【30歳】初恋未経験 – 本当に好きな人と出会っていないだけ?

【30歳】初恋未経験 - 本当に好きな人と出会っていないだけ? 悩みや疑問

皆さまの初恋」「いつ頃」でしたか?

幼稚園の先生?小学校で足の速かった男子?人1倍可愛かったクラスの女の子?

ご自身の初恋を思い返して、懐かしいな~と感じられる方も多いのではないでしょうか。

筆者
筆者

人間には、すべからく等しく訪れる初恋・・・なーんて、ないー!!世の中は不平等な事ばかりー!!

と、筆者と似たような悩みや境遇で、このブログへたどり着いてくださった方は、声高らかに叫びたくなりませんか?

筆者は幾度となく「世の中は不公平だー」「私が一体何をしたのかー」と心の中で叫んできました。

この質問が面倒だった
  • 「初恋って、どんな人だった~?」という何の変哲もない質問への回答に、今まで私は何人の架空の彼氏を作成したことか・・・
  • 答えないと「ノリ悪いわ~」だったり「隠すほどのもんでもないでしょ?」のツッコミの嵐
筆写
筆写

もちろん、筆者にはまだ初恋は訪れておりません・・・
また、これからも訪れることはないと認識しています。

30歳になっても、初恋がまだ訪れていません

訪れてくれない初恋、アタイもう30代よ?

前述した通り、筆者にはまだ初恋が訪れてません。初恋30代にして未経験です。

なぜなら、恋というものを経験したことがないからです。

経験したことがないから未経験になるのですが、つらいことに、世の中の大多数の方が言うまでもなく、初恋は経験されているのです。

筆者
筆者

なんで恋したことないんだろう?と、年を重ねれば重ねるほど、どんどん疑問は大きくなります。

いい年になってくると、友人・知人・親戚も結婚し、それぞれお子さんも誕生します。

これは初恋叶ったか、初恋を経て別の恋を経験してたどり着いた結果だと思っています。

職場でも未婚がいない訳ではありませんが、結婚している人の方が圧倒的。

やはり、ほどんとの皆さんが初恋を経験しているようです。

恋したことないの?まだ出会えていないだけだよ

初恋や、現在の恋愛関係について「どうなの?」と聞かれるとき。

10代や20歳そこそこならまだ良いのですが、いい年になると、これを言うのが厳しくなります。

若き筆者
若き筆者

人をまだ好きになったことがないんです、初恋がまだなんです。

筆者は、恋愛系のトークになった時や、友人の集まりで言えそうな雰囲気だったら、軽めに言うこともありました。

筆者
筆者

現在3○歳。もう聞かれることもなくなりました。

「初恋はまだ」に対して、どんな反応が返ってくるか大体わかりますが、

「初恋がなぜか訪れない理由」を聞けるのではないかと、つい言ってしまうことも、いい年になっても数回はありました。

これは自認前の話。悩みに悩み、とにかく自分の知らない情報が得られるのではないかと期待した時期のお話です。

筆者
筆者

そして、大体返ってくる反応は、こんな反応です。

出会えていない系回答

  • 「まだ本当に好きな人に会えてないだけだよ」
  • 「まだ好きって、わからないだけだよ」
  • 「運命の人が待っているよ」
  • 「いつか出会えるよ」等々

何言ってんだこの人系回答

  • 「何、冗談言ってんの?」
  • 「はぁ?嘘でしょ?」
  • 「笑い取ろうとしてる?」等々

筆者の心の中では、至極真面目に悩んでいるのですが、基本的に真面目に取り合ってもらえたことはありません。

しかし、これが「恋愛感情を抱くことに困難を抱かない・疑問を覚えない方」の「普通の反応」かと思います。

恋愛する方には想像できない「恋愛感情がない」世界

当事者は真面目にだったり、藁をもつかむ思いで話したのに、なぜこんな反応が返ってきてしまうかというと・・・

  • 恋愛感情を抱ける方は、まさか目の前にいる人が、まさか恋愛感情を抱けない/抱かないとは、想像に難しいから
  • そもそも恋愛感情がないこと自体、逆に「摩訶不思議」で「意味不明」で「あり得ない」ことだから

少し飛躍した例かもしれませんが「恋愛=呼吸」くらい、世の中の大多数の方には当たり前なことであるならば、

恋愛は、考えるまでもなく「誰しもできること」「経験すること」で、

それが「できない・したことない」と言う人がいたら、「はぁ?」「ご冗談を」となるのは、仕方ないのでしょう。

筆者
筆者

何言っているのこの人?と思われても仕方ないくらい「大多数の方が想像の及ばない世界」なのでしょう。

人間のほとんどが、何の支障も疑いもなく、恋愛感情を抱ける方で構成されているようです。

まだ1人も好きになった人ができないと相談を受けた時・・・

友人
友人

恋愛感情を抱かないセクシャリティーみたいなの、聞いたことあるよ。

友人
友人

色々可能性があるとは思うけど、あなたはアロマンティックかもしれないから、少しネットで調べてみたら?

なんて、誰も最初に考えて話したりしませんよね。知っている人は知っているのでしょうが、少ないでしょう。

前の話ですが、少なくとも筆者が頭を抱えていた時代は、誰も考えなかったと思います。

そもそも、世の中に「アセクシャル」「アロマンティック」の情報なんて、出回る前です。

配慮が足りないなんて、筆者は言うことは出来ません。

筆者
筆者

筆者が恋愛感情について思うことを、別記事でも触れています。よろしければご覧ください。

好きな人ができないのは、本当にまだ出会っていないから?

まだ本当に好きな人に出会えていないだけ?

「まだ出会えていないだけだよ」、これを言われると「うーん、そうですな。そうかもしれませんな。」と筆者は思っていましたし、言っていました。

筆者
筆者

でも、驚くくらい・恐ろしいくらい、納得できない!

せっかく「初恋まだ」「好きなったことがない」という筆者の発言に対して言葉を返してくれたのに、

「出会ってないだけ?いや、違うと思う。」なんて失礼ですが、本当に全く腑に落ちることはありませんでした。

いつになったら、どうやったら、何をしたら、人を好きになれるのか/初恋がやってくるのかと、いつも疑問やストレスを感じて回答を探しているのに、

「まだ出会えていないだけ」というアドバイスがどうしても納得できない

  • でも疑問が解消できないままではつらいので、いつになってもアドバイスは欲しい。
  • まだ自分の知らないことがあるのではと思っているので、そう思いたい。

そんな気持ちが先立ち、いい年になっても、友人に人を好きになったことがないと、相談することが複数回ありました。

本当に出会えていないだけと本当に思いますか?

人を好きになったことがない、初恋がまだで悩んでいるという筆者のお悩み質問への回答としては・・・

回答率№1のお答え
  • 「まだ出会えていないだけだよ」系回答が№1
  • 言い回しを変えた回答として「まだ本当に好きな人(=運命の人)に会えてないだけ」・「まだ好きってわからないんだよ」など

当たり前ですが「まだ出会っていないだけだよ」「本当に好きなったことがないだけだよ」と言ったらダメなわけではありません。

恋愛感情を抱ける方かたしてみれば、これ以外言いようがないのも、今の筆者はわかります。

筆者
筆者

質問者が恋愛感情を抱けない・抱かない前提なんて、まず考えないでしょう。自分の世界にはないことだから。

今となっては、過去のものとなり思い出になりましたが、悩みもはっきりと大きいものになっていた時期、

具体的に言うと、30歳に近づくにつれて、この種類の回答は本当に聞き飽きていました。

(相談して、せっかく答えてくれたのに申し訳ないことです)

「まだ出会えていないだけだよ」以外の反応がどうしても欲しい・気になる筆者は、追加で質問するようになっていました。

本当にまだ出会えていないだけだと、あなたは本当に思うのかと、とても気になりました。

筆者
筆者

30年近くも生きてきて、これまで訪れなかった初恋がこれから訪れるのか。

筆者
筆者

みんな当たり前に経験済のことが、30も過ぎようとしている私に本当にやってくるのか。

筆者
筆者

友よ、あたなは本当にそう思って、その発言をしているのか?

「、、、うーん」となってしまう友人たち。

いくら別の答えを聞いてみたいから・焦っているからと言って、自分の欲しい回答ではなかったからと言って、相手を困らせてはいけませんでした。

自分も同じこと言われたら、あんたも「、、、うーん」となるでしょうよと。

何を友人に求めているのか、困らせるだけで終わることが120%。何も得られるものはありませんでした。

恋愛感情があって当たり前の世の中

恋愛感情を抱ける事が前提で進む話
  • どうしたら人を好きになれるのか、恋愛感情を持てるのか、七転八倒・試行錯誤しますが、サッパリわかりません。
  • 人に聞いてもだめ、自問自答をしてもだめ、何をしても人を好きにならない・なれない。
  • なぜこんな状態なのか、原因・理由がわからない。

LGBT関係で何か自分の疑問を解決できる糸口を見つけられたらと、検索してみたこともありました。

しかし、まだその当時はLGBTという言葉の認知も低く、やっとバイセクシャル、トランスジェンダーという言葉が広がってきたくらいの時代。

おまけに少数派と言っても、恋愛感情を抱けることが前提であり、恋愛感情を抱かない/抱けないなんて話題にも挙げられません。

人を好きにならないなんて、そんな人は本当に存在するのかといった具合。

そもそも、そんな人はいるはずないので、話題にもあがらない、だったと感じます。

(トランスジェンダーでアロマンティックの方など、今なら色々いると想像できます)

前提条件から私には違いすぎる

少数派に属している方であっても、恋愛感情を抱けることが前提。どうしても筆者には当てはまらないことばかり。

筆者は少数派にも含められないのか、と当時の筆者はまさしく八方ふさがりでした。

アロマンティック:筆者は恐らく「一生」初恋未経験

まだ出会えていないではなく、永遠に出会えない

これまで書いた通り、雪だるま式に大きくなる「初恋未体験」という疑問を年を重ねながら、抱えていました。

友人の助言も全く心に響くことなく、逆にその助言が「自分がやはりおかしいのだ」「自身の頭部に何か問題があるのではないか」とモヤモヤをより大きなものにさせてもいました。

しかし、そんな折に出会った「アセクシャル」という言葉。

どうやら、世の中には「他者に対して恋愛感情を抱かず、また性的に惹かれない人」がいるらしい!

筆者
筆者

アセクシャル、という言葉を発見。見れば見るほど、私やーん!と思うことばかり。

知った経緯を何度も文章にするのは少しくどいので、経緯はこちらをご覧ください。

アセクシャル=アロマンティック・アセクシャルのような書き方をしていますが、正しい情報はこのの通りです。

なぜ筆者が「恋愛感情を抱かない人=アセクシャル」と最初認識した理由は、上記の記事に書いています。

  • アセクシャル:他者に対して、性的に惹かれない性的指向。その指向を持った人。
  • アロマンティック:他者に対して、恋愛感情を抱かない恋愛的指向。その指向を持った人。

やっと自身を理解できました筆者は誰かに対して恋愛感情を抱くことが「できる人ではない」のです。

アドバイスにモヤモヤしていた理由

アセクシャル (結果的には、アロマンティック・アセクシャル)という言葉と出会えたことで、

長年の「まだ出会えていないだけだよ、とは思えない気持ち」の理由を見つけることが、やっとできました

筆者
筆者

アロマンティック・アセクシャルという指向と出会えたことは、筆者の人生を晴れやかにしてくれました。

筆者のモヤモヤ
  • 「まだ出会えていないだけだよ」
    →「私はそうは思わないし、思えない。でも理由は分からない」
  • 「まだ本当に好きな人(=運命の人)に会えてないだけ」
    →「私はそうは思わないし、思えない。でも理由は分からない
  • 「まだ好きってわからないんだよ」
    →「私はそうは思わないし、思えない。でも理由は分からない

こんなことを書くのは、寂しいような気もしますが、これが見つけ出せた答えです。

筆者は「好きな人・運命の人とまだ出会えていない」わけではありませんでした。

筆者
筆者

本当に好きな人や運命の人と「出会えていない」のではなく「探したところで出会えない」。

  • なぜなら、恋愛感情を抱かない指向「アロマンティック」の持ち主だったから。
  • まず、恋愛感情ありきで好きな人はいない・できない。だから出会えない。
筆者
筆者

本当に好きになったことがないから、好きがわからないんだよ。これはその通り(笑)

  • 筆者は引き続き、恋愛感情が分からずに生きていきます。

なんとも侘しい表現が連なっていますが、長年抱えた疑問の回答としては、非常に納得できています。

そもそも会えない相手/最初から存在しなかった相手を探すのは、疲れてしまいますね。

まとめ

30歳を過ぎても「初恋未経験」の理由は、もう簡単に言うことができます。

筆者
筆者

筆者が「他者に対して恋愛感情を抱かない、アロマンティック」だったから、です。

  • 出会うも出会わないも、筆者がアロマンティックであり続ける限り、アロマンティックという立場に満足している限り、出会わないのでしょう。
  • 仮に、運命の人とやらと出会ったとしても、アロマンティックであることに満足している筆者は、恐らく気付かずスルーしてしまうのだと思います。
筆者
筆者

自身についてはこのように思っていますが、全てのアロマンティックにとって「好きな人が今後できてはいけない、なんてあり得ない」ことは言わずもがなです。

  • 筆者のように、自身がアロマンティックであることに満足していて、その状態で将来も何ら差し支えないと思っている、アロマンティック
  • アロマンティックと自認しているが、自身がアロマンティックであることを受け入れ難い、アロマンティック
  • アロマンティックと自認しているが、恋愛したいと思っている、アロマンティック
  • 過去に恋愛感情を抱いたことがあるが、現在はアロマンティックとして生きている、アロマンティック

同じアロマンティックであっても、アロマンティック自認に至るまでは人数分の経緯があり、人数分の葛藤があります。

アロマンティックだからと言って、その状態を受け入れているか・脱却したいと思っているか、本当に人それぞれです、全て同じ心境でいることはありません。

筆者はアロマンティックに人生を救ってもらいましたが、逆にアロマンティックなんて知りたくなかった、と思う方もいたと伺います。

しかし、いずれの立場においても、現在アロマンティックを自認しているからと言って、今後も続けて恋愛感情を抱いてはいけない理由にはなりません。

アロマンティックであることは、現在の自身の状況を示す言葉に過ぎません。

タイトルとURLをコピーしました