
こちらでは「八坂神社」から「仁和寺」への行き方を説明しています。
京都市内の移動には、こんな交通機関・手段を使うことができます。
- バス (京都市バス・京都バス・西日本JRバス・京阪バス)
- 京都市営地下鉄 (東西線・烏丸線)
- JR (嵯峨野線・京都線・奈良線・湖西線・琵琶湖線)
- 阪急 (京都線・嵐山線)
- 京阪 (京阪本線・京津線)
- 叡山電車 (叡山本線・鞍馬線)
- 嵐電 (嵐山本線・北野線)
電車については路線の本数そのものは首都圏と比べると多くなく、どちらかと言うとさっぱりしているかと思います。
ただ、京都市内のバス網は複雑怪奇を絵に描いたような複雑さ。
観光でお越しの方を迷わせようとしていると錯覚するような路線が張り巡らされています。

でも、この記事を見たら大丈夫。皆さんを「八坂神社」から「仁和寺」まで無事にお届けします。
仁和寺への行き方をまとめているページはこちら。
(※この記事にはプロモーションが含まれます)
【京都市バス】 八坂神社から仁和寺への行き方 (おススメ)




八坂神社から仁和寺までは「京都市バス」をおススメします。
複雑かつ時期によっては混雑が伴いますが「京都市内観光の1番の足」は京都市バスです。
しかし、手荷物が多かったり、混雑が見込まれたりする場合は、乗換があったとしても「地下鉄」を交通手段として選択する方が、京都を満喫する時間が増えます!
そんな地下鉄をぜひ観光の際もご活用いただきたいのですが、京都の地下鉄はあまり観光に便利とは言えません。
京都、掘ったら何か出てきます。埋文が終わらない限り計画はストップ。京都市の地下鉄網が極めてシンプルな理由の1つです。
「八坂神社から仁和寺」については、この地下鉄網からは外れた経路になります。冒頭記載した通り「市バス」がおススメです。


八坂神社と仁和寺のおおよその位置関係はこの通りです。


京都市バス「59」号系統で仁和寺へ行く


仁和寺へ行くなら、祇園からではなく「バス停 四条京阪前」から出発した方がスムーズです。
- 最寄りバス停バス停 四条京阪前へ移動
- 乗車するバス京都市バス59系統
- [平日 8時~16時]
1時間当たりの運行本数:最大「4」/ 最小「3」 - [土曜・休日 8時~16時]
1時間当たりの運行本数:最大「4」/ 最小「3」
- [平日 8時~16時]
- 市バス乗車京都市バス59号系統に乗車
- 降車するバス停は「御室仁和寺」
- 乗車時間:51分 (27駅)
- 市バス降車バス停「御室仁和寺」で降車
- 仁和寺仁和寺まで徒歩
- バス停から仁和寺入り口までは「1分(69m)」
京都市バス「10」号系統で仁和寺へ行く


こちらの経路も「バス停 四条京阪前」から出発します。
- 最寄りバス停バス停 四条京阪前へ移動
- 乗車するバス京都市バス10系統
- [平日 8時~16時]
1時間当たりの運行本数:最大「4」/ 最小「2」 - [土曜・休日 8時~16時]
1時間当たりの運行本数:最大「3」/ 最小「3」
- [平日 8時~16時]
- 市バス乗車京都市バス10号系統に乗車
- 降車するバス停は「御室仁和寺」
- 乗車時間:46分 (21駅)
- 市バス降車バス停「御室仁和寺」で降車
- 仁和寺仁和寺まで徒歩
- バス停から仁和寺入り口までは「1分(69m)」
八坂神社から仁和寺への行き方 比較


八坂神社から仁和寺までは、京都市バス「59」「10」で行くことができ、筆者は「59」をおススメします。
簡単に比べてみましょう。
- 京都市バス59
- バス停まで「9分」+バス乗車時間「51分」+仁和寺まで「1分」=「61分」
- 1時間あたりの運行本数は、10より多い。
- 京都市バス10
- バス停まで「9分」+バス乗車時間「46分」+仁和寺まで「1分」=「56分」
- 1時間あたりの運行本数は、59より少ない。


悩ましいところですが、筆者なら59を使います。
もう少し正確言えば、59を待っている間に空いている10が来たら、迷うことなく10号系統に乗ります。
59も10も、同じバス停から出発します。
59号系統の方が、1時間あたりの運行本数が多いので候補としては優先されますが、
59を待っている間に10号系統が先に来て、車内が空いていたら迷わず10号系統のご乗車ください。
他の系統の市バスでは行けないの?


京都市バス「59」「10」号系統以外の市バスでも行けないことはありません。
59・10号系統のバスは、八坂神社最寄りのバス停には停車しませんし、1時間あたりの運行本数も多くはありません。
しかし、乗換なしで仁和寺まで連れて行ってくれるバスです。
一方、バス停 祇園から仁和寺まで行く場合は、どうしても乗換が発生します。
乗換ありの場合は、トータルの所要時間が数分~10分ほど早くなりますが、初めて京都にお越しになった方は乗換が面倒だと思います。
劇的に所要時間が短くなるわけでもありませんので、乗換なしで行く方が気楽ではないでしょうか。


八坂神社から仁和寺へ行く際は、ぜひ京都市バス「59」か「10」号系統をご利用ください。
【スカイホップバス】 八坂神社から仁和寺への行き方




京都市バス以外のバス交通手段を紹介するのなら「スカイホップバス」をおススメします。
バスはバスでも路線バスとは毛色が違いますが、この「スカイホップバス」を使っても八坂神社から仁和寺まで行くことが可能です。
可能ですが、八坂神社から仁和寺へ直接行きたい場合は使わない方が得策です。理由は後程説明します。
では、スカイホップバスとは?について説明いたしますね。
乗り降り自由 屋根も時間も開放的
ホップオンホップオフバスは、乗り降り自由のバスツアーコースです。
コース上のバス停なら何度でも乗り降りでき、観光プラ ンを自由に計画できます。デッキから車窓観光を楽しみ、目的地の近くまで来たら一時下車して、再度乗車OK。
見どころたっぷりの京都をバスで快適にめぐりながら、気になる観光地はバスから降りて歩いて散策。お好みのペースで観光を楽しめます。
京都市内で生活していると、スカイホップバスばよく目にします。赤い車体の2階建てのバスが良く目立ちます。
個人的には「海外からお越しの観光客の皆さん」が良く乗車されている感覚がありますが、多言語対応の音声ガイダンスがあるからかもしれません。
スカイホップバスの価格


スカイホップバスの価格は京都市バスより高価です。
大人 | 子供 | |
当日券(1日券) | 3,500円 | 1,750円 |
2日券 | 5,000円 | 2,500円 |
かなり高額に見えますが、スカイホップバスにしかない楽さはあるかと思います。
- 自由に乗車・下車できること=1日券を買えば、その日は乗り放題
- 運行ルートは有名観光地を通ること=自分でバス経路を調べる必要はないこと


京都の複雑なバス路線を避けたい方や、調べることが少々億劫な方に重宝する乗り物です。
スカイホップバスの運行ルート


おおよその運行ルートはこの通りです。(距離・詳細な経路は正確ではない箇所があります)


スカイホップバスが停車するバス停は14か所あり、⑤の二条駅が現在休止中となっています。
運行ルートをご覧頂いたらわかるのが、スカイホップバスに乗車したら多くの有名観光地、もしくは観光地近くまで連れて行ってくれます。
お値段はなかなかですが、乗車される方が多くいらっしゃるのも良くわかります。
スカイホップバスの運行時間


スカイホップバスの時刻表ですが、観光地の営業終了時間に合わせてか最終バスは早めです。
始発は「9時台」、最終は「18時台」です。夜間の運行がないのは記載した通り、観光地間を結ぶバスだからでしょう。
寺社仏閣が閉門する時間帯を意識してスカイホップバスも運行されていることが伺えます。
詳しい時刻表はスカイホップバスのHPをご確認ください。
八坂神社から仁和寺への行き方


スカイホップバスは八坂神社近くにバス停がありますが、仁和寺近くにはバス停がありません。
八坂神社最寄りのスカイホップバス バス停はこちら。
仁和寺近くのスカイホップバス停はこちら。
スカイホップバス バス停から仁和寺までは「徒歩32分(2.6㎞)」です。
金閣寺近くにあるスカイホップのバス停から仁和寺まで、かなり距離があります。
きぬかけの路を歩いていけば、観光しながら進めますが、少し厳しいと感じる方が多いと思います。
ここでまたバスに乗りましょう!と言うのも気が引けるのですが、金閣寺までスカイホップバスで来て、
金閣寺道から59号系統のバスに乗車して、仁和寺まで行くことは可能です。


それでも、あまりおススメできるルートではありません。
八坂神社から仁和寺への行き方 まとめ


京都観光をするうえで、こんなことが気にかかるのならスカイホップバスをお使いください!
- 京都のバス経路は複雑だと聞いている。調べもの少し大変だし調べものはなるべく少なくしたい。
- 京都のバス経路は複雑だと聞いている。乗るバスを間違えたくない。
- 価格は市バスより高いが、オープントップバスに乗って爽やかな風に当たって移動も楽しみたい。
- 音声ガイドがついてくるので、案内を聞きながらバスに乗りたい。
確かに京都のバス経路は非常に混みあっていると筆者でも思います。同じ名前のバス停が複数あるのも複雑を際立たせる原因かとも感じているところです。
市バスは少し大変そう・・・と思う方は、ぜひ「スカイホップバス」をご利用ください!・・・と言いたいのですが、今回は違います。


八坂神社から仁和寺まで「直接」行きたい場合はおススメできません。
スカイホップバスは一方通行のバスです。
運行ルートにもある通り、祇園から仁和寺まで行くには、たくさんの観光スポットを回ることになります。
祇園を出発後、仁和寺へ行くには大変な大回りになってしまいます。
八坂神社から仁和寺へ「直接」行きたい場合は、あまりおススメできない経路です。


【市バスとスカイホップバス】メリット・デメリット


「バスのみ」にこだわって「八坂神社から仁和寺」まで行く場合の、筆者が思う京都市バスとスカイホップバスのメリットデメリットを紹介します!


筆者が思う「京都市バスのメリット」はこちら!
- 料金の安さ。均一料金区間は「230円」。
- 地下鉄・バスの1日券「1,100円」を購入すると、バス(市バス以外のバス会社も含む)と地下鉄が乗り放題。
- 路線が張り巡らされているので、どこへ行くにも便利。


筆者が思う「京都市バスのデメリット」はこちら!
- 路線が張り巡らせている=路線が複雑。同じ名前のバス停も多く、迷いやすい。
- 観光シーズンは酷い混雑が発生して、バスに乗り込めない。そして、それは珍しいことではない。
- 観光シーズンは歩いた方が早い時が多々ある。


筆者が思う「スカイホップバスのメリット」はこちら!
- 運行ルートが決まっているので、行きたい観光地がそのルート上だったら、バスに乗り込むだけで良い。
- 必ず席に座ることができる。
- オープントップバス・2階建てバスなので、目線も高く気候が良いととても気持ち良い。


筆者が思う「スカイホップバスのデメリット」はこちら!
- 価格のハードルが高め。大人は3,500円・子供は1,750円。
- 雨天・猛暑・寒さなど、天候により乗り心地が大いに異なる。
- 行きたい観光地によっては遠回り(スカイホップバスは一方通行のバス)になり、到着までに時間がかかる場合がある。
- 必ず席に座れる=立ち席がない。満席の場合は次のバスを待つことになる。
それぞれのメリット・デメリットを並べてみましたが、皆さんどちらが良いと思われますか?


筆者は「京都市バス」を選択します。
スカイホップバスもメリットは十二分にありますし、スカイホップバスに魅力を感じて乗車する方も多くいらっしゃいます。
市バスの乗り心地が好きな方もいらっしゃると思いますが、観光バスのゆったりとした急かされない雰囲気や空間づくりが良いと思われる方もいらっしゃるでしょう。
ただ筆者ならば「大変な大回りになること」「価格」「運行ルートの柔軟さ」「運行本数の多さ」を優先し「京都市バス」を利用します。
筆者は市バスに軍配を上げましたが、ご年齢・体調・お連れの方のコンディション・バス移動求めること、これらに合わせて「市バス」か「スカイホップバス」を選んで頂けたらと思います。
地元民からの市バス・スカイホップバスTips!!


最後に地元民からのおせっかいです。
①京都市バスの乗り方・注意点・ちょっとした情報
京都市バスですが、この記事で数回触れている通り複雑です。筆者自身も迷っている方、乗り間違えた方、何度も見たことがあります。
京都市バスの乗り方や気を付けること、ちょっとした情報をこちらの記事にまとめてありますので、ぜひご覧ください。
②他の観光地と観光地をつなぐ交通情報
この記事では「八坂神社」から「仁和寺」への行き方に焦点を当てていますが、京都の観光地は他にもたくさん!
観光地と観光地をつなぐ交通情報はこちらのページにまとめていますので、観光の助けになれば嬉しく思います。
③各観光地のお土産情報
各観光地の「買わなくても良いお土産」と「買った方が良いお土産」の情報を掲載しているページがあります。お土産情報が欲しい方は、ぜひご覧ください。
④スカイホップバスのチケット購入について
スカイホップバスのチケットは公式HPでも購入することができますが、ここでは「Veltra(現地オプションツアー会社)」が提供しているツアーを紹介いたします!
- 通常のスカイホップバスの1日券と2日券の購入ができます。
- お値段が一気に優しくなった、車窓観光(1周60分)プランも購入できます。
車窓観光はまさしくバスから見ることになりますが、その時間は60分。
ぐるりと京都の有名観光地を回ったうえで、その後は自由にご自身の観光を楽しむことができます。
今回の旅行では周れない観光地や外観だけでも見たい観光地に行くこともできますし、足休めをしながら観光できるプランでもあります。
車窓観光なので、お値段も控えめなのが嬉しいところです。



移動に疲れた場合はタクシーのご利用も


天候・体調により、少しでも楽に移動したいと感じたら、無理をせずにタクシーを使うのも旅を楽しみ切るひとつです。
京都は観光地ですので、タクシーの台数は比較的多いと思います。お客さん待ちのタクシーの列も珍しくはありません。
- しかし、このような列があるのは京都駅や四条通など、一定以上人が多いところだけ。
- 場所によっては、待てど暮らせど流れているタクシーを見つけられない場所も。
- 時間帯によっても、タクシーそのものが流れていないエリアも。
観光に行ったその場+疲れた状態でのアプリのダウンロードは少し面倒なものです。
面倒ですが、タクシーを見つけられずに疲れた足でフラフラするのは、もっと大変。
一度立ち止まってアプリをダウンロードしたら、お望みの場所までタクシーが来てくれます!
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