こちらでは「八坂神社」から「仁和寺」への行き方を説明しています。
京都市内での移動手段は、京都市バスをはじめに、地下鉄やJRなど多くあります。
ただ、京都市内のバス網は、複雑怪奇を絵に描いたような複雑さ。
観光でお越しの方を迷わせたいのかと錯覚するような、バス路線が張り巡らされています。
でも、この記事を見たら大丈夫。皆さんを「八坂神社」から「仁和寺」まで無事にお届けします。
「八坂神社」から「仁和寺」までは、このような交通手段が使えます。
- 京都市バス(59か10号系統のどちらか)
- スカイホップバス
各観光地から、仁和寺への行き方をまとめているページはこちら。
【京都市バス】 八坂神社から仁和寺への行き方 (おススメ)
八坂神社から仁和寺までは「京都市バス」をおススメします。
- 複雑・混雑が伴いますが「京都市内観光の1番の足」は、京都市バス
- 手荷物が多い・混雑を避けたい場合は、ぜひ「地下鉄」を!京都を満喫する時間が増えます!
- しかし、地下鉄は八坂神社から仁和寺へ行く手段としては、不便です
地下鉄を観光の際もご活用いただきたいのですが、京都の地下鉄は、観光に便利とは言えません。
路線上にない有名観光スポットの方が、圧倒的に多いです。
「八坂神社から仁和寺」については、この地下鉄網から外れてしまいます。
冒頭記載した通り「市バス」がおススメです。
八坂神社と仁和寺の位置関係図
八坂神社と仁和寺のおおよその位置関係は、この通りです。
徒歩のみで行くなら、2時間(8.2㎞)ほどの距離感です。
京都市バス「59」号系統で仁和寺へ行く
バス停 祇園ではなく「バス停 四条京阪前」から、直通バスがでています。
- 最寄りバス停バス停 四条京阪前へ移動
- 乗車するバス京都市バス59系統
- [平日 8時~16時]
1時間当たりの運行本数:最大「4」/ 最小「3」 - [土曜・休日 8時~16時]
1時間当たりの運行本数:最大「4」/ 最小「3」
- [平日 8時~16時]
- 市バス乗車京都市バス59号系統に乗車
- 降車するバス停は「御室仁和寺」
- 乗車時間:51分 (27駅)
- 市バス降車バス停「御室仁和寺」で降車
- 仁和寺仁和寺まで徒歩
- バス停から仁和寺入り口までは「1分(69m)」
京都市バス「10」号系統で仁和寺へ行く
10号系統も「バス停 四条京阪前」から出発します。
- 最寄りバス停バス停 四条京阪前へ移動
- 乗車するバス京都市バス10系統
- [平日 8時~16時]
1時間当たりの運行本数:最大「4」/ 最小「2」 - [土曜・休日 8時~16時]
1時間当たりの運行本数:最大「3」/ 最小「3」
- [平日 8時~16時]
- 市バス乗車京都市バス10号系統に乗車
- 降車するバス停は「御室仁和寺」
- 乗車時間:46分 (21駅)
- 市バス降車バス停「御室仁和寺」で降車
- 仁和寺仁和寺まで徒歩
- バス停から仁和寺入り口までは「1分(69m)」
「59」or「10」どちらがおススメ?
八坂神社から仁和寺へ行く際は「59」号系統をおススメします。
- 京都市バス59
- バス停まで「9分」+バス乗車時間「51分」+仁和寺まで「1分」=「61分」
- 1時間あたりの運行本数は、10より多い。
- 京都市バス10
- バス停まで「9分」+バス乗車時間「46分」+仁和寺まで「1分」=「56分」
- 1時間あたりの運行本数は、59より少ない。
もう少し、情報をお届けします!
59を待っている間に「空いている10号系統」が先に来たら、迷うことなく10号系統に、ご乗車ください!
- 59も10も「同じバス停」から、出発します。
- 59の運行本数は多いですが、乗車時間は10号系統の方が「短い」です。
他の系統の市バスでは行けないの?
京都市バス「59」「10」以外の市バスでも、行くことは可能です。
59・10号系統のバスは、八坂神社最寄りのバス停には停車しませんし、1時間あたりの運行本数も多くはありません。
しかし「乗換なし」で仁和寺へ連れて行ってくれるバスが「59」と「10」です。
一方、バス停 祇園から仁和寺まで行く場合は、どうしても「乗換が発生」します。
乗換ありの場合、トータルの所要時間は数分~10分ほど早くなりますが、初めて京都にお越しになった方は「乗換が面倒」だと思います。
劇的に所要時間が短くなるわけでもないので、乗換なしで行く方が、気楽ではないでしょうか。
八坂神社から仁和寺へ行く際は、ぜひ京都市バス「59」か「10」号系統をご利用ください。
【スカイホップバス】 八坂神社から仁和寺への行き方
京都市バス以外で行くなら「スカイホップバス」が候補に挙がります。
路線バスとは毛色が違いますが、この「スカイホップバス」を使っても、八坂神社から仁和寺まで行くことが可能です。
可能ですが、八坂神社から仁和寺へ直接行きたい場合は使わない方が得策です。理由は後程説明します。
では、スカイホップバスとは?について説明いたしますね。
乗り降り自由 屋根も時間も開放的
ホップオンホップオフバスは、乗り降り自由のバスツアーコースです。
コース上のバス停なら何度でも乗り降りでき、観光プラ ンを自由に計画できます。デッキから車窓観光を楽しみ、目的地の近くまで来たら一時下車して、再度乗車OK。
見どころたっぷりの京都をバスで快適にめぐりながら、気になる観光地はバスから降りて歩いて散策。お好みのペースで観光を楽しめます。
京都市内で生活していると、スカイホップバスは、よく目にします。赤い車体の2階建てのバスが良く目立ちます。
個人的には「海外からお越しの観光客の皆さん」が良く乗車されている感覚がありますが、多言語対応の音声ガイダンスがあるからかもしれません。
スカイホップバスの価格
スカイホップバスの価格は、京都市バスよりも非常に高いです。
大人 | 子供 | |
当日券(1日券) | 3,500円 | 1,750円 |
2日券 | 5,000円 | 2,500円 |
かなり高額に見えますが、スカイホップバスにしかない「楽さ」や「楽しみ」はあるかと思います。
- 自由に乗車・下車できる=1日券を買えば、その日は乗り放題
- 運行ルートは有名観光地を通る=自分でバス経路を調べる必要はない
京都の複雑なバス路線を避けたい方や、調べることが少々億劫な方に重宝する乗り物です。
スカイホップバスの運行ルート
おおよその運行ルートはこの通りです。(距離・詳細な経路は正確ではありません)
スカイホップバスが停車するバス停は14か所あり、⑤の二条駅が現在休止中となっています。
運行ルートをご覧頂いたらわかるのが、スカイホップバスに乗車したら多くの有名観光地、もしくは観光地近くまで連れて行ってくれます。
お値段はなかなかですが、乗車される方が多くいらっしゃるのも、良くわかります。
スカイホップバスの運行時間
スカイホップバスの時刻表ですが、観光地の営業終了時間に合わせているのか、最終バスは早めです。
始発は「9時台」、最終は「18時台」です。夜間の運行がないのは記載した通り、観光地間を結ぶバスだからでしょう。
寺社仏閣が閉門する時間帯を意識して、スカイホップバスも運行されていることが伺えます。
詳しい時刻表は、スカイホップバスのHPをご確認ください。
八坂神社から仁和寺への行き方
スカイホップバスは八坂神社近くにバス停がありますが、仁和寺近くにはバス停がありません。
- 仁和寺に1番近いスカイホップバスのバス停は、金閣寺のバス停です。
- お店や風景など、楽しみながら歩を進められますが、歩く距離は長く、観光シーズンは大混雑するルートです。
八坂神社最寄りのスカイホップバス バス停はこちら。
仁和寺近くのスカイホップバス停はこちら。(金閣寺のバス停です)
スカイホップバス バス停から仁和寺までは「徒歩32分(2.6㎞)」です。
- 金閣寺近くにあるスカイホップのバス停から仁和寺まで、かなり距離がある。
- きぬかけの路を歩いたら、観光しながら進めますが、距離や混雑、車の多さで、少し厳しいと感じる方が多い。
- 金閣寺までスカイホップバス、金閣寺道から59号系統のバスに乗車して、仁和寺まで行くことは可能。
- スカイホップから市バスルートも可能だが、観光シーズンは道を市バス・観光バス・一般車で酷い渋滞が発生する。
八坂神社から仁和寺への行き方 まとめ
京都観光をするうえで、こんなことが気になったら、スカイホップバスをご検討ください!
- 京都のバス経路は複雑だと聞いている。調べることは、なるべく少なくしたい。
- 京都のバス経路は複雑だと聞いている。乗るバスを間違えたくない。
- オープントップバスに乗って、爽やかな風に当たりながら、移動も楽しみたい。
- 音声ガイドで案内を聞きながら、バスに乗りたい。
確かに、京都のバスは、非常に混みあっていると筆者でも思います。
同じ名前のバス停が複数あることも、複雑を際立たせる原因だと感じているところです。
市バスは少し大変そう・・・と思う方は、ぜひ「スカイホップバス」をご利用・・・
八坂神社から仁和寺まで「直接」行きたい場合は、おススメできません。
スカイホップバスは一方通行のバスです。
運行ルートにもある通り、祇園から仁和寺まで行くには、たくさんの観光スポットを回ることになります。
祇園を出発後、仁和寺へ行くには「大変な大回り」になってしまいます。
八坂神社から仁和寺へ「直接」行きたい場合は、あまりおススメできない経路です。
【市バスとスカイホップバス】メリット・デメリット
「バスのみ」にこだわって「八坂神社から仁和寺」まで行く場合の、筆者が思う京都市バスとスカイホップバスのメリット・デメリットを紹介します!
筆者が思う「京都市バスのメリット」はこちら!
- 料金の安さ。均一料金区間は「230円」。
- 地下鉄・バスの1日券「1,100円」を購入すると、バス(市バス以外のバス会社も含む)と地下鉄が乗り放題。
- 路線が張り巡らされているので、どこへ行くにも便利。
筆者が思う「京都市バスのデメリット」はこちら!
- 路線が張り巡らせている=路線が複雑。同じ名前のバス停も多く、迷いやすい。
- 観光シーズンは酷い混雑が発生して、バスに乗り込めない。そして、それは珍しいことではない。
- 観光シーズンは歩いた方が早い時が多々ある。
筆者が思う「スカイホップバスのメリット」はこちら!
- 運行ルートが決まっているので、行きたい観光地がそのルート上だったら、バスに乗り込むだけで良い。
- 必ず席に座ることができる。
- オープントップバス・2階建てバスなので、目線も高く気候が良いととても気持ち良い。
筆者が思う「スカイホップバスのデメリット」はこちら!
- 価格のハードルが高め。大人は3,500円・子供は1,750円。
- 雨天・猛暑・寒さなど、天候により乗り心地が大いに異なる。
- 行きたい観光地によっては遠回りになるため、到着までに時間がかかる場合がある。
- 必ず席に座れる=立ち席がない。満席の場合は次のバスを待つことになる。
それぞれのメリット・デメリットを並べてみましたが、皆さんどちらが良いと思われますか?
筆者は「京都市バス」を選択します。
スカイホップバスも、メリットは十二分にありますし、魅力を感じて乗車する方も多いです。
観光バスの、ゆったりとした急かされない雰囲気や、空間づくりが良いと思われる方もいるでしょう。
ただし、筆者ならば「大変な大回りになること」「価格」「運行ルートの柔軟さ」「運行本数の多さ」を優先し「京都市バス」を利用します。
市バスに軍配を上げましたが、ご年齢・体調・お連れの方のコンディション、バス移動に求めることは、人により異なります。
移動に期待することに合わせて「市バス」か「スカイホップバス」をお選びください。
地元民からの、交通・お土産情報・Tips!!
最後に、地元民からのおせっかいです。
①京都市バスの乗り方・注意点・ちょっとした情報
京都市バスですが、数回触れている通り複雑です。筆者自身も迷っている方、乗り間違えた方、何度も見たことがあります。
京都市バスの乗り方や気を付けること、ちょっとした情報をこちらの記事にまとめてありますので、ぜひご覧ください。
②他の観光地と観光地をつなぐ交通情報
この記事では「八坂神社」から「仁和寺」への行き方に焦点を当てていますが、京都の観光地は他にもたくさん!
観光地と観光地をつなぐ交通情報は、こちらのページにまとめています。観光の助けになれば、嬉しく思います。
③各観光地のお土産情報
各観光地の「買わなくても良いお土産」と「買った方が良いお土産」の情報を掲載しているページがあります。
お土産情報が欲しい方は、ぜひご覧ください。
④スカイホップバスのチケット購入について
スカイホップバスのチケットは公式HPでも購入することができますが、ここでは「Veltra(現地オプションツアー会社)」が提供しているツアーを紹介いたします!
- 通常のスカイホップバスの1日券と2日券の購入ができます。
- お値段が一気に優しくなった、車窓観光(1周60分)プランも購入できます。
車窓観光はまさしくバスから見ることになりますが、その時間は60分。
ぐるりと京都の有名観光地を回ったうえで、その後は自由に観光を楽しむことができます。
今回の旅行では周れない観光地や、外観だけでも見たい観光地に行くこともできますし、足休めをしながら観光できるプランでもあります。
車窓観光なので、お値段も控えめなのが嬉しいところです。
移動に疲れた場合はタクシーのご利用も
天候・体調により、少しでも楽に移動したいと感じたら、無理をせずにタクシーを使うのも旅を楽しみ切るひとつです。
京都は観光地ですので、タクシーの台数は比較的多いと思います。お客さん待ちのタクシーの列も珍しくはありません。
- しかし、このような列があるのは京都駅や四条通など、一定以上人が多いところだけ。
- 場所によっては、待てど暮らせど流れているタクシーを見つけられない場所も。
- 時間帯によっても、タクシーそのものが流れていないエリアも。
観光に行ったその場+疲れた状態でのアプリのダウンロードは少し面倒なものです。
面倒ですが、タクシーを見つけられずに疲れた足でフラフラするのは、もっと大変。
一度立ち止まってアプリをダウンロードしたら、お望みの場所までタクシーが来てくれます!
ぜひ、ご利用ください。
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