並み以上なのかとも思いますが、嫌悪が激しすぎて恋愛感情を抱かない/抱けない人になってしまった、ではないと思います。
と言っても、この経験により当時の筆者は大いに男子から遠ざかるようになりました。
男子と疎遠になる原因の一つにはなったと言えます。
改めて思うことは、筆者は先天的にアロマンティック・アセクシャルの性質を持っており、この中学の経験が(自認前ですが)アロマンティック・アセクシャルであることへ、磨きをかけた・性質をより色濃いものにさせた。
このように思っております。


その男子集団に立ち向かう男子はいませんでした。彼らが強烈すぎて、他の男子も嫌煙していました。
触られるのが苦手・身体接触への嫌悪感




人から触られるのがおぞましい時が筆者にはあります。
この原因は「この方々」にも責任の一端はあるのではないかと言いたい。
嫌悪の経験でも書いた通り、中学生で体が子供から女性に変わってきている最中、衣類も体つきも今まさに変化している繊細な時期に本当に余計なことをしてくれました。
触られた時の感覚やおぞましさ等、完全に忘れることは些か難しい。
トラウマまではいかなくても、この中学での嫌な経験・記憶が、現在もなお身体的接触が苦手であることに加担している気がします。
まとめ
中学生時代のこのおぞましき体験はアロマンティック・アセクシャルの原因ではないにせよ、その性質を強固なものに作り上げたと感じています。
「他者に対して恋愛感情を抱かない」「他者に対して性的な興味を抱かない」ということと、男子への嫌悪感はイコールで必ずしも結ばれるものではないはずです。
イコールなら、世の中アロマンティック・アセクシャルがもっといるはずで、筆者も悩んでいないのかと。
余談の余談でありブログの趣旨とは一切関係のないことですが、一言彼らへ伝えたい。


中学生のあなたが同級生にしたことと同じことをあなたの娘さんがされたとして。あなた方が物申すことを筆者は絶対に許しません。
中学生の頃は漆黒でした。人間関係の摩擦も経験しまして、とにかく中学校というものが甚だしく煩わしく、早く卒業したかった。この人たちとさっさと別れたかった3年間でした。
手のかかる子の方が可愛い?それを私に言うか?


この話は筆者が中学生当時、通っていた中学だけでの話です。一般的な話では決してありません。
「その当時」の「筆者の中学」では問題行動を起こす児童といえば、ご両親のどちらかのご家庭、もしくは祖父祖母に面倒を見てもらっている子が良く見受けられました。
筆者も父は亡くなっているんですがね。でも、先生方へご迷惑はおかけしませんでしたよ。
こちら本当に蛇足で、ただの嘆きです。
熱心な先生ほど問題行動を起こす児童へ向き合いますよね。
そんな訳で関わり合いが多いのは理解できますが、先生方にとって問題行動で悩まされた児童の方が、記憶に残り、かわいいと思うようです。
そんな子ほど先生ご自身が異動した後も、会いに来てくれるそうです。


そらそうですわ先生。そんなことを私に面と向かって言われたら、真面目にしていた生徒はあなたには誰も会いに来ませんよ。少なくとも筆者は行きません。
問題行動を起こさなかった、先生のお仕事をお邪魔しなかった、でも問題行動を起こした児童から多かれ少なかれ何かされた児童は、
そうですよねー先生ご苦労されていましたものねーお疲れ様でございます・・・そのまま立ち去ります。


わざわざ懐かしさを感じに行こうなんて思いませんし、思えません。