初めて京都にお越しになる方の目的地の1つとして、人気の金閣寺(正式名称:鹿苑寺 ろくおんじ)。
美しい建築と豊かな歴史で知られる、京都を代表するお寺さんです。金閣寺はその名の通り、金箔で覆われており、池に反射して映る姿や雪化粧した姿でも人気です。
1994年には世界遺産に登録され、世界から多くの観光客の皆さんが訪れる人気スポットになりました。
このページでは、金閣寺の基本情報から見どころ、訪問時の注意点などを紹介します。
金閣寺の基本情報

金閣寺は「京都市北区」にあり、京都駅から「約7.5㎞」、徒歩なら「約1時間40分」かかります。
清水寺のように、京都観光の行き先のひとつと言っても過言ではないくらい、有名なお寺さんです。
所在地
参拝時間と参拝料金
お寺さんなので、閉門時間も早いです。周辺のお店も、金閣寺の閉門時間にあわせているケースがあるので、営業終了時間には少しお気を付けください。
参拝料金は「大人 (高校生以上):500円」「小・中学生:300円」です。
混雑状態のイメージ
夏は新緑に映える金閣寺、秋は紅葉越しの金閣寺、冬は薄っすら雪化粧(もりっと積もるときもありますが・・・)。
混まないはずがない。混まないはずがありません。基本的に年中混んでいると思った方がよいでしょう。
年中混んでいて、紅葉や降雪、年末年始は更に混雑していると思ったら、ちょうどよい気もします。

開門したてや閉門間際なら、まだマシかもしれません。人気少ない金閣寺をゆったり歩きたい方は、開門・閉門間際を狙ってみましょう。
金閣寺へのアクセス方法

出発地にもよりますが、金閣寺までは「京都市バス」や「京都市営地下鉄」でアクセスできます。
金閣寺の目の前まで連れて行ってくれる交通手段は、京都市バス。しかし、乗車できないくらい混んでいる場合もあるので、ご注意ください。
最寄りのバス停と駅

金閣寺は、京都市の北西部に位置しています。
きぬかけの路や龍安寺などを含む、有名観光地が周囲にはありますが、アクセス抜群の立地ではありません。
アクセス方法
- バスを利用して来られる方
- 京都市バス「金閣寺道」で降車 (12系統・59系統・205系統・M1系統が金閣寺道には停車します)
- 相国寺から来られる方
- 京都市バス59号系統「烏丸今出川」乗車「金閣寺道」降車
- 京都市バス59号系統「同志社前」乗車「金閣寺道」降車
- 銀閣寺から来られる方
- 京都市バス204号系統「銀閣寺」乗車「金閣寺道」降車
- お車で来られる方 (駐車場)
- 利用時間:8時40分~17時10分
- 収容台数:計250台(第1~3駐車場)
「各観光スポットから金閣寺までの行き方」を知りたい方は、こちらから。
金閣寺のぜひ訪れたい見どころ

金閣寺の見どころは、真っ先に「舎利殿 金閣」が思いつきますが、舎利殿 金閣だけではありません。
訪れたことがない方は、少し驚くかもしれませんが、金閣寺の境内は「約132,000平方メートル(約4万坪)」。
境内には「舎利殿 金閣」以外にも、さまざまな見どころがあります。
舎利殿 金閣

舎利殿 金閣は、多くの人が思い浮かべる金色の建物。
三層構造で、それぞれの層に異なる建築様式が取り入れられています。
- 第1層(法水院)
平安時代の貴族の住宅に取り入れられていた建築様式、寝殿造の階層です。実は、金箔が貼られていません。 - 第2層(潮音洞)
鎌倉時代から室町時代の武家住宅に用いられた、武家造の階層です。 - 第3層(究竟頂)
中国風の禅宗仏殿造で造られている階層です。屋根の鳳凰は、最高権力を象徴しているとか。
舎利殿 金閣を見に来るといっても過言ではないくらい、有名ですね。
庭園と周辺の景観:葦原島や陸舟の松
金閣寺の見どころは、舎利殿 金閣だけではありません。
境内には広大な庭園が広がり、特に金閣寺と寄り添うようにある鏡湖池は、約6,600平方メートル(約2千坪)。
庭園内の散策路をゆっくりと歩きながら、風景を楽しめます。
葦原島と舎利殿 金閣

陸舟の松 (りくしゅうのまつ)

夕佳亭 (せっかてい)

金閣寺の四季折々の姿

金閣寺では、四季折々の風景が楽しめ、夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪景色が、それぞれ異なる魅力を放ちます。
何回訪問しても、違う姿を見せてくれるでしょう。
金閣寺と雪化粧

金閣寺の季節の姿と言ったら「雪化粧」が有名です。
雪化粧の金閣寺が見られるかどうかは気候次第。京都滞在中に降雪があったらラッキーです。
・・・京都は雪には弱い街ですので、交通機関の乱れと足元にはご注意ください。

金閣寺と紅葉

紅葉の季節も、金閣寺は違う姿で楽しませてくれます。
華やかにに色づいた紅い葉越しの金閣寺も、色のコントラストがきれいですね。葉のお手入れも行き届いています。

金閣寺と新緑

新緑の季節では、カキツバタとの共演を見られます。
カキツバタと金閣寺、違う色彩のコントラストで、いらした方々を楽しませてくれます。杜若色(カキツバタ色)と金色も、とても映えます。

金閣寺と桜?

金閣寺と桜は?と不思議に思われる方もいるかもしれません。
実は金閣寺、桜の木はありますが、非常に本数が少ないお寺です。
紅葉の写真にもあるとおり、金閣寺を囲む木々や金閣寺越しの木々は緑のままですね。周囲を囲んでいる木「常緑樹」。言葉の通り、季節が移ろっても色の変化が少ない木です。
桜と金閣、紅葉と金閣、一緒に写真におさめられたら綺麗だろうなと思うのですが、あくまで主役は「舎利殿 金閣」。
いつどの季節でも「金閣が主役」の気持ちが表れているのだろう、と察するところです。
金閣寺のお土産とお味

金閣寺境内はもちろん、金閣寺の周辺にも和菓子や洋菓子、和雑貨などお土産屋さんがたくさんあります。
何を買おうか、何を食べようか、お土産はどうしようか、京都のお土産って何?と、ついつい悩んでしまいそうです。
そんなときは、ぜひ本サイトをご参考ください!
金閣寺で買わなくてもよいお土産
金閣寺の境内と周辺には、色々な京みやげや食べ物が並んでいるので、目移りすること必至!
何を買おうか、何を食べようか、お土産はどうしようか、京都のお土産って何?と、雰囲気も相まって気分も高揚します。

・・・ただ、そんなお土産の中には「わざわざ金閣寺で買わなくてもよいお土産」があります。
観光で歩き回るときは、できたら身軽かつ手荷物少な目で歩きたいものです。
特に、金閣寺はお寺さんなので、閉門時間が早いです。金閣寺に立ち寄ったあとはホテルで寝るだけ、こんな日程の方は、あまりないと思います。
ご飯に行ったり、別の観光地へ行ったり、まだまだ精力的に動く方が多いと思います。

ここで地元民からの提案です。
もし観光でいらした皆さんが多く立ち寄る場所、例えば「京都駅」でも買えるものがあったとしたら。
金閣寺にもあるけど、京都駅にもあるお土産を買おうとしていたら。京都駅で購入した方が、その日の観光も身軽にまわれますね。
金閣寺では「買わなくてもよいお土産」を知りたい方は、ぜひお土産を精査してください!
金閣寺でしか食べられないお味

出典:豆政HP
豆政さんという「豆菓子・おかき・あられ」のお店が、金閣寺境内に店舗を出しています。金閣寺でしか食べらないお味はこちら!
金閣寺と同じく、金箔をまとったソフトクリームです。金閣寺限定品以外「茶だんご」「みたらしだんご」「とうふ豚まん」など、他のスイーツや軽食もいただけます!
ちなみに、お店の方からしてみたら、よい気分ではないとは思いますが・・・
おかきやあられが売り場にあった場合、手荷物を増やしたくないときは、金閣寺であえて買わなくてもOK。京都駅でも、豆政さんの商品は購入できます。
金閣寺の周辺にある観光スポット


金閣寺から徒歩で行ける近くの観光スポットはこちら!
龍安寺:金閣寺から徒歩18分


金閣寺から龍安寺までは「徒歩18分(1.4km)」です。
平野神社:金閣寺から徒歩11分


金閣寺から平野神社までは「徒歩11分(900m)」です。
北野天満宮:金閣寺から徒歩14分


金閣寺から北野天満宮までは「徒歩14分(1.1km)」です。
こちらの経路は「北門」から、北野天満宮境内へ入っていく経路です。
北野天満宮は、入試合格・学業成就のご利益で有名な京都パワースポットでもあります。

京都の学業にまつわるパワースポット情報が気になる方は、こちらから!
仁和寺:金閣寺から徒歩34分


金閣寺から仁和寺までは「徒歩34分(2.5km)」です。
少し距離はありますが、きぬかけの路の道を進みながら仁和寺へ行く観光ルートも、よくあります。
観光シーズンと人の多さ、道路の込み具合によっては、歩いた方が早く着くケースもよく見られます。
【世界遺産】金閣寺の観光総合案内 (京都・北区)

金閣寺はその美しい景観と深い歴史で、多くの方を魅了しています。
日本の伝統と美を体現する金閣寺を訪れると、その美しさに圧巻されるでしょう。
ぜひ一度、金閣寺を訪れて魅力を実感してくださいね。ほかの観光スポットの情報は、こちら。
TOPページは、こちら。観光スポットの交通案内や、アクティビティ、お土産情報を掲載しています。







