複雑・満員・遅延!? – 京都市バスの乗り方や注意を住人目線で徹底説明

複雑・満員・遅延! - 京都市バスの乗り方や注意を住人目線で徹底説明 京の情報

おこしやす~おおきに~旅館勤め以外で言った事はない、京都市民のアセブロです。

ご時勢的には色々と解禁の方向に進んでいる昨今。

日本の方、海外からいらした方、京都でも観光できはったんかな~と、観光でお越しの方を目にする回数が格段に増えました。

皆さん観光する際の足は何を使われますか?鉄道?タクシー?バス?色々あるかと思います。

筆者は鉄道沿線よりバスを使用する機会の方が多く、乗る機会が多ければ思ったりすることもあります。

こちらの記事では地元民目線から「京都市バス」について説明し、観光でいらっしゃっる方々へ「京都市バスってこんなんです」「こんなこと知っていたら楽かもしれません」と説明できたらと思います。

歩かせるまち 京都

最初からなんとネガティブなことを言っているのかと思いますが、四条通の歩道を広げて車線を減らした時期くらいには、みんなで良く言っていました。

バスぴくりとも動かへんやん、歩いたほうが早いわ(笑)

歩かせるまち 京都・・・って笑われへんわ。

こんなことになる以前から、京都の交通事情については住民からも物申したいことは多々ありました。

例えばこんなことです。

  • 路線の複雑さ
  • 車内混雑による乗車不可
  • 乱暴な運転と態度
  • 交通渋滞による遅延

以前と比べたら、良くなってきたんだよ~なんて言えそうな箇所も無きにしも非ずなのですが・・・

しかし、四条通の車線減線と京都を訪れてくれる方の増加により、一市民の一個人の感覚としては、うれしい悲鳴を通り過ぎ、輪をかけて京都の交通事情は酷いものとなったと感じます。

(※この感覚は水際対策など言われる前の話ですが、いずれにしても元に戻るのかとも感じています)

  • 混雑するエリアでは、一つ角を曲がるのに30分。一つ先のバス停まで30分。
  • バス車内の超絶混雑。バスに乗り込めず、次のバスが来るのを待つ。それでも乗れないことも。。。
  • バス待つ乗客がバス停で溢れかえり、歩道をふさぐことに。歩道を歩けない人は車道を歩く。
  • 雨の日は普段バスを使わない住人もプラスされて、遅延・満員が日常の出来事に。

京都のバスはうまく使えたら便利だとは思うのです。

  • 鉄道沿線と比較するのも変ですが、京都ではバス路線の方が路線の本数も多く、かつ複雑です。
  • 複雑怪奇な路線かもしれませんが、知っていたら行きたいところに行けます。
  • 複数の路線があることで、同じ行先でも空いているであろう路線と混雑路線を選べます。
  • バス停の目の前が観光地だったりもします。徒歩0分。

知っていたら便利そうに見えますが、だいたい聞こえる声は文句です。

まだ文句を言われていたら良いのですが、もはや「京都のバスやからな・・・」と住人が諦めて何も言わなくなった・諦めた感覚もあります。

筆者だって、遅れる・乗れないバスがあって当たり前。だって京都のバスだよ、と思っていることも多いです。

このような有様で、バスを使う方が面倒・可能なら鉄道を使って目的地まで近づき後は徒歩、まさしく「歩かせるまち 京都」が出来上がりました。

こんなに文句を言っておいて京都市バスの何を書くのかと苦笑いですが、文句を並べたところで結局使うのです、市バス。

生活するうえで、老若男女市バスを生活の足として結構使います。

文句を垂れながら、なんやったらバスの中でバスの文句を言いながらバスを使います。

日常的に市バスを使っているからこそ、わかることがあります。

ふと目にして、耳にして「あぁ~」と思ったこと沢山あります。

例えば、こんなことです。

あぁ~と思ったこと
  • 循環系統バスの向きを間違えて乗車してしまった方
  • 近場で降りるのに、奥に座ってしまい降りられなくなってしまった方
  • 同じ名前のバス停が複数あるせいで、乗りたいバスが止まらないバス停で待っている方

その場で「違いますよ、こっちですよ」と、伝えられたら良いのですが、筆者はなかなか言えない性格です。

この記事では、京都市バスを「なるべく快適に、正確に使い」、観光をスムーズに楽しむための補助剤を目指して書いていきます。

京都市バスの乗り方・降り方

では、早速市バスの一般的な乗り降りの流れについて説明いたします。

知っていたら役に立つことや豆知識もあるのですが、これらはもう少し後に書こうと思います。

では、通常の市バス乗車/降車方法の紹介です。

① お目当てのバスが停車するバス停でバスを待ちます。

「同じ名前のバス停が複数ある」場合がありますので、ご注意ください。

② 交通系ICカードを使用するか、バス1日乗車券(2023年秋販売停止・2024年春廃止予定)を利用するか、現金で支払いをするか決めます。

特に「現金でお支払い」する場合は、両替が必要かどうか乗車する前に確認されることをおすすめします。

③ お目当てのバスが来たら、乗車します。

京都市バスは一部の路線を除き、基本的に後ろの扉から乗車し、前の扉から降車します。

料金均一区間以外のバスに乗る時は、整理券を取る/ICカードをカード読取機にかざすか入れて下さい。

④ 大きい荷物がある場合は、荷物置きスペースに置きます。

このスペースがあるバスとないバスがあります。ある場合、置けたらおきます。

ない場合、そして座れない場合、荷物はご自身の横ではなく前に置いたら、乗車できる人数を少し増やすことができます。

⑤ 座る席があったら座り、混んでいたら立ちます。

乗車する方の扉の近くには「黄色のライン」があります。

ここに立つと運転手さんがドアを閉められませんので、踏まないようご注意ください。

黄色の線は出発したら踏んでも大丈夫です。

⑥ 両替が必要な場合は、できるだけ目的のバス停に到着する前に完了させます。

バス停車中に前もって両替をお願いします、とアナウンスされる運転手さんもいます。

⑦ 目的地が近づいて来たら、降りる準備をします。

車内が空いていたら支払いの準備以外、気にする必要はないと思います。

混雑している場合は、力技で人をかき分ける覚悟と「降ります!」「後ろの扉から一旦降ります!」と大きい声を出す準備をします。

時には、運転手さん横の前側ドアからしか乗客を出さない運転手さんもいますので、その際は頑張って人をかきわけてください。

(もしかしたら、こんな運転手さんは無銭乗車を気にしているのかもしれません。稀にいますので。。)

⑧ 運賃を支払い降車します。

下車する際、降車ボタンを押し忘れた場合、結構な確率で運転手さんから注意されるのでお気を付けください。

料金均一区間は「一律230円」です。お忘れ物にご注意ください。

⑨ 降車扉から歩道に降りる時は、突っ込んでくる自転車と歩行者にご注意ください。

なぜかバスから降りる方をめがけて突っ込んでくる・バスの左側をすり抜けてくる自転車や歩行者がいます。

⑩ 引き続き、京都観光をお楽しみください。

概要とちょっとした案内を書くつもりが、えらい長くなってしまいました。

バスの乗り方なんて、どこも似たようなものかとは思うのですが京都市バスをお使いになる際のご参考になればと思います。

でも本当に、降車される際はご注意ください。

歩道や車道が非常に狭い箇所が京都にはたくさんあります。また、人混みを縫うように我が道を進む方が多くいらっしゃいます。

京都市バスを運営している京都市交通局のバス乗車案内もあります。

[市バスの乗り方(公式:京都市交通局)]
https://www2.city.kyoto.lg.jp/kotsu/webguide/ja/bus/howtoride_bus.html

バス停の位置

京都市バスの乗り方・降り方で真っ先に書いた「同じ名前のバス停が複数ある場合がありますので、ご注意ください」。

おっ、バス来た!

うん・・・って、バス停通り過ぎたけど!?

あれ?あっちのバス停に止まった???

バス停の名前あってるけど・・・あれ?

筆者、このような光景を複数回見たことがあります。

乗りたいバスが停車する名前のバス停で、なぜこのような事態が起こるのかというと、勿論運転手さんが乗客を見逃しているわけではありません。

では、なぜなのか?満員だったから?次のバスに乗ってほしかったから?

答えはNOで、満員で新たな乗客を乗せるスペースがなかったとしても、乗車ドアを開けずに一度停車して「次のバスをご利用ください」と運転手さんがアナウンスなさいます。

では、なぜバスが通り過ぎたのか?冒頭で答えは書いてしまっていますが・・・

答えは「同じ名前のバス停が複数ある」からです。

百聞は一見に如かず、こちらをご覧ください。まだ見分けやすい方のバス停です。(矢印はバスの進行方向)

同じ名前のバス停

バス停2はさておき、同じ進行方向でバス停「1」と「3」が三条通りを挟んで南北に設置されています。

ざっくり言えば、バスの目的地により停車するバス停を分けている・・・が、京都駅行は「1」と「3」、どちらのバス停にも停車します。。。

  • バス停「1」:75と205が京都駅行
  • バス停「2」:26が京都駅行

ちなみに筆者が西大路三条からバスで京都駅に行くのなら、205は絶対に乗りません。

205は運航本数は多いものの、金閣寺を経由してくる路線で、基本的に激混み路線です。

遅延してくること間違いないバスを待ち、乗れたとしてもバスに一歩入る事が関の山のバスには、筆者は乗りせん。

筆者が西大路三条から京都駅へバスで行くのなら、まだこましな「75」か「26」に乗車します。

混んでいない・座れる・遅延しない、こんな保証は一切ありませんが、205よりはマシです。

話しが逸れましたが「バスの進行方向が同じ」で、かつ「同じ名前のバス停が近距離に複数設置されている」ことが、バス停間違いの原因です。

では、どうしたら乗りたいバスが停車するバス停を見分けられるのかと言いますと・・・

バス停の表示を確認する

バス停には、そのバス停に停車するバスの掲示があります。そこを見ると、どのバスが止まるのか分かります。

バスの表示がなかったら?

もしかしたら同じ名前のバス停が近くにあるかもしれません。周囲を確認してみてください。

  • 周囲にバス停があったとしても、1つだけで、それが道を挟んで向かい側にあるバス停だったら、進行方向が逆のバスが止まるバス停です。(ご自身の乗りたいバスの進行方向だけ、ご注意ください)
  • どうしてもわからなかったら、google mapで現在地を表示させ、できる限り拡大させてください。拡大すると、バス停が表示されると思います。そちらをヒントにもう一度周囲を確認し、同じ名前のバス停が複数ないかご確認ください。

同じ名前のバス停が複数あって、ご自身の乗りたいバスが止まるかわからない場合は、周囲の人に聞かれるのが一番です。

同じ名前のバス停が複数存在する、主要バス停のバス停位置は京都市交通局のHPでも確認することが可能です。

[主要停留所のりば案内図 (公式:京都市交通局)]
https://www2.city.kyoto.lg.jp/kotsu/webguide/ja/bus/busstop_bunsetu.html

京都市バスの運賃

京都市バスの料金体系は大きく分けて2つです。

  1. 均一運賃区間
    この区間を走るバス路線の運賃は、どれだけ乗ったとしても同じです。
  2. 調整区間
    この区間を走るバス路線の運賃は、乗車する区間により変わります。
均一運賃区間
  • 大人:230円 子供:120円 
  • 福祉割引だと、大人120円・子供60円になります。
    →実際に見た事はありませんが、手帳などの提示を求める場合があるそうです。
  • 均一区間は京都市中心部寄りを走る路線が該当します。
調整区間
  • 子供の運賃は大人の半額です。
  • 山科、洛西方面など、均一区間より外側の区間を走るバスです。
  • 調整区間でも、一部均一運賃区間を走る区間があります。その区間では一日乗車券の使用が可能です。
  • 運賃詳細は京都市交通局のホームページをご確認ください。
    [京都市交通局 (公式)]
    https://www.city.kyoto.lg.jp/kotsu/page/0000090842.html

子供運賃と書いていますが、正確には「小児運賃」とホームページには記載されています。

  • 小児:6歳以上12歳未満のお子さん。12歳でも中学生でなければ小児運賃で乗り降りできます。
  • 幼児:1歳以上6歳未満のお子さん。
  • 乳児:1歳未満のお子さん。どう転がっても無料です。

幼児についてですが、ちょっとややこしいです。

  • 保護者が付き添っている場合、人数に関わらず無料。
  • 6歳以上の付き添い1人につき、幼児2人が無料。
  • 幼児だけで乗る場合は、小児運賃が必要。

観光目的で京都市バスを利用される際、幼児だけのグループがあるのかは疑問ですが念のため。そして・・・

子供の年齢を本当に運転手さんは確認するの?

筆者は何回か見たことがあります。

何回も何十回も見たことがあるとは言えませんが、数回見たことがあります。

運転手さん
運転手さん

(乗客降車時)お客さん、お待ちください!お子さん中学生ですか?

お客さん
お客さん

え?小学生ですけど。。。

運転手さん
運転手さん

失礼いたしました。ご乗車ありがとうございます。

そう言えば、海外からの観光客の方にも果敢に挑まれていた運転手さんもいらっしゃいました。

運賃の支払い方法

バス運賃のお支払い方法ですが、複数選択できます。

  • 現金
  • 地下鉄・バス1日券
  • バス1日券(=1日乗車券 ※2023年秋販売停止・2024年春廃止予定)
  • 交通系ICカード
  • 回数券

バス1日券とホームページに書いてあったので、そのように書きましたが、1日乗車券ではなかったのかと少し驚いています。

バスの運転手さんも「1日乗車券をお買い求めのお客様は停車中に・・・」と「1日乗車券」と言う方の方が多いような気がしますが、「バス1日券=1日乗車券」です。

※バス1日券は2023年秋販売停止・2024年春廃止予定の方針と聞いています。

では、運賃のお支払いについて少し解説いたします。

現金支払い時の注意

困っている方を何度も見たことがあるので、まずはこれをお伝えいたします。

ご注意ください
  • お釣りはでません。現金で支払う際は、釣銭がないように準備が必要です。
  • お支払いに使用できるのは、硬貨のみです。紙幣は支払いに使用できません。
  • 紙幣を両替することはできますが、1,000円紙幣しか両替できません。

ちょっと詳しく書いて参ります。(吹き出しは筆者の想像です)

お客さん
お客さん

大人は230円。手元には300円。では、運賃箱へ・・・

運転手さん
運転手さん

お客さん、お釣りでないんですよ・・・ちょっと待ってくださいね(手動で返金操作)

お客さん
お客さん

すみません。

お釣りがでると思われて運賃をお支払いした方は、結構よく目にします。

運賃を現金で支払う際は、お釣りがでないように準備するか、車内で両替をお願いいたします。

お客さん
お客さん

大人が4人だから、920円。私がまとめて支払うから、1000円札を入れて・・・

お客さん
お客さん

大人4人分です。

運転手さん
運転手さん

!?お客さん、お札使えないんです。4人分ですね。両替をお願いいたします。

お客さん
お客さん

ああぁ。。。

紙幣で運賃を支払うために、紙幣を運賃箱に入れようとされた方もいらっしゃいます。

海外から観光で来た方が入れようとして運転手さんに静止させられたていました。

お客さん
お客さん

さて、バスから降りるし両替してもらおう。

お客さん
お客さん

すみません、10,000円しかないので両替をお願いします。

運転手さん
運転手さん

・・・紙幣の両替はできないんです。

お客さん
お客さん

えっ!?どうしたら・・・

運転手さん
運転手さん

他のお客さんに聞いてみますね。

運転手さん
運転手さん

お乗りのお客様の中で、1万円の両替ができるお客様はいらっしゃいますでしょうか。

運転手さん
運転手さん

いらしゃいましたら、ご協力をお願いいたします。

乗り合わせた筆者
乗り合わせた筆者

あら大変。あるかな1万円・・・あ、ないわ。

現場を目の前にして、一番いたたまれないのがこちらです。

1万円札しか持っていなかった方は、自身が遅延の原因になるやら、他の乗客の迷惑になっているやら、人によってはにらんでくるやらで、本当に申し訳なさそうにされています。

これを良く見たのは、まだ市バスが現金・回数券・プリペイドカードでしか支払いが出来なかった時期。

ICカードなど利用できるようになってからは、たまたまかもしれませんが目にする機会が減りました。

現金でお支払いの際は、いずれの場合も両替できる紙幣・硬貨を持っているかご確認されるのをおすすめいたします。

両替の方法

ここまでやんややんや言っておいて、両替の方法をお伝えしないのも酷いですね。

「先乗り後払い」を前提に説明しています。

  • 両替できる硬貨は500円・100円・50円硬貨のみ。紙幣については1,000円紙幣のみ両替可。
  • 運賃箱と両替できる機械は一体になっており、運転手さん左横に設置されています。
  • 両替をする際は、両替の硬貨・紙幣の投入口からお金を入れて下さい。支払い用の運賃投入口に入れないようご注意ください。

[現金でご乗車 (公式:京都市交通局)]
https://www2.city.kyoto.lg.jp/kotsu/webguide/ja/bus/howtoride_bus_1_0.html

ちなみに筆者が現金払いで両替が必要な時はこんな感じで動く事が多いです。

  • 席が選べるくらい空いていたら、赤信号で停車中に両替を済ませておく。
  • 席を立ったら再度座るのが難しそうな場合は、自分が下りるバス停の一つ前で席を立ち、車内前方へ移動。発車したら両替。
  • 混みすぎて全てが無理な場合。こうなったら降りる時に両替するしかありません。できる気遣いと言ったら、カードで支払いする方の降車を邪魔しないよう、最後に両替することくらいです。

乗る系統や時間帯、時期によっては身動きとる事が一切できない位の混雑が京都市バスでは発生します。

そんな中での両替はとても面倒なものですので、観光で一日バスを使うという日なら、迷わず1日乗車券のようなカードを購入することをおすすめいたします。

※バス1日券は2023年秋販売停止・2024年春廃止予定の方針と聞いています。

バス1日券と地下鉄・バス1日券について

まず大事なお知らせです。すでに簡単に記載はしましたが・・・

バス一日券は2023年秋に販売停止、2024年春に廃止予定となっています。

廃止の理由の一つとして市バス混雑緩和・地下鉄との相互利用促進が挙げられているようです。

バス1日券と地下鉄・バス1日券の価格はこちら。

  • バス1日券:700円 (小児350円)
  • 地下鉄・バス1日券:1,100円 (小児550円)

この2つの違いは字面の通りで、バス1日券はバスのみ使用できて、地下鉄・バス1日券は地下鉄とバスを利用できます。

バス1日券で利用できる交通機関
  • 京都市バス (均一運賃区間内のみ)
  • 京都バス (均一運賃区間内)
  • JRバス (均一運賃区間内)
地下鉄・バス1日券で利用できる交通機関
  • 京都市営地下鉄
  • 市バス全線
  • 京都バス(一部路線を除く)
  • 京阪バス(一部路線を除く)
  • JRバス(一部路線を除く)

バスによっては、均一区間と均一区間外(調整区間)を横断して走るバスがあります。

その場合は、降車停留所によっては追加料金が必要になるのでご注意ください。

バス1日券を購入できる場所
  • 市バス・地下鉄案内所
  • 定期券発売所
  • 市バス営業所
  • 市バス車内
  • 地下鉄駅窓口(大人用のみ)

市バス車内での販売は、売り切れもあるようですが、売り切れなったところを見た事はありません。

あと、この乗車券を購入したら優待料金で利用できる施設もありますので、カード裏面で確認したり、案内所で確認されるのも良いですね。

また、購入したけど使用しなかった場合は払い戻しもできますが、手数料200が必要ですので、買う前には購入する枚数などに注意してご購入ください。

購入は市バス車内でも可能ですが、払い戻しについては下記場所のみ対応しています。

  • 市バス・地下鉄案内所
  • 定期券発売所
  • 市バス営業所
地下鉄・バス1日券を購入できる場所
  • 市バス・地下鉄案内所
  • コンビニ
  • 観光案内所・旅行代理店
  • 定期券発売所
  • 市バス営業所
  • 地下鉄駅

地下鉄・バス1日券を購入できる場所の詳細は、京都市交通局のHPでも確認することができます。

[地下鉄・バス1日券 発売場所 (公式:京都市交通局)]
https://oneday-pass.kyoto/overview/sales/

[地下鉄・バス1日券 優待施設 (公式:京都市交通局)]
https://oneday-pass.kyoto/facility/

さて、肝心な使い方です。まずはバスから紹介します。

  1. 市バス車内や案内所で1日乗車券を購入。
  2. その日初めてバスに乗る。ここでは何もしなくて大丈夫です。
  3. 目的地のバス停に到着。
  4. 運転手さん左横に設置の運賃箱にカード挿入口があります。そこへ入れます。
  5. カードが出てきますので、それを取って降車。この時、乗車券裏面に日付が印字されます。
  6. 2回目以降バスを使用する際は、降車時にその日付を運転手さんに見せるだけでOK!
  7. 印字された日付の日は、何回もバスに乗る事ができます。(運賃区間に注意)

筆者JRバスを基本使わないので知らなかったのですが、もしその日初めて乗るバスがJRバスだった場合、手書きで日付を記入しなければならないようです。

2回目以降に市バスなどを使用する際は、運賃箱の読取機に通して使用するんだとさ。

油性ペンで書いてねって説明にありましたが、油性ペン持ち歩いている人っているんかいな。。。

均一区間外での使用
  • 均一区間外で使用する場合、前述した通り追加料金が必要になります。
  • また、乗車時に扉横に設置されているカード読取機に乗車券を入れ、降車時ににも運賃箱の読取機にカードを入れて下さい。

[京都市交通局 バス1日乗車券]
https://www2.city.kyoto.lg.jp/kotsu/webguide/ja/ticket/regular_1day_card_bus.html

では地下鉄でのカードの使い方を紹介します・・・と言いましても、自動改札機に通すだけです。

使い方については、こちらのHPでも紹介してくれていますので、ご参考になれば幸いです。

[地下鉄・バス1日券 使い方 (公式:京都市交通局)]
https://oneday-pass.kyoto/use/

使用できる交通系カード

使用できる交通系ICカードはこの通りです。

  • PiTaPa
  • ICOCA
  • Kitaca
  • PASMO
  • Suica
  • manaca
  • TOICA
  • はやかけん
  • nimoca
  • SUGOCA

バスの車内でチャージも可能ですが、運転手さんの機器操作が必要になるので、停車時のみ対応してもらえます。

安全運航のためにお断りされることもあるので、予め不足の生じない金額をチャージしておく方が良いですね。

(降車時にチャージできますが、後頭部に突き刺さる視線に耐える心を持っておく方が良いでしょう。。。)

使用方法は言うまででもないかと想いますが、運賃箱のカード読取機にピッとかざせばOKです。

読取の精度がどこまでなのか分からないのですが、もう一度かざせと機械音声の案内を結構聞きます。

きちんと支払えていたら運転手さんが「大丈夫ですよ」と言ってくれるので気にせず降車して問題ありません。

知っていたら助かる?こと

知っていたら助かるのか、余計なおせっかいなのか・・・

筆者自身が市バスを使用していて思ったこと、観光客の方が困っているのを見て思ったこと、より京都を楽しんで頂くための、ちょっとした参考になればと思います。

うっとおしいと思わずに、ご一読ください。

観光していて困る事ってなんでしょう?こんな事があり得るのかなと考えました。

  • 土地勘のない土地で道に迷う
  • 土地勘のない土地で目的地までの交通手段を間違える
  • 迷った結果、食事やイベントなどの予約時間に遅れる
  • 疲れていて早くホテルに帰りたいのに、どうやって帰れば良いか悩む
  • ・・・なんか地元の人っぽい人から睨まれた。楽しいはずの旅行なのに。。。

迷うのも旅の醍醐味かと思ったりもしますが、予約の時間に遅れるのはよろしくないですね。

また、楽しい旅行がなんかモヤッとした思い出に変わる出来事が京都であったとなれば、筆者申し訳なく思います。

知っていたら助かること?について、へぇ~と思って頂けたら幸いです。

循環系統の回る向きに注意

観光客の皆さんが市バスで大変なことになっている原因第1位のような気がします。

では循環系等のバスが何かと言いますと・・・図を見て頂いた方が早いと思います。

循環系等バス

こちら、循環系等のバス201号系統のざっくりとした路線図です。

循環というくらいですから、こんな感じで同じルートをくるくる回っているのです。

同じルート走るなら、乗ってたら着くでしょ。何が困るの?

そうです、乗っていたらいずれ着くのです。でも逆回りのバスに乗っていたら?

ひたすら一方向のみで路線が敷かれていたら何も問題はありません。

しかーし!この循環系等のバスは図にもある通り、時計回り(内周り)と反時計回り(外回り)が存在します。

何を言いたいのかと言いますと、5分で到着できるバス停だったとしても、乗る向きを間違えたら数十分、場合によっては1時間以上かかってしまう、ということです。

乗車するバスの番号はあっていても、内回り・外回りを間違えて「あれ?」となっている方を複数回見たことがあります。

そこで「乗る向き大丈夫ですか?」と伝えられたら良いのですが、なかなか筆者はそれができるタイプではありません。

  • 循環系等のバスに乗る際は、進行方向(時計回りと反時計回り)にご注意ください。
  • 乗車するバス停と目的地のバス停を確認して、どちら回りに乗るべきかご確認ください。

満員で乗れないとき

これは地元の住人や通勤で京都へいらっしゃる方にとっても、Oh…となる事態です。

誰でも嫌ですよね、満員電車やバス。

満員だったら、次のバスに乗れば良いのでしょうが、次来るであろうバスも満員の可能性が京都のバスでは起こり得ます。

筆者がお礼をもらえても乗りたくないバス区間の1つを挙げるなら「京都駅前祇園」を走る「206号系統」のバスが浮かんできます。

運転手さん
運転手さん

本日は京都市営バス206号系統をご利用いただきありがとうございます。

運転手さん
運転手さん

このバスは「三十三間堂」・「清水寺」・「祇園」へ参りま~す。

・・・混まないはずがない。余談ですが通勤・通学時間と重なった場合、祇園の先には京都大学があります。

京都駅のバス停を見たことがある方はお分かりかと思います。なぜなら206のバス停はひときわ目立つっているからです。

テーマパークでよく見かける待ち人の列がそこにはできています。

そして、始発の京都駅から満員で出発します。

ちなみに「206の京都駅前→祇園」も激混みですが、「逆回りの206の祇園→京都駅前」も同様にやばいです。

では、満員続きでバスに乗れない場合どうしたら良いかと言いますと、いくつか思いつきます。

  • 「歩く」(筆者はこれが一番かなと思います)
  • 「タクシー」
  • 「奇跡か運を信じる」

はぁ?とお思いでしょう。歩道も狭く自転車も多く歩きにくい所が多いくせに「歩け」と?真夏の38度の中「歩け」と?

勿論、何キロも歩いた方が良いとは言いません。

ただ206を例に挙げるなら、清水寺から祇園へ行きたいとするなら、十分歩ける距離です。

確かに土地勘のない場所で歩くのも・・・という気持も良く分かるのですが、近距離と思われる場所なら、歩いた方が断然早いです。

猛暑の中、乗れるかどうかわからないバスを待つよりは、歩を進めた方が良い。あくまで筆者の考えです。

タクシーの利用も目的地までの距離や気候によっては、ご検討ください。

京都の道は基本的に混んでいます。渋滞も多いです。なんか分からん催し物(例: 神輿が道を横切る等)で突然大渋滞が発生したりします。

料金もバスの1日乗車券とは比べ物にならないくらいの料金になりますが、お金を出して気持ちの余裕や体調を確保するのも楽しく旅行を進めるための選択の1つかと思います

最後に書いた「奇跡か運を信じる」ですが、混みあう系統のバスや混雑しやすい道路を走ってくるバスは大いに遅延します。

しかし、遅延が発生した一本後のバスが定刻通りで流れたり、同じ番号のバスが2,3台同時にバス停に滑り込んでくることもあります。

おっと206が3台来た・・・1台目は激混み。でも乗り込む人もなぜか結構いる。

2台目の混み具合をみて、だめなら3台目に乗ろう。

「歩く」か「お金を出す」か「我慢」のどれかなんて、なんとも不親切な回答ですが、体力やご予算と相談のうえ、観光をよりスムーズに楽しんで頂けたらと思います。

混雑する時間帯と路線

観光地を通るバス。始発とかは空いているのだろうか??

平日の昼間は、観光シーズンを除いたら「多分、激混みではないんだろうけど・・・でも、空いてるよ」とは言い切れないのか正直な感想です。

なんとなくですがイメージとしては「多分座れないだろうけど乗れるだろうし、遅延はするけど大遅延ではないだろうし・・・」。

頼りない文章でしたが、混雑する時間帯はわかります。

当たり前ですが「通勤・通学」の時間帯です。

京都に住んでいる人も、他府県から京都の職場に出勤される方も一様に動きます。

先に例に挙げた「206」のバスですが、京都駅を出発し、各種観光地の後に京都大学を通過します。

京大へ行くには206以外でも行けるので、206にどれだけ学生さん/職員さんが乗車されるかは不明ですが、でも混みあうでしょう。

混雑してたまらんから、別のバス路線が出来たという噂も聞きました。

  • 混雑する時間帯は「通勤・通学」の時間帯。
  • 混雑する路線は「205・206・203」のような観光地を多く通過するような路線。
  • 観光シーズンになると、観光地を通過するバスは恐らく一日中混んでいる。観光地を通過しないバスも人が増える。

座る位置のおススメ

あくまで筆者談です。勿論、お好きな座席におかけください。

では、筆者おすすめの座席位置を紹介いたします!

  • 車内後方に二人掛けシートが並んでいるバス
    →入って右手を見ると、2人掛けのシートが左右に並んでいます。
    →その2人掛けシートの1列目か2列目がおススメ。
  • 車内後方がほぼ一1掛けシートのバス
    →こちらも入って右手を見ると、1~2人掛けのシートが左右に並んでいます。
    →1列目か2列目に座るのがおススメ。

席が選べる状態でバスに乗車する事ができた場合でお話しましたが、少しなぜこう思ったのか説明いたします。

なぜ後方の1列目か2列目のシートをすすめるのか?

  • 混雑した場合、ある程度車内前方へ歩を進めやすい位置取りだから。
  • 荷物置きがある車両の場合、その荷物置きの位置に近い場所だから。
  • 混雑極まりない場合、乗車扉から一旦降りる事ができるから。
  • 大きい荷物を携行している場合、車内最後方から移動するのはご本人も周囲も大変だから。

これまで書いてきた通り、人が乗れないくらい混雑する時が多くあります。観光路線ならなおさらです。

乗り込んだとき空いていても、徐々に誰も乗車できないくらい混みあう事も珍しくありません。

人混みをかき分けるのは、大変です。また、どうやって前に言ったら良いか焦るかもしれません。

そんな時、動きやすい位置に座れていたら気持ち楽かと思います。

また、車内前方の座席は優先座席、車いすの方が乗車された場合、車いす用のスペースとなる座席でほぼ構成されています。

歩いて疲れている時、少しは座りたいと思うのが普通の気持ちですので、こんなお席をおススメしました。

車内に持ち込む手荷物について

どうしても大きい荷物と一緒に乗車する場合があるかと思います。

送迎バスがない時は、ホテルまでの移動がバスになることも多いと思います。

また、ホテルから京都駅や空港バスまでの移動のために、バスを使用する機会もあるでしょう。

しかし正直、京都のバスは観光客の皆さんにも住人にも、全てが快適とは言えません。

乗客全てが満足できるようなサービスの提供は大変難しい事だと承知していますが、大きい荷物を持って乗車される方と、そうではない方との間でどうしても摩擦が生じています。

京都市バスは車内に荷物を持ち込む場合、その荷物の大きさについて制限はありません。

  • 座る場合、スーツケースはできたら通路に置かない。置くならなるべく自身にくっつける。
  • つり革をつかんで立つ場合、スーツケースは自身の横ではなく前に置く。
  • 大きい荷物を置くスペースがある車両に乗った場合は、そのスペースに置く。

大きなお世話なのは分かっているのですが、何度かこれも目にしたことがあるのです。

  • スーツケースを自身の横に置いて立っている方(A)がいました。
  • そして、その横にスーツケース一つ分空けて、もう一人(B)立たれていました。
  • バス車内はどんどん混み始めます。
  • 後から乗り込んできた方(C)が、スペースあるのに何故つめないんだと言わんばかりに、Bさんをグイグイ押し始めます。
  • Bさんはスーツケースがあるからつめられないし、動けないしで困っている様子です。
  • スーツケースの持ち主のAさんは気づいていない様子。
  • 最終的には降車する乗客がいて周囲が見えるようになったのか、Cさんはそれ以上押すような行動はされませんでした。

確かにケースを自身の前に置いたからと言って、何が変わるのかと言われたら答えにくいのですが、配慮というやつでしょうか。。

京都市交通局のホームページにもスーツケースについてはご自身の横に、リュックサックは前にと掲載しているので、大きな荷物を持って乗車される際はご協力をお願いいたします。

住んでいる人でもリュックサックを前に抱えずに、お人形さんみたいに立っている方、結構いらっしゃいますが。。。

バスから降りる時の注意

我が道を行く自転車には特にお気を付けください。

京都の道は歩道・車道ともに狭いところがたくさんあり、バス停の前は乗降客・歩行者・自転車で特に混みあう事があります。

  • 自転車から降りて歩行者として、間を縫って通り過ぎる方は稀です。
  • 減速して、なるべくゆっくり間を縫いながら通り過ぎる方は、一定数いらっしゃいます。
  • 減速なし、周囲への配慮なし、むしろバスが邪魔で一気に通り抜けよう・追いこそうとスピードを上げる方、結構います。
  • バス停車中に左側をすりぬける方、少なくなりました。しかし、まだまだいます。

事故るんやったら単独で盛大にな!と心の中で何度マナーの悪い自転車にツッコんだか数えきれません。

どう考えても責められるべきはあなたでしょ?という運転している方なのに、お上品な言葉ではない言葉を良く通るお声で発言した後に、追いつけないようなスピードで退散される方、恥ずかしいのですがいます。

  • 降車する際は、突っ込んでくる自転車にお気を付けください。
  • 運転手さんによっては、後ろから自転車が来ています、とアナウンスしてくれます。
  • 一気に通り抜けようと、持てる力を出し切ったスピードで突っ込んでくる方もいます。

残念なことに、歩行者であっても、自転車に乗っている側であっても、自分がどれだけ気を付けて乗ったところで、危ないなと思う事や危ない目にあう事が多くあります。

筆者は通勤で自転車使った時期もありましたが、危ない目に合うまたマナーの悪さへのストレスが極まりなく、自転車には乗らなくなりました。

イベントによる迂回

一番大々的な迂回は祇園祭でしょうか。

祇園祭では多くの道が車の進入ができなくなります。特にバス路線が複数通っている四条通も例外ではありません。

そのため、迂回の影響を受ける四条通を通るバス路線といったら、かなりあります。

と言いつつ、祇園祭の時期に京都に来られる方は、祇園祭を目当てにされていることが多いと思いますので、バスの迂回が始まる頃にバスに乗られることはないかもしれませんね。

祇園祭以外でも迂回が発生することもあるかもしれませんが、運転手さんが都度ルートが変わる事を案内してくれるかと思います。

分からなかったら、停車中に運転手さんに聞いても大丈夫です。

余談で迂回ではないのですが、突然車の流れが悪くなることがあります。同じ場所で20分くらい停車することも。

事故もありえますが、神輿や大名行列みたいな列が前方で通っていて、その通過待ちになっていたります。

こんな場合は、運転手さんはあまりアナウンスしてくれないので、ひたすら動き出すのを待つしかありません。

京都市バス観光案内

京都観光に関する情報「宿」や「観光案内」「お土産」をこれからも発信していく予定です。

  • 京都のお宿
  • 市バス・地下鉄を使った京都の観光交通案内
  • 観光地から観光地までの行き方
  • 京都のお土産案内

京都観光を考えている方・京都観光最中の方へ、お助け情報を発信していけたらと、思っております。

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