護王神社は、通りをはさんだ目の前が京都御所、京都市上京区にあるパワースポットです。
「足腰守護」のご利益がとりわけ有名で、足腰の悩みをなくしたい方やスポーツをしている方、性別年齢に関わらず、多くの人が足腰守護のご利益を求めて護王神社を参拝しています。
ほかにも「災難除け」や「子どもの成長の守護」「ぜん息封じ」など、さまざまなご利益を授かれます。
このページでは、京都のパワースポット「護王神社」のご利益や見どころを紹介します。
護王神社で授かれるご利益

護王神社では、家内安全や商売繁盛をはじめ、さまざまなご利益がありますが、特に有名で厚い信仰を集めているご利益がたくさんあります。
護王神社のご利益・その1「足腰守護」

護王神社で一番有名なご利益は「足腰守護」。足腰の健康や病気、ケガ回復だけではなく、スポーツをする方の足腰も守ってくれるご利益です。
元気に過ごすには欠かせない足腰のご利益の由来となった人物は、護王神社の主祭神の和気清麻呂公。
偽のご神託で天皇の地位を狙った僧を、清麻呂公は真のご神託で阻止しようとしましたが、僧によって足の腱を切られ、流刑を宣告されてしまいました。
目的地への道中で刺客に襲われ厳しさを極めていたところ、300頭のいのししが山の中から突如現れ、清麻呂公を守りました。
到着後、清麻呂公のケガで悩まされていた足が自然と治癒し、自分の足で立って歩けるようになったそうです。
この出来事が護王神社が「足腰守護」のご利益で有名な理由です。
護王神社のご利益・その2「厄除け」・「災難除け」

護王神社のご利益には「厄除け」と「災難除け」もあります。
厄除けと災難除けのご利益がいただける所以は、足腰守護のご利益で紹介した、和気清麻呂公です。
九州の山奥の流刑地までの旅路は困難がつきまとっていましたが、突然助けてくれたいのししの力を借りて、無事に目的地までたどり着きました。
清麻呂公が命がけでさまざまな苦難を退けたことにちなみ、厄除け・災難除けのご利益も授かれます。
護王神社のご利益・その3「子育て」「子どもの成長の守護」

出典:護王神社
「子育て」や「子どもの健やかな成長を守る」、子供を守護するご利益が護王神社を参拝するといただけます。
ご利益の所以となった人物は、九州の山奥に流れてしまった和気清麻呂公の姉、和気広虫姫です。
時は天保宝字8年(764年)。戦により、多くの子どもたちが親や家族を失い行く先をなくしました。
和気清麻呂公の姉・和気広虫姫は、孤児たちを養子として預かり、愛をもって育てたそうです。
和気広虫姫の深い慈愛から、護王神社は子育てのご利益のある神社として知られています。
護王神社のご利益・その4「ぜんそく封じ」

出典:護王神社
護王神社のご神木のカリンの木には「ぜんそく封じ」のご利益があります。
カリンの実の作用が理由で、ぜんそくに悩む方が手を合わせに来ています。
樹齢100年を超える力強い立ち姿から、ご利益をもらう方が多いです。
護王神社の見どころと特徴

出典:護王神社
護王神社には、いのししにちなんだ見どころがたくさん!
なかには、ご利益を授かれる見どころもあるので、参拝したときは足を運んでみてくださいね。
足腰の悩みをとる「足萎難儀回復の碑」

出典:護王神社
スポーツ選手や足腰の悩みのある人々が訪れる「足萎難儀快復の碑」が境内にあります。
足形の石の上に乗ったり、石碑にふれたりして、足の健康の回復を祈願します。
護王神社の主祭神、和気清麻呂公の故事にちなんだスポットです。
清麻呂公を守護した「霊猪像」

神社と言えば狛犬を想像しますが、護王神社は「いのしし神社」。「狛いのしし」が境内には鎮座しています。
いのししは、和気清麻呂公が流刑地への道中を守り助けた存在です。
清麻呂公のお社には、狛犬ではなく狛いのししがぴったりだという声を受けて、狛いのししが境内を見守っています。
鼻をなでると幸運が訪れる「霊猪手水舎」

霊猪手水舎では、いのししの像の口から水が流れ出ていて、その水で手や口を清められます。
この霊猪手水舎にあるいのしし象の鼻をなでると、幸せが訪れると言われています。
近くで見ると、愛嬌のあるお顔をしていますよ。
護王神社独自の願掛け「願掛け猪と座立亥串」

出典:護王神社
願かけ猪と呼ばれる石像の周辺に、座立亥串(くらたていぐし)という願いが込められた串を地に刺す、護王神社独自の願掛けの方法です。
座立亥串には、願掛けをする人の名前と願い事を書いた紙のお札がはさまれています。
参拝したタイミングでは、地面が白く見えるくらい、座立亥串が刺されています。
日本国歌にでてくるあの「さざれ石」

出典:護王神社
さざれ石、聞き覚えがあるかと思いますが、日本国歌「君が代」の歌詞にでてくる「さざれ石」です。
大きさの異なる石が集まって、幅3メートル、高さ2メートルの大きな岩となっています。
護王神社の基本情報

護王神社は、京都市上京区にある神社で、目の前には京都御所があります。
創建時期は不明ですが、もとは高雄山神護寺の境内にありました。明治7年(1874年)に「護王神社」と名を改め、明治19年(1886年)に現在の場所に移りました。
主祭神の和気清麻呂公命にちなみ「いのしし神社」とも呼ばれています。
所在地
- 住所:京都市上京区烏丸通下長者町下ル桜鶴円町385
- 近くの駅とバス停
- 地下鉄烏丸線「丸太町駅」下車徒歩7分
- 京都市バス「烏丸下長者町」下車すぐ
参拝時間と参拝料
詳細はホームページをご覧ください。
疫病や災厄から逃れる神事「夏越大祓」

出典:護王神社
夏越大祓(なごしのおおはらえ)とは、日常生活で気づかないうちに身に付いた、罪や穢れを祓い清めて、病や禍から身を守るための神事です。
表門の先の拝殿前に直径3.6mの大きな茅の輪(ちのわ)が設置され、儀式が終わったら参列者も茅の輪をくぐれます。
護王神社の茅の輪は、2週間ほど設置されます。詳しい日程は、ホームページで確認できます。
「夏越の祓」とも呼ばれるこの儀式は、1年の半分が経過した6月30日に、護王神社に限らず実施されます。
無病息災を祈る「亥子祭」
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出典:護王神社
亥子祭(いのこさい)とは、平安時代に行われていた宮中での亥子餅の行事を再現した、無病息災を祈る神事です。
亥の刻にお餅を食べると健康ですごせる・病気から逃れるという信仰をもとに、ついた餅を京都御所に献上します。
旅行者も訪れる京都の有名な占い処
護王神社から徒歩で行ける「京都の占い処」はいくつかありますが、当たると有名な占い処はこの2つ!
今すぐ占ってほしい!京都にはすぐ行けない!という方は、電話占いヴェルニなら、今すぐに相談できます!
護王神社には行かないけど、ほかの場所にある占い処が気になる!という方はこちらから。
足腰守護・厄除け・子育て【護王神社】
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護王神社は、腰守護・厄除け・子育てのご利益を授かれるパワースポットです。
6月の夏越大祓では、茅の輪くぐりに参加して病や禍から身を守り、11月の亥子祭では無病息災のご利益をいただけます。
訪問の際は、境内の狛いのししや本殿に参拝することも忘れずに、護王神社での時間をゆっくりお過ごしくださいね。
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