筆者の経験をベースに、アロマンティックだからこそ「感じる」「気づく」「辛く思う」ことについて書いた記事をまとめています。
アロマンティックである筆者の世界には恒常的に「恋愛感情が存在しません」。また、恋愛感情が生まれることもありません。
しかし、世の中の多くの方の世界には恋愛感情が存在してます。恋愛感情が生れます。
真逆の世界に生きている者同士、お互いの世界を理解することは大変困難なことだと思います。
友人・知人等の発言を聞いてきたことで、恋愛感情について察することができても、筆者が恋愛感情の全てを察すことができているとは思えません。
自身が体験した感情として、理解することができないからです。
基本的に誰かを「恋愛的に」好きになって子孫を繋いでいくものでしょうから、この世は「恋愛感情なし」なんて「考えられない」世の中なのでしょう。
そんな中で、アロマンティックも生きており、自身の指向と世の中大多数の指向との摩擦を覚える事も多くあります。
アロマンティックかも、と今悩んでいる方へ

誰かを好きになった事がない、恋愛感情を抱いた事がない、恋愛感情が分からない・・・
このような悩みを抱えて、アセクシャルブログをご覧いただいている方もいらっしゃるかと思います。
「アロマンティックかも、と今悩んでいる方へ」で取り上げる内容は、こんな方々へアロマンティックの情報をお届けしたいと思っています。
- アロマンティックかはまだ分からないけど、アロマンティックの情報が欲しい。
- アロマンティックかはまだ分からないけど、アロマンティックの人が悩むような悩みを抱えている。
恋愛感情を抱かない人がこの世にはいる
自身がまさに悩んでいる最中だとしても、もしかしたら「恋愛しない人って本当にいるの!?」と、人によっては驚かれるかと思います。

信じられない方もいらっしゃるかもしれませんが、いるのです。
- 「他者に対して恋愛感情を抱かない、という恋愛的指向」を「アロマンティック(Aromantic)」と言います。筆者はアロマンティックです。
- アロマンティックである筆者が婚活中に出会った「自分の彼氏になるかもしれない男性」へ抱けた感情は「良い人」。それ以上の感情は生まれませんでした。
- アロマンティックである筆者が「恋愛的に好きになれるかも?と希望を抱いてお付き合いした男性」へ抱けた感情は「良い人」。
- 付き合っているにも関わらず、それ以上の感情が生まれてくることはありませんでした。
- 婚活・友人からの紹介、男性と出会ったり、お付き合いする機会を経て筆者はアロマンティック・アセクシャルだと自認しました。
理解してもらえない時もある
思い切って親友やご家族に「恋愛感情がない」「誰も好きになったことがない」等、言葉を変えて相談する方もいらっしゃると思います。


恋愛感情を抱かないことが通常運転である人、恋愛感情を抱くことが通常運転である人、お互い理解が難しい時があると察します。
- まだ出会っていないだけ、本当に好きになったことがないだけ・・・筆者にとっては二度と聞きたくない言葉№1 (人によります)
- 時には、恋愛感情を抱かないことを「ありえない」と言われます。
- 自分の当たり前は他者の当たり前では「ない」と「わかっている人」でも「ありえない」と言ってしまうこともあります。
アロマンティック?リスロマンティック?
筆者は「恋愛感情を自身に向けられるのが苦手」なアロマンティックです。
しかし、アロマンティック全てが恋愛感情を向けられることが苦手、というわけではありません。


もし、あなた自身が「他者に対して恋愛感情を抱くが、他者から恋愛感情を向けられることは嫌・辛い」と感じたらリスロマンティックを調べるのも良いかもしれません。
- 同じ「質」の気持ちを返せないことへの「負い目」、「筆者には分からない感情」を向けられた事実からの「逃避」が筆者が苦手だと感じる原因だと思っています。
- 同じ気持ちを返せないのに、自分を好いてくれる方の時間と気持ちを踏みにじっているように感じます。
- 恋愛感情を向けてくれた方へ自身がアロマンティックであるとカミングアウトしたとして・・・
- 相手からの恋愛感情を受け入れたら「私もあなたと同じ気持ちを抱いている」と相手に誤認させる可能性があるから、恋愛感情を向けられることは苦手であるし、向けてほしくない。
現在アロマンティックを自認されている方へ
SNSを時々除くと、アロマンティックに関する記述を目にします。


こんなにSNS上にはアロマンティックを自認されている方がいるとは知りませんでした。
自身が悩んでいた絶頂期に、もう少しSNSが発達していたら、情報交換・発信・共有が容易にできるようになっていたら、、、
と、今さら言っても仕方ありませんが、思った以上にSNSでアロマンティックが見つけやすい存在で驚きました。


悩んでいた最中は自分だけがおかしいと思っていたので、世の中の繋がりはすごいです。
「現在アロマンティックを自認されている方へ」では、現在アロマンティックを自認されている方に、こんな情報をお届けできたらと思っております。
- 現在アロマンティックを自認していて、他のアロマンティックの情報が欲しい。
- 現在アロマンティックを自認していて、他のアロマンティックが抱えている・悩んできた疑問や悩みを知りたい。
やっぱり理解は得にくいですよね
どんなに一生懸命伝えたとしても、理解してもらえないことはたくさんあります。アロマンティックに限ったことではありません。


少しでも分かろうとしてくれる方を大事にする方が大切ですね。
筆者も恋愛感情を抱く方の気持ちは正確に分かりませんので、お互い様なところもあります。


だから何もしない、というのも個人的にはどうなのかしら?と思ったので、アロマンティックの悩みや疑問を発信しています。
- 今でもやっぱり「出会っていないだけ」「本当に好きになったことがないだけ」なんて言われるそうです。
- LGBTQなんて世の中では言われ始めていますが、今でも容易に「ありえない」と言われがちです。
- 極めて良識のある方も容易に存在を否定しがちです。
完全に割り切って生きるって大変ですね
理解できないものは理解できないと割り切っていても、時々悲しいと感じたり、怒りを覚えたりします。


筆者は基本気にしない・諦める方に偏りがちですが、時には文句の一つや二つ言いたくなる時はあります。割り切れていない部分があるのでしょう。
あくまで筆者個人の感覚で、他の当事者の方からすれば「なぜそう思うの?」な事もあるかと思います。
- ラベリングの必要性。筆者は救われた側なので「名前が付けられていて安心した側」です。
- 一方、知りたくなかった・知ったことで逆に辛くなったと感じる方がいるのも事実。
- 不正確な情報の流布。当事者以外がアロマンティックを取り上げてくれるのは有り難いのですが、時々「???」という記事も見かけます。
将来の不安と諦めはありますか


恐らく、最期までアロマンティックなんだろうと思っている、筆者個人の考えです。
セクシャリティーは移ろうもので、今日までアロマンティックだと思っていたけど、明日好きな人ができても全く問題ありません。
アロマンティックだから孤独であり続けなければならいと思ったり、一生一人であることを決意をする必要はありません。


ただ筆者は、もう悩むのが嫌でもあったし、アロマンティックに満足している、かつ年齢も加味した結果、覚悟や決意をしています。その方が人生楽に感じると思ったからです。
- 結婚・出産・育児、人生の通常ルートに乗れない・乗らないことを強いられた・決めた筆者は、1人で人生を楽しみ切ります。
- こんな風に言っていますが、次の瞬間「結婚できる相手」が魔法で目の前に現れたとしても、しっぽ巻いて逃げ出します(笑)正直どうしたら良いかわかりません。
- カミングアウトも一生しません。一生売れ残りを演じます。
- その方が筆者と家族の人生は良くも悪くも変わりません。変える必要性の方が少ない環境です。
恋愛感情を抱く方・抱ける方へ


まず何より、アロマンティックについて扱っているページをご覧いただき、ありがとうございます。
恋愛感情を抱いたことがないと悩んだご経験のない方が、このブログにたどり着いたということは・・・
- 単純にご興味をもっていただけた
- お知り合い・ご友人・大切な方・ご家族の方がアロマンティックの可能性があり、アロマンティックの情報収集を行っていらっしゃる
2つ目の可能性の方がより高いかもしれません。よろしければ是非ご参考に!なんて思いますが・・・
筆者は全てのアロマンティックの代弁者ではありません。
あくまで「こんな風に考えたり感じるアロマンティックもいるんだ」という位の気持ちでご覧いただけたらと思います。
アロマンティックとは?
色々ご覧いただく前に「アロマンティックって結局どういうこと?」を解決いただけたらと思います。


聞きなれない単語もあるかもしれませんが、アロマンティックについて説明しています。
「アセクシャル」という単語1つで「アロマンティック・アセクシャル」を指すことがありますが、正確に言うのならこの通りです。
- 他者に対して恋愛感情を抱かない恋愛的指向 = アロマンティック
- 他者に対して性的な関心を頂かない性的指向 = アセクシャル
まだ出会っていないだけ、と思うなら・・・


下記、アロマンティック(アロマンティック・アセクシャル)が言われたくない事(筆者談)です。
- まだ運命の人に出会っていないだけだよ
- 本当に好きになった人がまだ出来ていないだけだよ
- 恋愛がまだ分からないだけだよ
嫌だと感じないアロマンティックもいますが、筆者については今生もう聞きたくありません。
あり得ない!と思うなら・・・


人間、恋愛感情を抱く方が大多数です。
恋愛感情が異性に向かうか、同性に向かうか、両性に向かうか、誰にでも向かうか・・・
恋愛感情が向かう先はそれぞれですが、世の中では恋愛感情があることは、自然であり・普通であり・当たり前であります。
恋愛感情がある!?なぜだろう・・・という悩みは、あまり聞かないと思います。
こんな世の中の状態で「恋愛感情を抱かない」「(恋愛的に)誰かを好きにならない」アロマンティックの現実味が薄れたり、理解し難いという気持ちは、
これもまた当たり前であり、当事者としては仕方ないことだと思っています。


でも、アロマンティックも間違いなくこの世に存在していると、言いたくなる時もあります。
アロマンティックを好きになること


どれくらいの可能性や頻度があるのはわかりませんが、アロマンティックを(恋愛的に)好きになる方もいると思います。
このブログはアロマンティックの統計をとった訳ではなく、筆者の経験や仕入れた知識がベースではあります。
しかし筆者は「アロマンティック」と自認していますので、いちアロマンティックの考え方・感じ方をお伝えできたらと思います。
なんでそうなったの?と思うなら・・・


アロマンティックになった原因とかあるの?と思われる方もいらっしゃると思います。
- 理由・原因があって、アロマンティックだと自認したアロマンティックもいるとは思います。
- 自身の現状の気持ちと向き合って、アロマンティックであると言う方が心が楽であると、止まり木にしている方もいると思います。
- 先天的にアロマンティックだったと思う人もいます。筆者です。
間違いなく人それぞれですが、筆者としては、(あまり信じてもいませんが)どうして神様・仏様は、筆者にアロマンティックという指向を振り分けて、この世に生を与えたのだろう?
筆者にアロマンティックを割り当てた原因を知られたら面白いと思います。
将来のことは考えているの?


こちらの記事たちは、筆者の考え120%です。
こんな風に考えるアロマンティックがあまりいない可能性もありますので、本当にご参考まででお願いいたします。
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