おこしやす~おおきに~旅館勤め以外で言った事はない、京都市民のアセブロです。
ご時勢的には色々と解禁されました。どこぞの感染症は、どこへ行ったのか。あの騒ぎは、なんやったのか。
日本の方、海外からいらした方、京都でも観光できはったんかな~と、観光でお越しの方を以前と同じくらい目にしています。
皆さま、京都観光するときの足は何を使いますか?電車?タクシー?バス?色々あるかと思います。
筆者は、電車よりバスを使用する機会が多く、乗る機会が多いと、ふと思うことがあります。
このページでは、地元民目線から「京都市バス」について説明し、観光でいらっしゃっる方々へ「京都市バスってこんなんです」「こんなこと知っていたら楽かもしれません」を紹介します。
京都観光のTOPページは、こちらから。
歩かせるまち 京都
京都は、観光でいらした方・仕事で京都に来ている方・地元の方、すべての人を「歩かせるまち」です。
いきなりガティブなこと言いますが、四条通の歩道を広げ車線を減らした頃合いから、みんなでよく言っていました。
バスぴくりとも動かへんやん、歩いたほうが早いわ。
歩かせるまち 京都・・・って笑われへんわ。
以前から、京都のバスの交通事情に対して、住民からも物申したいことは多々ありました。たとえば、こんなことです。
- バス路線の複雑さ
- バスの車内混雑による乗車不可
- バス運転手の乱暴な運転と態度
- 交通渋滞によるバスの遅延
運転手さんの態度など、昔と比べたら改善傾向はある、と言えるポイントもあるにはあります。
京都の道やバスの現状と混雑する理由
以前より改善が見られるポイントがあったとしても、今の京都は、それだけでは済ませられない道やバス車内の混雑が恒常化しています。
こんなことが、日常的に京都のバスで起きています。
- 「特定」の路線の車内混雑。乗車できず、次のバスが来るのを待つ。それでも乗れないケースも。
- バス待つ乗客がバス停であふれ、歩道をふさぐ。歩道を歩けない人は、車道を歩く。
- 天候の悪い日は、普段バスを使わない人もプラスされ、遅延・満員が日常の出来事に。
申し上げにくい内容を含めると、理由はいくつかあります。
- オーバーツーリズム
- 四条通の車線削減
- 大型荷物の持ち込み
四条通の車線減線と京都を訪れてくれる方の増加により、一市民・一個人の感覚としては、うれしい悲鳴を通り過ぎ、輪をかけて京都の交通事情は酷くなったと感じます。
京都のバスが移動に役立つ理由
京都のバスは、うまく使えたら便利だとは思います。
- 京都では、電車よりバスの方が路線数も多く、張り巡らされています。
- 一見、複雑怪奇ですが、知っていたら行きたいところに行けます。
- 複数の路線があるため、同じ経路や行き先でも、空いてそうなバス路線を選べます。
- バス停の目の前が観光地、珍しくありません。
しかし、だいたい聞こえる声は文句です。もはや「京都のバスやからな」と住人が諦めた感覚があります。
また、市バスは乗れないから、移動の選択肢に挙げない人も見られます。
筆者も、遅れる・乗れないバスくらいあるわな、と思っています。
こんな有様で、バスには乗れない状態が続き、まさしく「歩かせるまち 京都」が完成しました。
混雑していても京都市バスを使う理由
こんなに文句を言っておいて、京都市バスの何を書くのかと苦笑いしますが、文句を並べたところで結局使う人は使います、市バス。
生活するうえで、老若男女市バスを生活の足として使います。
毎日タクシーは使えません。バス1本で行けるなら、バスで行きたいのが本音です。わざわざ電車使って、乗換はしたくありません。
文句を垂れながら、なんやったらバスの中でバスの文句を言いながら、バスを使います。
日常的に市バスを使っているからこそ、わかることがあります。
ふと目にして、耳にして「あぁ~」と思ったことは、たくさんあります。
たとえば、こんなことです。
オーバーツーリズムも四条の車線増加も、個人の力ではどうしようもありません。間違えている方がいても、筆者はなかなか言えない性格です。
ならば、せめて観光でいらした方が、少しでも間違い少なくスムーズにバスに乗り降りできるよう、情報をお伝えします。
京都市バスの乗り方と降り方
では、早速市バスの一般的な乗り降りの流れについて説明いたします。ステップは、全部で「9つ」です。
バスの乗り方なんて、どこも似たようなものですが、京都市バス利用時の参考になればと思います。
京都市バスを利用するときの流れ
- 乗車したいバスが停車するバス停で待ちます。
- 「同じ名前のバス停が複数ある」ケースも多いです。
- バス停の見つけ方は、後述しています。
- 事前に支払い方法を確認しましょう。(交通系ICカード・地下鉄/バス1日券・現金など)
- 特に「現金でお支払い」する場合は、両替が必要かどうか、乗車する前に確認してください。
- 降車がスムーズになるだけではなく、両替ができないくらい車内が混雑しているときの対策にもなります。
- お目当てのバスが来たら、乗車します。
- 京都市バスは、基本的に後ろの扉から乗車し、前の扉から降車します。
- 料金均一区間以外のバスに乗る時は、整理券を取る/ICカードをカード読取機にかざすか、入れて下さい。
- 大きい荷物がある場合は、荷物置きスペースに置きます。
- 荷物置きスペースがあるバスと、ないバスがあります。
- スペースがないとき、そして座れないとき、荷物はご自身の横ではなく前に置きましょう。乗車できる人数を少しだけ増やせます。
- しかし、京都は手ぶら観光を推奨しています!ご協力をお願いいたします。
- 座る席があったら座り、混んでいたら立ちます。
- 乗車する方の扉の近くには「黄色のライン」があります。
- ここに立つと運転手さんがドアを閉められないため、踏まないようご注意ください。
- 混雑していると嫌でも踏みますが、ライン外で片足立ちしてください。(推奨はしていません)
- ドアが閉まり発車した後は、黄色いラインを踏んでも大丈夫です。
- 両替が必要だと車内で気づいたときは、できるだけ目的のバス停に到着する前に両替します。
- バス停車中に前もって両替をお願いします、とアナウンスされる運転手さんもいます。
- 混雑していて動けないときは、あきらめてください。降車時に、両替してください。
- 目的地が近づいて来たら、降りる準備をします。
- 車内が空いていたら、特段気にする必要はありません。
- 混雑している場合は、力技で人をかき分ける覚悟と「降ります!」「後ろの扉から一旦降ります!」と大きい声を出す準備をします。
- 後ろの扉からは出ないようアナウンスする運転手さんもいます。無銭乗車を気にしているのかもしれません。
- 運賃を支払い降車します。
- 降車ボタンを押し忘れた場合、高確率で運転手さんから注意されます。
- 料金均一区間は「一律230円」です。お忘れ物にご注意ください。
- 歩道に降りるときは、突っ込んでくる自転車にご注意ください。
- バスから降りる方をめがけて、突っ込んでくる・バスの左側をすり抜けてくる自転車がいます。
- 引き続き、京都観光をお楽しみください。
二度書きますが、本当に、降車される際はご注意ください。
歩道や車道が非常に狭いポイントが、京都にはたくさんあります。人混みを縫うように、我が道を進む方が多くいます。
京都市バスを運営している、京都市交通局のバス乗車案内はこちら。
同じ名前のバス停という罠にはまる理由
京都市バスで気をつけることは、渋滞や混雑だけではありません。「同じ名前のバス停が複数ある」という、罠が潜んでいます。
おっ、バス来た!
うん・・・って、バス停通り過ぎたけど!?
あれ?あっちのバス停に止まった???
バス停の名前あってるけど・・・あれ?
筆者、このような光景を複数回見たことがあります。
乗りたいバスが停車するはずのバス停で、なぜこのような事態が起こるのか?もちろん、運転手さんが乗客を見逃しているわけではありません。
では、なぜ?満員だったから?次のバスに乗ってほしかったから?
答えはすべてNOです。満員で乗客を乗せるスペースがなくても、バス停に人がいる場合は、一度停車して「次のバスをご利用ください」とアナウンスします。
答えは「同じ名前のバス停が複数ある」からです。
百聞は一見に如かず。こちらをご覧ください。まだ見分けやすい方のバス停です。(矢印はバスの進行方向)
バス停2はさておき、同じ進行方向でバス停「1」と「3」が、三条通りを挟んで南北に設置されています。
バス停が分かれている理由は、バスの目的地により停車するバス停を分けているから。
だがしかし!!京都駅行は「1」と「3」、どちらのバス停にも停車します。
- バス停「1」:75と205が京都駅行
- バス停「2」:26が京都駅行
「バスの進行方向が同じ」にも関わらず「同じ名前のバス停が近距離に複数設置されている」ことが、バス停を間違える原因です。
名前が同じバス停の見分け方
名前が同じバス停が複数あるときの見分け方は、2つあります。
少し肉付けしましょう。
- バス停の表示を確認してください
- バス停には、そのバス停に停車するバスの番号が掲示されています。どのバスが止まるのか分かります。
- バス停に停車するバスの時刻表も、掲載されています。そこからも情報は得られます。
- 近接表示が表示されるバス停でも、停車するバスの系統を確認できます。
- バスの表示がなかった or 分からない
- 同じ名前のバス停が、近くにある可能性は否定できません。周囲を見渡して、確認してみてください。
- どうしてもわからなかったら、google mapで現在地を表示させ、できる限り拡大させてください。
- 拡大すると、バス停が表示されます。そちらをヒントにもう一度周囲を確認し、同じ名前のバス停が複数ないかご確認ください。
それでも心配な場合は、周囲の人に聞くのが1番です。
同じ名前のバス停が複数ある主要なバス停は、京都市交通局のHPでも確認できます。
余談ですが、筆者が西大路三条からバスで京都駅に行くのなら、205は絶対に乗りません。
205号系統は運航本数は多いものの、金閣寺を経由してくる路線で、基本的に激混み路線です。
西大路三条の次のバス停、西大路四条(阪急・嵐電西院駅)で降りる人もいますが、乗り込む人も多いです。
筆者が西大路三条から京都駅へバスで行くのなら「75」か「26」に乗車します。混んでいない・座れる・遅延しない、保証は一切ありませんが、205よりはマシでしょう。
京都市バスの運賃の支払い方や留意点
京都市バスの料金体系は大きく分けて2つです。
- 均一運賃区間
この区間を走るバス路線の運賃は、どれだけ乗ったとしても同じです。 - 調整区間
この区間を走るバス路線の運賃は、乗車する区間により変わります。
子供運賃と書いていますが、正確には「小児運賃」とホームページには記載されています。
- 小児:6歳以上12歳未満のお子さん。12歳でも小学生なら小児運賃で乗り降りできます。
- 幼児:1歳以上6歳未満のお子さん。
- 乳児:1歳未満のお子さん。どう転がっても無料です。
幼児についてですが、ちょっとややこしいです。
- 保護者が付き添っている場合、人数に関わらず無料。
- 6歳以上の付き添い1人につき、幼児2人が無料。
- 幼児だけで乗る場合は、小児運賃が必要。
観光目的で京都市バスを利用される際、幼児だけのグループがあるのかは疑問ですが念のため。そして・・・
子供の年齢を本当に運転手さんは確認するの?
何回か見たことがあります。
何十回も見たことがあるとは言えませんが、数回は目にしたことがあります。
(乗客降車時)お客さん、お待ちください!お子さん中学生ですか?
え?小学生ですけど。。。
失礼いたしました。ご乗車ありがとうございます。
運賃の支払い方法
バス運賃のお支払い方法は、複数選択できます。
- 現金
- 地下鉄・バス1日券
- 交通系ICカード
- 回数券
現金支払い時の注意ポイント
困っている方を何度も見たことがあるので、まずはこちらをお伝えします。
ちょっと詳しく書きます。(吹き出しは筆者の想像です)
大人は230円。手元には300円。では、運賃箱へ・・・
お客さん、お釣りでないんですよ・・・ちょっと待ってくださいね(手動で返金操作)
すみません。
お釣りがでると思われて運賃をお支払いした方は、よく目にします。
運賃を現金で支払う際は、お釣りがでないように準備するか、車内で両替をお願いいたします。
大人が4人だから、920円。私がまとめて支払うから、1000円札を入れて・・・
大人4人分です。
!?お客さん、お札使えないんです。4人分ですね。両替をお願いいたします。
ああぁ。。。
紙幣で運賃を支払うために、紙幣を運賃箱に入れようとされた方もいます。海外から観光で来た方が入れようとして、転手さんに止められていました
さて、バスから降りるし両替してもらおう。
すみません、10,000円しかないので両替をお願いします。
・・・紙幣の両替はできないんです。
えっ!?どうしたら・・・
他のお客さんに聞いてみますね。
お乗りのお客様の中で、1万円の両替ができるお客様はいらっしゃいますでしょうか。
いらしゃいましたら、ご協力をお願いいたします。
あら大変。あるかな1万円・・・あ、ないわ。
現場を目の前にして、1番いたたまれないのがこちら。
1万円札しか持っていなかった方は、自身が遅延の原因になるやら、他の乗客の迷惑になっているやら、人によってはにらんでくるやらで、本当に申し訳なさそうにされています。
これをよく見たのは、まだ市バスが現金・回数券・プリペイドカードでしか支払いができなかった時期。
ICカードなど利用できるようになってからは、目にする機会が減りました。
現金でお支払いの際は、いずれの場合も両替できる紙幣・硬貨を持っているか、乗車前にご確認ください。
両替の方法
バス車内での両替の方法は、この通りです。「先乗り後払い」を前提に説明しています。
- 両替できる硬貨は500円・100円・50円硬貨のみ。紙幣は、1,000円紙幣のみ。
- 運賃箱と両替できる機械は一体になっており、運転手さん左横に設置されています。
- 両替をする際は、両替の硬貨・紙幣の投入口からお金を入れて下さい。支払い用の運賃投入口に入れないようご注意ください。
京都市交通局も現金でのお支払について、説明しています。
もし筆者が現金払いで、両替が必要なときは、こんな感じで動きます。
- 席が選べるくらい空いていたら、赤信号・停車中に両替を済ませる。
- 席を立ったら再度座るのが難しそうな場合は、自分が下りるバス停の1つ前で席を立ち、車内前方へ移動。発車したら両替。
- 混みすぎて全てが無理な場合。こうなったら降りる時に両替するしかありません。カードで支払いする方の降車を邪魔しないよう、最後に両替はします。
乗車する系統や時間帯、観光シーズンにより、身動きをとることが一切できない混雑が、京都市バスでは発生します。
そんな中での両替は、とても面倒なです。観光で1日バスを使うという日なら、迷わず地下鉄・バス1日券か他の支払い方法をご検討ください。
地下鉄・バス1日券について
地下鉄とバスを1日に、何度でも利用できるカードが「地下鉄・バス1日券」、価格は、1,100円 (小児550円)です。
バスによっては、均一区間と均一区間外(調整区間)を横断して走るバスがあります。
その場合は、降車停留所によっては追加料金が必要になるのでご注意ください。
地下鉄・バス1日券を購入できる場所の詳細は、京都市交通局のHPでも確認することができます。
[地下鉄・バス1日券 発売場所 (公式:京都市交通局)]
https://oneday-pass.kyoto/overview/sales/
[地下鉄・バス1日券 優待施設 (公式:京都市交通局)]
https://oneday-pass.kyoto/facility/
さて、肝心な使い方です。まずはバスから紹介します。
- 市バス・地下鉄案内所などで、地下鉄・バス1日券を購入。
- 初回乗車と目的地のバス停に到着。
- 運転手さん左横の運賃箱にカード挿入口があります。そこへ入れます。
- カードが出てくるので、回収して降車。この時、券の裏面に日付が印字されます。
- 2回目以降バスを使用する際は、降車時にその日付を運転手さんに見せるだけでOK!
- 印字された日付の日は、何回もバスに乗れます。(運賃区間に注意)
筆者JRバスを基本使わないので知らなかったのですが、もしその日初めて乗るバスがJRバスだった場合、手書きで日付を記入しなければならないようです。
2回目以降に市バスなどを使用する際は、運賃箱の読取機に通して使用するらしい。
油性ペンで書いてねって説明にありましたが、油性ペン持ち歩いている人っているんかいな。。。
[京都市交通局 地下鉄・バス1日券]
https://www2.city.kyoto.lg.jp/kotsu/webguide/ja/bus/howtoride_bus_3_0.html
では地下鉄でのカードの使い方を紹介します・・・と言いましても、自動改札機に通すだけです。
使い方については、京都市交通局のHPでも紹介してくれていますので、ご参考になれば幸いです。
使用できる交通系ICカード
使用できる交通系ICカードはこの通りです。
- PiTaPa
- ICOCA
- Kitaca
- PASMO
- Suica
- manaca
- TOICA
- はやかけん
- nimoca
- SUGOCA
バスの車内でチャージも可能ですが、運転手さんの機器操作が必要になるため、停車時のみ対応してもらえます。
安全運航のためにお断りされることもあるので、予め不足の生じない金額をチャージしておく方がよいですね。
(降車時にチャージできますが、後頭部に突き刺さる視線に耐える心が必要かも)
使用方法は、運賃箱のカード読取機にピッとかざせばOKです。
読取の精度は分かりませんが、もう一度かざせと機械音声の案内を聞きます。
きちんと支払えていたら運転手さんが「大丈夫ですよ」と言ってくれるので、気にせず降車ください。
京都市バスで知っていたら助かる?こと
知っていたら助かるのか、余計なおせっかいなのか・・・
筆者が市バスに乗って思ったこと、観光客の方が困っているのを見て思ったこと、より京都を楽しんで頂くための、ちょっとした参考です。
うっとおしいと思わずに、ご一読ください。
観光していて困ることとは?こんな事があり得るのかなと考えました。
- 土地勘のない土地で、道に迷う
- 土地勘のない土地で、目的地までの交通手段を間違える
- 迷った結果、食事やイベントなどの予約時間に遅れる
- 疲れていて早くホテルに帰りたいのに、どうやって帰れば良いか悩む
- 地元の人っぽい人からにらまれた。楽しいはずの旅行なのに。。。
迷うのも旅の醍醐味かと思いますが、予約の時間に遅れるのはよろしくないですね。
にらまれて楽しい旅行がなんかモヤッとした思い出に変わる、なんて出来事があったら申し訳なく思います。
トラブルを回避するために、知っていたら助かること?について、へぇ~と思って頂けたら幸いです。
循環系統の回る向きに注意して乗車する
観光客の皆さんが、市バスで大変なことになっている原因「第1位」のような気がします。こんなことに、ご注意ください。
- 循環系のバスに乗る際は、進行方向(時計回りと反時計回り)にご注意ください。
- 乗車するバス停と目的地のバス停を確認して、どちら回りの方が早く着くか、乗車前にご確認ください。
では循環系等のバスが何かと言いますと・・・図を見て頂いた方が早いですね。
循環系等のバス201号系統のざっくりとした路線図です。循環バスなので、同じルートをくるくる回っています。
同じルート走るなら、乗ってたら着くでしょ。何が困るの?
そうです、乗っていたらいずれ着きます。でも逆回りのバスに乗っていたら?
ひたすら一方向のみで路線が敷かれていたら、何も問題はありません。
しかーし!この循環系等のバスは図にもある通り、時計回り(内周り)と反時計回り(外回り)があります。
5分で到着できるバス停も、乗る向きを間違えたら数十分、場合によっては1時間以上かかってしまいます。
乗車するバスの番号はあっていても、内回り・外回りを間違えて「あれ?」となっている方を複数回見たことがあります。
そこで「乗る向き大丈夫ですか?」と伝えられたらよいのですが、なかなか筆者はそれができるタイプではありません。
満員で乗れないときの方法
バスが満員で乗車できないときの選択肢はこちら。
- 「歩く」(筆者はこれが1番かなと思います)
- 「タクシー」
- 「奇跡か運を信じる」
誰でも嫌ですよね、満員電車やバス。
満員だったら、次のバスに乗ればよいのですが、次来るバスも満員の可能性が、京都のバスではあり得ます。
その結果、歩いた方が早く移動できて、目的地により効率的に近づけます。
筆者がお礼をもらっても「乗りたくないバス区間」をひとつを挙げるなら「京都駅前→祇園」を走る「206号系統」のバスが候補に挙がります。
本日は京都市営バス206号系統をご利用いただきありがとうございます。
このバスは「三十三間堂」・「清水寺」・「祇園」へ参りま~す。
・・・混まないはずがない。京都駅のバス停を見たことがある方は、お分かりかと思います。
なぜなら206のバス停はひときわ目立つっているからです。
テーマパークでよく見かける待ち人の列が、そこにはできています。
そして、始発の京都駅から満員で出発します。
ちなみに「206の京都駅前→祇園」も激混みですが、「逆回りの206の祇園→京都駅前」も同様にやばいです。
こんな状態なので、来たバスがだめなら、次のバスも期待しないで歩きましょう、と言ってしまうのです。
- 「歩く」(筆者はこれが1番かなと思います)
- 「タクシー」
- 「奇跡か運を信じる」
京都の歩道は狭くて、自転車も多くて、歩きにくいって言っているくせに、歩いてください?
真夏の38度の中、真冬の寒い中、歩いてください?
もちろん、何キロも歩いた方がよいとは言いません。
しかし、京都市バス206号系統を例に挙げ、出発地が清水寺、目的地が祇園の場合、バスに乗る必要はありません。歩ける距離です。
土地勘のない場所で歩くのも・・・という気持も分かりますが、歩いた方が断然早く到着できます。
猛暑の中、乗れるかどうか分からないバスを待つよりは、歩を進めた方がよい。あくまで個人の考え方ですが、そう思います。
そして、タクシーの利用も目的地までの距離や気候、体調に応じて、ご検討ください。
京都の道は基本的に混んでいます。渋滞も多いです。分からん催し物(例: 神輿が道を横切る等)で、突然大渋滞が発生します。
タクシー料金も高額になりますが、お金を出して、気持ちの余裕や体調を確保する方法も、楽しく旅行を進める選択肢です。
3つ目の「奇跡か運を信じる」ですが、混みあう系統のバスや混雑する道路を走るバスは、大いに遅延します。
しかし、遅延が発生した1本後のバスが定刻通りで流れたり、同じ番号のバスが2,3台、同時にバス停に滑り込んできたりします。
おっと206が3台来た・・・1台目は激混み。でも乗り込む人もなぜか結構いる。
2台目の混み具合をみて、だめなら3台目に乗ろう。
バスに乗れないなら「歩く」か「お金を出す」か「我慢」のどれか。
不親切な回答ですが、体力やご予算と相談のうえ、観光をよりスムーズに楽しんで頂けたらと思います。
混雑する時間帯とバスの系統を知る
バスが混雑する時間帯と路線はこちら。
- 混雑する時間帯は「通勤・通学」の時間帯。
- 混雑する系統は「205・206・203」をはじめ、観光地を多く通過するような観光路線。
- 観光シーズンは、観光地を経由するバスは1日中混んでいる。観光地を通過しないバスも、人が増える。
「通勤・通学」の時間帯は、誰でも混むのかなと予想できますね。
京都に住んでいる人も、他府県から京都の職場に出勤される方も、一様に一気に動きます。
「206号系統」のバスですが、京都駅を出発し名だたる観光地を経由した後、京都大学を通過します。
京大へは206以外でも行けるので、206にどれだけ学生や職員が乗車するか不明ですが、混みあうでしょう。
色々な声が聞こえますが、京都駅と京大をつなぐ「hoop」が今は運行しています。
混雑する系統のバスも、観光シーズンは特に混み合うことも、当たり前と言えば当たり前の現象です。
違うのは、混雑レベルが尋常じゃないくらいです。
- 混雑する時間帯:通勤・通学の時間帯。
- 混雑する路線:観光地を多く回るバス系統。
- 観光シーズン:混んでいる。観光地を通過しないバスも、人が増える。
バス車内で座る位置のおススメ
個人的な考えが含まれています。もちろん、お好きな座席におかけください。
筆者がおすすめする座席位置はこちら。
- 車内後方に二人掛けシートが並んでいるバス
- 入って右手を見ると、2人掛けのシートが通路を挟んで並んでいます。
- その2人掛けシートの「1列目」か「2列目」がおススメ。
- 車内後方がほぼ1人掛けシートのバス
- 入って右手を見ると、主に1人掛けのシートが通路を挟んで並んでいます。
- 「1列目」か「2列目」に座るのがおススメ。
席が選べる状態が前提ですが、なぜこう思うのか説明します。
- 混雑してきた場合、ある程度車内前方へ歩を進めやすい位置の席だから。
- 荷物置きがあるバスの場合、その荷物置きの位置に近い席だから。
- 混雑極まりなく降車時に前に進めない場合、乗車扉から脱出しやすい位置の席だから。
- 車内最後方に大きい荷物をもって座った場合、移動が本人も周囲も大変だから。
京都のバスは、人が乗れないくらい混雑するときが多くあります。観光路線なら、なおさらです。
バスへ乗り込んだときに空いていても、徐々に誰も乗車できないくらい混みあうケースも、珍しくはありません。
人混みをかき分けるのは、大変です。混雑した中、どうやって前に行ったらよいか焦るかもしれません。
そんなとき、ある程度動きやすい位置に座れていたら、気持ちが少し楽だと思います。
ちなみに、車内前方の座席は優先座席、車いすの方が乗車された場合、車いす用のスペースとなる座席で、ほぼほぼ構成されています。
少し座りたいと思うときは、筆者おススメの座席をぜひお使いください。
車内に大きい荷物を持ち込むときの注意点
大きい荷物と一緒に乗車しないといけない場合の注意点はこちら。
- 座る場合、スーツケースはなるべく「通路に出さない」。出さないといけないサイズなら、なるべく自分にくっつける。
- つり革をつかんで立つ場合、スーツケースは自分の横ではなく「前」に置く。
- 大きい荷物を置くスペースがあるバスに乗った場合は、そのスペースに置く。
ホテルの送迎バスがないときは、ホテルや京都駅、空港バスまでの移動がバスになることも多いでしょう。
観光でいらした方も、地元の人も満足できるバスならよいのですが、京都のバスは、すべてが快適とは言えません。
その結果、大きい荷物をもって乗車する方と、そうではない方との間で摩擦が生じます。
京都市バスは車内に荷物を持ち込む場合、その荷物の大きさについて、明確な制限を設けていません。
しかし、お願いベースで、このような情報を発信しています。
京都市交通局
- あまりに大きな荷物や大量の荷物は市バス運転士・地下鉄駅係員の判断により持ち込みを制限させていただく場合があります。
- 着席時、お一人でも多くのお客様が座れるよう、荷物は膝の上などに置き、詰めてお座りください。
- 旅行用のキャリーバッグはご自身のすぐ前に置き、動かないよう、しっかりと持ってください。
- リュックサック(バックパック)は背負わず、前で抱えるなどしてください。
リュックは、地元の人も協力できていない人が多いので、心苦しいのですが、筆者は前に抱えるので紹介します。
本当に配慮は大切です。筆者も、困った方を何度か目にしたことがあります。
- スーツケースを自分の横に置いて立っているAさんがいました。
- Aさんの横には、スーツケース1つ分空けて、Bさんが立っていました。
- バス車内は、どんどん混み始めます。
- 後から乗り込んできたCさんが、何故つめないんだと言わんばかりに、Bさんをグイグイ押し始めます。
- Bさんは、スーツケースが邪魔でつめられないし、動けないしで困っています。
- しかし、スーツケースの持ち主のAさんは気づいていません、スマホに御執心。
- 降車する乗客で視界が開け、Cさんは気づいたのか、それ以上押すような行動はしませんでした。
スーツケースを自分の前に置いたくらいで何が変わるのか?と言われたら沈黙しますが、配慮は忘れたくないですね。
バスから降りるときの注意点
我が道しか見る気のない自転車には、特にお気を付けください。
- 降車する際は、突っ込んでくる自転車にお気を付けください。
- 運転手さんによっては、後ろから自転車が来ています、とアナウンスしてくれます。
筆者とは分かり合えない思考の方なので、意図を汲み取る気も起きませんが、なぜか持てる力を出し切ったスピードで、突っ込んでくる自転車もいます。
京都の道は歩道・車道ともに狭いところがたくさん。バス停の前は、乗降客・歩行者・自転車で混みあうケースが散見されます。
- 自転車から降り、歩行者として歩いて通り過ぎる方は、稀です。
- 減速し、ゆっくり間を縫いながら通り過ぎる方は、一定数います。
- 減速なし、周囲への配慮なし、お前ら邪魔やねん精神で一気に通り抜けようとスピードを上げる方、結構います。
- バス停車中に左側をすりぬける方、少なくなりました。しかし、まだいます。
事故るんやったら単独で盛大にな!お前が邪魔やねん!と心の中で何度ツッコんだことか。
親に教えてもらったマナーが違うのか、お上品な言葉ではない言葉をバスから降車した方に発した後、一目散で退散される方、恥ずかしくも存在します。
- 降車する際は、突っ込んでくる自転車にお気を付けください。
- 運転手さんによっては、後ろから自転車が来ています、とアナウンスしてくれます。
- 一気に通り抜けようと、持てる力を出し切ったスピードで突っ込んでくる方もいます。
残念なことに、歩行者であっても、自転車に乗っている側であっても、自分がどれだけ気をつけたところで、危ないと思うことや危ない目にあう機会は多いです。
イベントによる迂回情報は事前確認する
1番大々的な迂回は、祇園祭でしょうか。
祇園祭では、四条通をはじめ、車両の進入ができなくなります。バスも例外ではありません。
四条通が経路のバスは多くあり、迂回の影響を受ける路線は、かなりあります。
祇園祭以外でも迂回や交通規制が発生するケースは、京都マラソンや駅伝が挙げられますが、優しい運転手さんなら案内してくでしょう。
迂回の理由が分からなかったら、停車中に運転手さんに聞いても大丈夫です。
筆者が経験したことで、迂回ではないのですが、突然車の流れが悪くなることがあります。同じ場所で20分くらい停車することも。
事故もありえます。しかし、経験したのは、神輿や大名行列の通過待ちでした。
突発的なケースで運転手さんが事情を把握していない場合は、アナウンスしてくれないので、ひたすら動き出すのを待つしかありません。
京都市バスを使った京都観光案内
京都観光に関する情報「宿」や「観光案内」「お土産」を発信しています。
- 京都のお宿
- 市バス・地下鉄を使った京都の観光交通案内
- 京都の観光地や京都のTips
- 京都のお土産案内
- 京都のパワースポットと占い処
京都観光を考えている方・京都観光最中の方へ、お助け情報を発信していけたらと、思っております。