こちらでは「八坂神社」から「永観堂」への行き方を説明しています。
京都市内での移動手段は、京都市バスをはじめに、地下鉄やJRなど多くあります。
ただ、京都市内のバス網は、複雑怪奇を絵に描いたような複雑さ。
観光でお越しの方を迷わせたいのかと錯覚するような、バス路線が張り巡らされています。
でも、この記事を見たら大丈夫。皆さんを「八坂神社」から「永観堂」まで無事にお届けします。
「八坂神社」から「永観堂」までは、このような交通手段が使えます。
- 京都市バス(203号系統)
- スカイホップバス
- 徒歩
各観光地から、永観堂への行き方をまとめているページはこちら。
【京都市バス】 八坂神社から永観堂への行き方 (おススメ)
八坂神社から永観堂までは「京都市バス」をおススメします。
- 複雑・混雑が伴いますが「京都市内観光の1番の足」は、京都市バス
- 手荷物が多い・混雑を避けたい場合は、ぜひ「地下鉄」を!京都を満喫する時間が増えます!
- しかし、地下鉄は八坂神社から永観堂へ行く手段としては、不便です
地下鉄を観光の際もご活用いただきたいのですが、京都の地下鉄は、観光に便利とは言えません。
路線上にない有名観光スポットの方が、圧倒的に多いです。
「八坂神社から永観堂」については、この地下鉄網から外れてしまいます。
冒頭記載した通り「市バス」がおススメです。
八坂神社と永観堂の位置関係図
八坂神社と永観堂のおおよその位置関係は、この通りです。
徒歩のみで行くなら、32分(2.3㎞)ほどの距離感です。
京都市バス「八坂神社」最寄りのバス停
早速注意が必要です。祇園と言う名前のバス停は「3つ」あります。
市バスが複雑で、観光客の皆様が迷いやすい原因の1つ「同じ名前のバス停が複数ある」。
八坂神社の最寄りバス停位置は、こちら。
八坂神社最寄りの京都市バスのバス停は「3つ」あり、バス停の名前は「祇園」です。
- バス停 祇園:東大路通り・四条通りの交差点を中心に、祇園という「同じ名前のバス停が3つ」あります。
- バス停により、バスの行き先は異なります。お乗り間違えにはご注意ください。
ざっくりと、①・②・③のバス停から出発するバスの目的地を紹介します。
- ① 熊野神社・百万遍・平安神宮・銀閣寺・北大路バスターミナル
- 停車するバスは「31」「46」「86」「201」「202」「203」「206」
- ② 四条烏丸・二条城・金閣寺・千本今出川・北野天満宮・上賀茂神社・西京極
- 停車するバスは「12」「31」「46」「80」「201」「203」「58」「207」
- ③ 清水寺・京都駅・東福寺・鉄道博物館
- 停車するバスは「86」「202」「206」「58」「207」
永観堂へ行くバスは「①」のバス停から出発します。
- 永観堂を目指す場合は「①のバス停」から乗車してください
- 「②・③のバス停」から永観堂へ行くバスはありません
では、バス停からの経路を紹介します!
京都市バス「203」号系統で永観堂へ行く
京都市バス「203」号系統は「バス停 祇園①」に停車します。
- 最寄りバス停バス停 祇園①へ移動
- 乗車するバス京都市バス203号系統
- [平日 8時~16時]
1時間当たりの運行本数:最大「8」/ 最小「4」 - [土曜・休日 8時~16時]
1時間当たりの運行本数:最大「6」/ 最小「4」
- [平日 8時~16時]
- 市バス乗車京都市バス203号系統に乗車
- 降車するバス停は「東天王町」
- 乗車時間:13分 (8駅)
- 市バス降車バス停「東天王町」で降車
- 永観堂永観堂まで徒歩
- バス停から永観堂までは「7分(550m)」
他の系統の市バスでは行けないの?
京都市バス「203」号系統以外の市バスでも、行くことは可能です。
しかし、こんな理由があって、あえて紹介していません。
- 乗換が必要となる。
- 所要時間が203系統よりも長い。
- 八坂神社の最寄バス停から、乗車できない。(=市バス5号系統)
京都市バス203号系統は、永観堂まで1番所要時間が短く、かつ徒歩の距離も1番短いです。
八坂神社から永観堂へ行く際は、ぜひ京都市バス「203」号系統をご利用ください。
【徒歩】八坂神社から永観堂への行き方
八坂神社から永観堂までは「徒歩」でも行けます。
街中を歩きたい方はぜひ「徒歩」で永観堂まで行ってみてください。ただ、注意を少しだけ。
- 京都市内の歩道は、広いところがあれば、狭いところも多いです。
- 狭い歩道を歩く人・自転車で進む人・バスを待っている人で、がちゃがちゃしている所が多いです。
- 特に、八坂神社周辺と永観堂周辺は、桜・紅葉の観光シーズンはもちろん、恐ろしい混雑が発生するエリアです。
- 八坂神社から永観堂へ行く道には、狭いところがありますので、歩く際は、車両などにご注意ください。
- 京都の自転車マナーは決して良くはありません。信号のない交差点で一時停止しない車も、多いです。
八坂神社(境内を通る)から永観堂までは「徒歩32分(2.3㎞)」です。
徒歩32分は、ためらってしまう距離かもしれません。
また、天気・気候によってはバスを使った方が良い場合もあると思いますので、体力やコンディションにあわせて、市バスをご利用ください。
【スカイホップバス】 八坂神社から永観堂への行き方
京都市バス以外で行くなら「スカイホップバス」が候補に挙がります。
路線バスとは毛色が違いますが、この「スカイホップバス」を使っても、八坂神社から永観堂まで行くことが可能です。
可能ですが、八坂神社から永観堂へ直接行きたい場合は、使わない方が得策です。理由は後程説明します。
では、スカイホップバスとは?について説明いたしますね。
乗り降り自由 屋根も時間も開放的
ホップオンホップオフバスは、乗り降り自由のバスツアーコースです。
コース上のバス停なら何度でも乗り降りでき、観光プラ ンを自由に計画できます。デッキから車窓観光を楽しみ、目的地の近くまで来たら一時下車して、再度乗車OK。
見どころたっぷりの京都をバスで快適にめぐりながら、気になる観光地はバスから降りて歩いて散策。お好みのペースで観光を楽しめます。
京都市内で生活していると、スカイホップバスをよく目にします。赤い車体の2階建てのバスが、良く目立ちます。
個人的には「海外からお越しの観光客の皆さん」が良く乗車されている感覚がありますが、多言語対応の音声ガイダンスがあるからかもしれません。
スカイホップバスの価格
スカイホップバスの価格は、京都市バスよりも非常に高いです。
大人 | 子供 | |
当日券(1日券) | 3,500円 | 1,750円 |
2日券 | 5,000円 | 2,500円 |
かなり高額に見えますが、スカイホップバスにしかない「楽さ」や「楽しみ」はあるかと思います。
- 自由に乗車・下車できる=1日券を買えば、その日は乗り放題
- 運行ルートは有名観光地を通る=自分でバス経路を調べる必要はない
京都の複雑なバス路線を避けたい方や、調べることが少々億劫な方に重宝する乗り物です。
スカイホップバスの運行ルート
おおよその運行ルートはこの通りです。(距離・詳細な経路は正確ではありません)
スカイホップバスが停車するバス停は14か所あり、⑤の二条駅が現在休止中となっています。
運行ルートをご覧頂いたらわかるのが、スカイホップバスに乗車したら多くの有名観光地、もしくは観光地近くまで連れて行ってくれます。
お値段はなかなかですが、乗車される方が多くいらっしゃるのも良くわかります。
スカイホップバスの運行時間
スカイホップバスの時刻表ですが、観光地の営業終了時間に合わせているのか、最終バスは早めです。
始発は「9時台」、最終は「18時台」です。夜間の運行がないのは記載した通り、観光地間を結ぶバスだからでしょう。
寺社仏閣が閉門する時間帯を意識して、スカイホップバスも運行されていることが伺えます。
詳しい時刻表は、スカイホップバスのHPをご確認ください。
八坂神社から永観堂への行き方
スカイホップバスは八坂神社近くにバス停がありますが、永観堂近くにはありませんので、少し歩くことになります。
八坂神社最寄りのスカイホップバス バス停はこちら。
永観堂近くのスカイホップバス停はこちら。(平安神宮のバス停です)
スカイホップバス バス停から永観堂までは「徒歩16分(1.2㎞)」です。
八坂神社から永観堂への行き方 まとめ
京都観光をするうえで、こんなことが気になったら、スカイホップバスをご検討ください!
- 京都のバス経路は複雑だと聞いている。調べることは、なるべく少なくしたい。
- 京都のバス経路は複雑だと聞いている。乗るバスを間違えたくない。
- オープントップバスに乗って、爽やかな風に当たりながら、移動も楽しみたい。
- 音声ガイドで案内を聞きながら、バスに乗りたい。
確かに、京都のバスは、非常に混みあっていると筆者でも思います。
同じ名前のバス停が複数あることも、複雑を際立たせる原因だと感じているところです。
市バスは少し大変そう・・・と思う方は、ぜひ「スカイホップバス」をご利用・・・
八坂神社から永観堂まで「直接」行きたい場合はおススメできません。
スカイホップバスは一方通行のバスです。
運行ルートにもある通り「平安神宮・岡崎公園 (=永観堂最寄りのバス停)→祇園」の順番で進みます。
一方通行のバスなので、祇園を出発後、永観堂へ戻るには「大変な大回り」になってしまいます。
八坂神社から永観堂へ「直接」行きたい場合は、あまりおススメできない経路です。
【市バスとスカイホップバス】メリット・デメリット
「バスのみ」にこだわって「八坂神社から永観堂」まで行く場合の、筆者が思う京都市バスとスカイホップバスのメリット・デメリットを紹介します!
筆者が思う「京都市バスのメリット」はこちら!
- 料金の安さ。均一料金区間は「230円」。
- 地下鉄・バスの1日券「1,100円」を購入すると、バス(市バス以外のバス会社も含む)と地下鉄が乗り放題。
- 路線が張り巡らされているので、どこへ行くにも便利。
筆者が思う「京都市バスのデメリット」はこちら!
- 路線が張り巡らせている=路線が複雑。同じ名前のバス停も多く、迷いやすい。
- 観光シーズンは酷い混雑が発生して、バスに乗り込めない。そして、それは珍しいことではない。
- 観光シーズンは歩いた方が早い時が多々ある。
筆者が思う「スカイホップバスのメリット」はこちら!
- 運行ルートが決まっているので、行きたい観光地がそのルート上だったら、バスに乗り込むだけで良い。
- 必ず席に座ることができる。
- オープントップバス・2階建てバスなので、目線も高く気候が良いととても気持ち良い。
筆者が思う「スカイホップバスのデメリット」はこちら!
- 価格のハードルが高め。大人は3,500円・子供は1,750円。
- 雨天・猛暑・寒さなど、天候により乗り心地が大いに異なる。
- 行きたい観光地によっては遠回りになるため、到着までに時間がかかる場合がある。
- 必ず席に座れる=立ち席がない。満席の場合は次のバスを待つことになる。
それぞれのメリット・デメリットを並べてみましたが、八坂神社から永観堂へバスで行く場合、皆さんどちらが良いと思われますか?
筆者は「京都市バス」を選択します。
スカイホップバスも、メリットは十二分にありますし、魅力を感じて乗車する方も多いです。
観光バスの、ゆったりとした急かされない雰囲気や、空間づくりが良いと思われる方もいるでしょう。
ただし、筆者ならば「大変な大回りになること」「価格」「運行ルートの柔軟さ」「運行本数の多さ」を優先し「京都市バス」を利用します。
市バスに軍配を上げましたが、ご年齢・体調・お連れの方のコンディション、バス移動に求めることは、人により異なります。
移動に期待することに合わせて「市バス」か「スカイホップバス」をお選びください。
地元民からの、交通・お土産情報・Tips!!
最後に、地元民からのおせっかいです。
①京都市バスの乗り方・注意点・ちょっとした情報
京都市バスですが、数回触れている通り複雑です。筆者自身も迷っている方、乗り間違えた方、何度も見たことがあります。
京都市バスの乗り方や気を付けること、ちょっとした情報をこちらの記事にまとめてありますので、ぜひご覧ください。
②他の観光地と観光地をつなぐ交通情報
この記事では「八坂神社」から「永観堂」への行き方に焦点を当てていますが、京都の観光地は他にもたくさん!
観光地と観光地をつなぐ交通情報は、こちらのページにまとめています。観光の助けになれば、嬉しく思います。
③各観光地のお土産情報
各観光地の「買わなくても良いお土産」と「買った方が良いお土産」の情報を掲載しているページがあります。
お土産情報が欲しい方は、ぜひご覧ください。
④スカイホップバスのチケット購入について
スカイホップバスのチケットは公式HPでも購入することができますが、ここでは「Veltra(現地オプションツアー会社)」が提供しているツアーを紹介いたします!
- 通常のスカイホップバスの1日券と2日券の購入ができます。
- お値段が一気に優しくなった、車窓観光(1周60分)プランも購入できます。
車窓観光はまさしくバスから見ることになりますが、その時間は60分。
ぐるりと京都の有名観光地を回ったうえで、その後は自由に観光を楽しむことができます。
今回の旅行では周れない観光地や、外観だけでも見たい観光地に行くこともできますし、足休めをしながら観光できるプランでもあります。
車窓観光なので、お値段も控えめなのが嬉しいところです。
移動に疲れた場合はタクシーのご利用も
天候・体調により、少しでも楽に移動したいと感じたら、無理をせずにタクシーを使うのも旅を楽しみ切るひとつです。
京都は観光地ですので、タクシーの台数は比較的多いと思います。お客さん待ちのタクシーの列も珍しくはありません。
- しかし、このような列があるのは京都駅や四条通など、一定以上人が多いところだけ。
- 場所によっては、待てど暮らせど流れているタクシーを見つけられない場所も。
- 時間帯によっても、タクシーそのものが流れていないエリアも。
観光に行ったその場+疲れた状態でのアプリのダウンロードは少し面倒なものです。
面倒ですが、タクシーを見つけられずに疲れた足でフラフラするのは、もっと大変。
一度立ち止まってアプリをダウンロードしたら、お望みの場所までタクシーが来てくれます!
ぜひ、ご利用ください。
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