このページでは「二条城」から「三十三間堂」への行き方を説明しています。
京都市内での移動手段は、京都市バスをはじめに、地下鉄やJRなど多くあります。
ただ、京都市内のバス網は複雑怪奇を絵に描いたような複雑さ。
観光でお越しの方を迷わせたいのかと錯覚するような、バス路線が張り巡らされています。
でも、この記事を見たら大丈夫。皆さんを「二条城」から「三十三間堂」まで、無事にお届けします。
「二条城」から「三十三間堂」までは、このような交通手段が使えます。
- 京都市営地下鉄→京阪電車
- 京都市バス202号系統
- スカイホップバス
猛暑と底冷えが厳しいとき、バス車内混雑を避けたいときは、タクシーもご検討ください!
【地下鉄→京阪】 二条城から三十三間堂への行き方 (おススメ)
二条城から三十三間堂までは「京都市営地下鉄→京阪電車」をおススメします。
- 複雑・混雑が伴いますが「京都市内観光の1番の足」は、京都市バス
- 手荷物が多い・混雑を避けたい場合は、ぜひ「地下鉄」を!京都を満喫する時間が増えます!
地下鉄を観光の際もご活用いただきたいのですが、京都の地下鉄は、観光に便利とは言えません。
路線上にない有名観光スポットの方が、圧倒的に多いです。
しかし!「二条城から三十三間堂」は、乗換があるものの、地下鉄を使ったアクセスがおススメ!
二条城から三十三間堂へ行くには「地下鉄+京阪」、これ以外ないと思っても大丈夫です。
市バスでも行けますが、京都でも屈指の渋滞区間を通ります。
観光シーズンではなくても、酷い交通渋滞が発生しているため、地下鉄+京阪ルートをおススメします。
二条城と三十三間堂の位置関係図
二条城と三十三間堂のおおよその位置関係は、このとおりです。
徒歩のみで行くなら、1時間5分(4.6㎞)ほどの距離感です。
京都市営地下鉄「二条城」最寄りの駅
二条城の最寄り地下鉄駅は「地下鉄東西線 二条城前」、徒歩圏内に地下鉄駅があります。
地下鉄「二条城前」の出入口は「計3か所」。
- ①から③まで3か所あり、すべて二条城より南側にあります。
- ①番の出入口には、エレベーターとエスカレーターがあります。
地下鉄東西線 二条城前に乗り入れている路線は「東西線」のみです。コンコースで迷うことはありません。
東西線は「1番線」に「二条・太秦天神川方面」、「2番線」に「烏丸御池・六地蔵方面」が停車します。
時折、4両編成の短い地下鉄が入ってきますが、こちらは「京阪 京津線」。東西線に乗り入れている路線です。
三十三間堂まで行くのなら、京津線に乗車して問題ありません。ホームに入ってきた電車が4両編成の電車でも気にしなくて大丈夫。
では、地下鉄を使った三十三間堂までの行き方を紹介します!
地下鉄+京阪で三十三間堂へ行く
二条城から二条城前駅へ行き、地下鉄東西線に乗車します。
- 最寄り地下鉄駅地下鉄東西線 二条城前駅へ移動
- 乗車する地下鉄地下鉄東西線 二条城前
- [平日 8時~16時]
1時間当たりの運行本数:最大「14」/ 最小「10」 - [土曜・休日 8時~16時]
1時間当たりの運行本数:最大「13」/ 最小「10」
- [平日 8時~16時]
- 地下鉄乗車地下鉄東西線 (烏丸御池・六地蔵方面)に乗車
- 降車する駅は「三条京阪」
- 乗車時間:5分 (3駅)
- 京津線(4両編成の電車)に乗車しても大丈夫です
- 京阪に乗り換え「東西線 三条京阪駅」で降車「京阪 三条駅」へ移動
- 駅構内を移動
- 地下鉄 三条京阪と京阪の三条駅は隣接しています
- 乗車する京阪京阪電鉄 京阪本線
- [平日 8時~16時]
1時間当たりの運行本数:最大「12」/ 最小「9」 - [土曜・休日 8時~16時]
1時間当たりの運行本数:最大「12」/ 最小「10」
- [平日 8時~16時]
- 京阪乗車京阪電鉄 京阪本線 (淀屋橋・中之島方面)に乗車
- 降車する駅は「七条」
- 乗車時間:4分 (2駅、特急の場合)
- 出町柳行き「ではない方向」の電車に乗車
- 京阪降車「七条駅」で降車
- 三十三間堂三十三間堂まで徒歩
- 駅から三十三間堂入口までは「7分(450m)」
【京都市バス】 二条城から三十三間堂への行き方
おススメ地下鉄と京阪を使った行き方ですが、二条城から三十三間堂までは「京都市バス」でも行けます。
市バスで二条城から三十三間堂へ行く場合、京都でも屈指の混雑・渋滞区間を通ります。
区間は「祇園ー京都駅」。この間に「八坂神社」「祇園」「高台寺」「八坂の塔」「清水寺」のような有名観光地が連なっています。
街のキャパシティーを超えた人で、道も何もかもが混雑しているエリアです。
二条城と三十三間堂の位置関係図
二条城と三十三間堂のおおよその位置関係は、このとおりです。
徒歩のみで行くなら、1時間5分(4.6㎞)ほどの距離感です。
京都市バス「二条城」最寄りのバス停
早速注意が必要です。同じ名前のバス停が複数あります。
市バスが複雑で、観光客の皆様が迷いやすい原因の1つ「同じ名前のバス停が複数ある」。
二条城の最寄りバス停位置はこちら。
二条城最寄りの京都市バスのバス停は「2つ(細かく言えば6つ)」あります」。
- 堀川丸太町:(二条城北側のバス停、堀川丸太町交差点 周辺に計4つあります)
- 二条城前:二条城東側、堀川通を挟んで2つあります)
バス停により、停車するバスの行き先が異なります。
特に、堀川丸太町バス停は4つありますので、ご注意ください。
乗る向きを間違えると、行きたい方向と真逆の方向へ進んでしまう可能性があるので、ご注意ください。
各バス停から出発するバスの目的地は、このとおりです。
- バス停「堀川丸太町」
- ① 堀川通りを北上する路線で「晴明神社」が途中にあります
- ②「京都御所・祇園・清水寺・平安神宮・東福寺」方面行 ← 三十三間堂へはこのバス停から
- ③「金閣寺・仁和寺・北野天満宮」方面行
- ④「京都駅」方面行
- バス停「二条城前」
- ①「北野天満宮・金閣寺・立命館大学・西賀茂車庫」方面行
- ②「四条河原町・京都駅」方面行
では、バス停からの経路を紹介します!
京都市バス「202」号系統で三十三間堂へ行く
京都市バス「202」号系統は「バス停 堀川丸太町②」に停車します。
- 最寄りバス停バス停 堀川丸太町②へ移動
- 乗車するバス京都市バス202号系統
- [平日 8時~16時]
1時間当たりの運行本数:最大「6」/ 最小「4」 - [土曜・休日 8時~16時]
1時間当たりの運行本数:最大「5」/ 最小「4」
- [平日 8時~16時]
- 市バス乗車京都市バス202号系統に乗車
- 降車するバス停は「東山七条」
- 乗車時間:30分 (16駅)
- 市バス降車バス停「東山七条」で降車
- 三十三間堂近くのバス停
- 三十三間堂三十三間堂まで徒歩
- バス停から三十三間堂入り口までは「4分(290m)」
市バス乗り継いで三十三間堂へ行く経路もありますが、直通の202号系統があるため省きます。
二条城から三十三間堂への行き方 比較
二条城から三十三間堂へ行くときは「地下鉄→京阪」をおススメします。
- 地下鉄+京阪
- 二条城から三十三間堂まで「28分」(Googleマップより)
- 地下鉄から京阪へ乗換あり
- 京都市バス202号系統
- 三十三間堂近くのバス停まで「39分」、バス停から三十三間堂まで「4分」
- 乗り換えなし
- ひどい車内混雑と交通渋滞に巻き込まれる可能性がある
二条城から三十三間堂までのおススメは「地下鉄→京阪」ルートです。
【スカイホップバス】 二条城から三十三間堂への行き方
京都市バス以外で行くなら「スカイホップバス」が候補に挙がります。
路線バスとは毛色が違いますが、この「スカイホップバス」を使っても、二条城から三十三間堂まで行くことが可能です。
可能ですが、二条城から三十三間堂へ効率的に行きたい場合は、使わない方が得策です。理由は後程説明します。
では、スカイホップバスとは?について説明いたしますね。
乗り降り自由 屋根も時間も開放的
ホップオンホップオフバスは、乗り降り自由のバスツアーコースです。
コース上のバス停なら何度でも乗り降りでき、観光プラ ンを自由に計画できます。デッキから車窓観光を楽しみ、目的地の近くまで来たら一時下車して、再度乗車OK。
見どころたっぷりの京都をバスで快適にめぐりながら、気になる観光地はバスから降りて歩いて散策。お好みのペースで観光を楽しめます。
京都市内で生活していると、スカイホップバスを目にします。赤い車体の2階建てのバスが良く目立ちます。
個人的には「海外からお越しの観光客の皆さん」が良く乗車されている感覚がありますが、多言語対応の音声ガイダンスがあるからかもしれません。
スカイホップバスの価格
スカイホップバスの価格は、京都市バスよりも非常に高いです。
大人 | 子供 | |
当日券(1日券) | 4,000円 | 2,000円 |
2日券 | 6,000円 | 3,000円 |
かなり高額に見えますが、スカイホップバスにしかない楽さはあるかと思います。
- 自由に乗車・下車できる=1日券を買えば、その日は乗り放題
- 運行ルートは有名観光地を通る=自分でバス経路を調べる必要はない
複雑なバス路線を避けたい方や、調べることが少し億劫な方に、重宝する乗り物です。
スカイホップバスの運行ルート
主要観光スポットを回る「レッドコース」の運行ルートは、このとおりです。(距離・詳細な経路は正確ではありません)
スカイホップバスが停車するバス停は14か所あり、⑤の二条駅が現在休止中となっています。
運行ルートをご覧頂いたらわかるのが、スカイホップバスに乗車したら多くの有名観光地、もしくは観光地近くまで連れて行ってくれます。
お値段はなかなかですが、乗車される方が多くいらっしゃるのもよくわかります。
スカイホップバスの運行ルートは、レッドコース以外に「2種類」あります。
- レッドコース
- グリーンコース
- パープルコース
コースの詳細は、スカイホップバスの公式HPで確認できます。
スカイホップバスの運行時間
スカイホップバスの時刻表ですが、観光地の営業終了時間に合わせているのか、最終バスは早めです。
始発は「9時台」、最終は「18時台」です。夜間の運行がないのは記載したとおり、観光地間を結ぶバスだからでしょう。
寺社仏閣が閉門する時間帯を意識して、スカイホップバスも運行されていることが伺えます。
詳しい時刻表は、スカイホップバスのHPをご確認ください。
二条城から三十三間堂への行き方
スカイホップバスは二条城南側にバス停があり、三十三間堂近くにもバス停があります。
二条城最寄りのスカイホップバス バス停はこちら。地下鉄東西線 二条城前 出入口①の目の前にあります。
三十三間堂最寄りのスカイホップバス停はこちら。ホテルの目の前です。
三十三間堂のスカイホップバス バス停から三十三間堂入り口までは「徒歩1分(91m)」です。
スカイホップバス まとめ
京都観光をするうえで、こんなことが気になったら、スカイホップバスをご検討ください!
- 京都のバス経路は、複雑だと聞いている。調べることは、なるべく少なくしたい。乗るバスも間違えたくない。
- オープントップバスに乗って、爽やかな風に当たりながら移動も楽しみたい。
- 音声ガイドで案内を聞きながら、バスに乗りたい。
確かに、京都のバスは、非常に混みあっていると筆者でも思います。同じ名前のバス停が複数あることも、複雑を際立たせる原因だと感じているところです。
市バスは少し大変そう・・・と思う方は、ぜひ「スカイホップバス」をご利用・・・
二条城から三十三間堂まで「効率的に」行きたい場合はおススメできません。
スカイホップバスは一方通行のバスです。運行ルートの通り、二条城から三十三間堂まで行くには、あまりにも非効率です。
市バス・スカイホップバスのメリットとデメリット
バスのみにこだわって「二条城から三十三間堂」まで行く場合、筆者が思う、京都市バスとスカイホップバスのメリット・デメリットはこのとおりです。
筆者が思う「京都市バスのメリット」はこちら!
- 料金の安さ。均一料金区間は「230円」。
- 地下鉄・バスの1日券「1,100円」を購入すると、バスと地下鉄が乗り放題。
- 路線が張り巡らされているので、どこへ行くにも便利。
筆者が思う「京都市バスのデメリット」はこちら!
- 路線が複雑。同じ名前のバス停も多く、迷いやすい。
- 観光シーズンは、酷い混雑が発生して、バスに乗り込めない。
- 観光シーズンは、歩いた方が早い時が多々ある。
筆者が思う「スカイホップバスのメリット」はこちら!
- 行きたい観光地が運行ルート上の場合、バスに乗り込むだけで連れて行ってくれる。
- 必ず席に座れる。
- オープントップバス・2階建てバスなので、目線も高く気候がよいと気持ちがよい。
筆者が思う「スカイホップバスのデメリット」はこちら!
- 価格のハードルが高め。大人は4,000円・子供は2,000円。
- 雨天・猛暑・寒さなど、天候により乗り心地が異なる。
- 行きたい観光地によっては遠回りになり、到着までに時間がかかる。
- 必ず席に座れる=立ち席がない。満席の場合は、次のバスを待たないといけない。
それぞれのメリット・デメリットを並べてみましたが、皆さんどちらが良いと思われますか?
バスだけで行くとするなら、筆者は「京都市バス」を選択します。
スカイホップバスも、メリットは十二分にありますし、魅力を感じて乗車する方も多いです。
観光バスの、ゆったりとした急かされない雰囲気や、空間づくりが良いと思われる方もいるでしょう。
しかし、筆者は「効率的ではない」「価格」「運行ルートの柔軟さ」「運行本数の多さ」を優先し「京都市バス」を利用します。
ご年齢・体調・お連れの方のコンディション、バス移動に求めることは、人により異なります。
移動に期待することに応じて「市バス」か「スカイホップバス」をお選びください。
地元民からの「交通・お土産情報・Tips」!!
最後に地元民からのおせっかいです。
京都の「生の声」をお伝えします。京都観光のご参考になれば、幸いです。
京都市バスの乗り方と注意点
京都市バスですが、数回触れている通り複雑です。筆者自身も迷っている方、乗り間違えた方、何度も見たことがあります。
京都市バスの乗り方や気を付けること、ちょっとした情報をこちらの記事にまとめてありますので、ぜひご覧ください。
京都の交通情報
この記事では「二条城」から「三十三間堂」への行き方に焦点を当てていますが、京都の観光地は他にもたくさん!
観光地と観光地をつなぐ交通情報は、こちらのページにまとめています。観光の助けになれば、嬉しく思います。
各観光地のお土産情報
各観光地の「買わなくても良いお土産」と「買った方が良いお土産」の情報を掲載しているページがあります。
お土産情報が欲しい方は、ぜひご覧ください。
二条城のお土産情報はこちらです。
スカイホップバスのチケット購入
二条城から三十三間堂へ真っ先にいく手段としては、おススメできませんが、別の観光地となれば話は変わります。
スカイホップバスのチケットは、「Klook」で購入できます。スカイホップバスの他にも、京都観光のオプションツアーを提供しています。
たとえば、こんなプランが準備されています。
- スカイホップバスの1日券と2日券の購入
- 有名観光地を周遊するプラン
Klookは、海外から日本へ観光に来る方も多く利用している、ツアー会社です。同行する人数が多いツアーでは、国際交流もできますね!
疲れた場合はタクシーを活用
天候・体調により、少しでも楽に移動したいと感じたら、無理をせずにタクシーを使うのも旅を楽しみ切るひとつです。
京都は観光地ですので、タクシーの台数は比較的多いと思います。お客さん待ちのタクシーの列も珍しくはありません。
- しかし、客待ちの列があるのは京都駅や四条通など、一定以上人が多いところだけ。
- 場所によっては、流れるタクシーを見つけられない場所も。
- 時間帯によっては、タクシーが流れていないエリアも。
観光に行ったその場+疲れた状態でのアプリのダウンロードは少し面倒なものです。
面倒ですが、タクシーを見つけられずに疲れた足でフラフラするのは、もっと大変。
一度立ち止まってアプリをダウンロードしたら、お望みの場所までタクシーが来てくれます!
ぜひ、ご利用ください。
京都の他の観光地への行き方はこちら。
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