このページでは「金閣寺」から「京都御所」への行き方を説明しています。
京都市内での移動手段は、京都市バスをはじめに、地下鉄やJRなど多くあります。
ただ、京都市内のバス網は複雑怪奇を絵に描いたような複雑さ。
観光でお越しの方を迷わせたいのかと錯覚するような、バス路線が張り巡らされています。
でも、この記事を見たら大丈夫。皆さんを「金閣寺」から「京都御所」まで、無事にお届けします。
「金閣寺」から「京都御所」までは、このような交通手段が使えます。
- 京都市バス204号系統
- 京都市バス59号系統
- スカイホップバス
猛暑と底冷えが厳しいとき、バス車内混雑を避けたいときは、タクシーもご検討ください!
【京都市バス】 金閣寺から京都御所への行き方 (おススメ)
金閣寺から京都御所までは「京都市バス」をおススメします。
- 複雑・混雑が伴いますが「京都市内観光の1番の足」は、京都市バス
- 手荷物が多い・混雑を避けたい場合は、ぜひ「地下鉄」を!京都を満喫する時間が増えます!
地下鉄を観光の際もご活用いただきたいのですが、京都の地下鉄は、観光に便利とは言えません。
路線上にない有名観光スポットの方が、圧倒的に多いです。
「金閣寺から京都御所」は、この地下鉄網から外れてしまいます。冒頭記載した通り「市バス」がおススメです。
金閣寺と京都御所の位置関係図
金閣寺と京都御所のおおよその位置関係は、このとおりです。
徒歩のみで行くなら、46分(3.4㎞)ほどの距離感です。
京都市バス「金閣寺」最寄りのバス停
早速注意が必要です。同じ名前のバス停が複数あります。
市バスが複雑で、観光客の皆様が迷いやすい原因の1つ「同じ名前のバス停が複数ある」。
金閣寺の最寄りバス停位置はこちら。
金閣寺最寄りの京都市バスのバス停は「3つ」あり、バス停の名前は「金閣寺道」です。
- 金閣寺道:「同じ名前のバス停が3つ」あります。
- バス停により、行き先は異なります。お乗り間違えにはご注意ください。
乗る向きを間違えると、行きたい方向と真逆の方向へ進んでしまう可能性があるので、ご注意ください。
各バス停から出発するバスの目的地は、このとおりです。
- ① 立命館大学・竜安寺・御室仁和寺・山越 方面行
- 停車するバスは「12」「59」
- ② 北大路バスターミナル・四条河原町・三条京阪・祇園 方面行
- 停車するバスは「12」「59」「204」「205」「M1」
- ③ 京都駅・出町柳駅・銀閣寺・二条城 方面行
- 停車するバスは「204」「205」「M1」
京都御所へ行くバスは「②」「③」のバス停から出発します。
京都市バス「204」号系統で京都御所へ行く
京都市バス「204」号系統は「バス停 金閣寺道③」に停車します。
- 最寄りバス停バス停 金閣寺道③へ移動
- 乗車するバス京都市バス204号系統
- [平日 8時~16時]
1時間当たりの運行本数:最大「5」/ 最小「3」 - [土曜・休日 8時~16時]
1時間当たりの運行本数:最大「4」/ 最小「3」
- [平日 8時~16時]
- 市バス乗車京都市バス204号系統に乗車
- 降車するバス停は「烏丸丸太町」
- 乗車時間:21分 (13駅)
- 市バス降車バス停「烏丸丸太町」で降車
- 京都御所京都御所まで徒歩
- バス停から京都御所入り口までは「1分(120m)」
京都市バス「59」号系統で京都御所へ行く
京都市バス「59」号系統は「バス停 金閣寺道②」に停車します。
- 最寄りバス停バス停 金閣寺道②へ移動
- 乗車するバス京都市バス59号系統
- [平日 8時~16時]
1時間当たりの運行本数:最大「4」/ 最小「3」 - [土曜・休日 8時~16時]
1時間当たりの運行本数:最大「4」/ 最小「3」
- [平日 8時~16時]
- 市バス乗車京都市バス59号系統に乗車
- 降車するバス停は「府立医大病院前」
- 乗車時間:22分 (13駅)
- 市バス降車バス停「府立医大病院前」で降車
- 京都御所京都御所まで徒歩
- バス停から京都御所入り口までは「3分(240m)」
金閣寺から京都御所への行き方 比較
金閣寺から京都御所へ行くときは、京都市バス「204」号系統をおススメします。
経路の詳細は、このとおりです。
- 京都市バス204号系統
- バス停まで「3分」+バス「21分」+御所まで「1分」=「25分」
- 1時間当たりの運行本数(平日・昼間):最大5/最小3
- 1時間当たりの運行本数(土日祝・昼間):最大4/最小3
- 京都市バス59号系統
- バス停まで「3分」+バス「22分」+御所まで「5分」=「30分」
- 1時間当たりの運行本数(平日・昼間):最大4/最小3
- 1時間当たりの運行本数(土日祝・昼間):最大4/最小3
金閣寺から京都御所までの1番のおススメは「204」です。
59号系統は穴場路線!?
204がおススメですが、59に乗車した方がよいときもあります。
204号系統は、ガイドブックなどで「金閣寺から銀閣寺」「銀閣寺から金閣寺」へ行けるバスと紹介されています。
運航本数も多く「金閣・銀閣間の観光路線」として認識されているでしょう。
そして、金閣寺と銀閣寺、京都に初めてお越しの方の観光先として、よく選ばれます。
観光でいらした方で金閣→銀閣を目指す方は、金閣寺最寄りバス停で「204を待っている」ことが多いでしょう。混雑が発生します。
また、204のバスルートには「西ノ京円町」というバス停があり、JR円町駅と連結しています。
嵐山方面からJRで来た方が乗り合わせるケースが多く、更に混雑が加速します。
ここで、京都市バス59号系統の出番です!
59と204が停車するバス停は、異なります。59は②のバス停、204は③のバス停です。
204が停車する方のバス停に行列ができていて、59が停車するバス停が空いていたら、一気に59号系統が「ラッキー穴場路線」になります。
【スカイホップバス】 金閣寺から京都御所への行き方
京都市バス以外で行くなら「スカイホップバス」が候補に挙がります。
路線バスとは毛色が違いますが、この「スカイホップバス」を使っても、金閣寺から京都御所まで行けます。
では、スカイホップバスとは?について説明いたしますね。
乗り降り自由 屋根も時間も開放的
ホップオンホップオフバスは、乗り降り自由のバスツアーコースです。
コース上のバス停なら何度でも乗り降りでき、観光プラ ンを自由に計画できます。デッキから車窓観光を楽しみ、目的地の近くまで来たら一時下車して、再度乗車OK。
見どころたっぷりの京都をバスで快適にめぐりながら、気になる観光地はバスから降りて歩いて散策。お好みのペースで観光を楽しめます。
京都市内で生活していると、スカイホップバスを目にします。赤い車体の2階建てのバスがよく目立ちます。
個人的には「海外からお越しの観光客の皆さん」が乗車しているイメージがありますが、多言語対応の音声ガイダンスがあるからかもしれません。
スカイホップバスの価格
スカイホップバスの価格は、京都市バスよりも非常に高いです。
大人 | 子供 | |
当日券(1日券) | 4,000円 | 2,000円 |
2日券 | 6,000円 | 3,000円 |
かなり高額に見えますが、スカイホップバスにしかない楽さはあるかと思います。
- 自由に乗車・下車できる=1日券を買えば、その日は乗り放題
- 運行ルートは有名観光地を通る=自分でバス経路を調べる必要はない
複雑なバス路線を避けたい方や、調べることが少し億劫な方に、重宝する乗り物です。
スカイホップバスの運行ルート
主要観光スポットを回る「レッドコース」の運行ルートは、このとおりです。(距離・詳細な経路は正確ではありません)
スカイホップバスが停車するバス停は14か所あり、⑤の二条駅が現在休止中となっています。
運行ルートを一目見たらわかります。スカイホップバスに乗車したら多くの有名観光地もしくは観光地近くまで連れて行ってくれます。
お値段はなかなかですが、乗車される方が多くいるのもわかります。
スカイホップバスの運行ルートは、レッドコース以外に「2種類」あります。
- レッドコース
- グリーンコース
- パープルコース
コースの詳細は、スカイホップバスの公式HPで確認できます。
スカイホップバスの運行時間
スカイホップバスの時刻表ですが、観光地の営業終了時間に合わせているのか、最終バスは早めです。
始発は「9時台」、最終は「18時台」です。夜間の運行がないのは、観光地間を結ぶバスだからでしょう。
寺社仏閣が閉門する時間帯を意識して、スカイホップバスも運行していると伺えます。
詳しい時刻表は、スカイホップバスのHPをご確認ください。
金閣寺から京都御所への行き方
スカイホップバスは金閣寺近くにバス停があり、京都御所近くにもバス停があります。
金閣寺最寄りのスカイホップバス バス停はこちら。
京都御所最寄りスカイホップバス停はこちら。京都御所の北側に到着します。
スカイホップバス バス停から京都御所までは「徒歩4分(280m)」です。
スカイホップバスのまとめ
京都観光をするうえで、こんなことが気になったら、スカイホップバスをご検討ください!
- 京都のバス経路は、複雑だと聞いている。調べることは、なるべく少なくしたい。乗るバスも間違えたくない。
- オープントップバスに乗って、爽やかな風に当たりながら移動も楽しみたい。
- 音声ガイドで案内を聞きながら、バスに乗りたい。
確かに、京都のバスは、非常に混みあっていると筆者でも思います。同じ名前のバス停が複数あることも、複雑さを際立たせる原因だと感じているところです。
市バスは少し大変そう・・・と思う方は、ぜひ「スカイホップバス」をご利用ください。
市バス・スカイホップバスのメリットとデメリット
「バスのみ」にこだわって「金閣寺から京都御所」まで行く場合、筆者が思う、京都市バスとスカイホップバスのメリット・デメリットはこのとおりです。
筆者が思う「京都市バスのメリット」はこちら!
- 料金の安さ。均一料金区間は「230円」。
- 地下鉄・バスの1日券「1,100円」を購入すると、バスと地下鉄が乗り放題。
- 路線が張り巡らされているので、どこへ行くにも便利。
筆者が思う「京都市バスのデメリット」はこちら!
- 路線が複雑。同じ名前のバス停も多く、迷いやすい。
- 観光シーズンは、酷い混雑が発生して、バスに乗り込めない。
- 観光シーズンは、歩いた方が早い時が多々ある。
筆者が思う「スカイホップバスのメリット」はこちら!
- 行きたい観光地が運行ルート上の場合、バスに乗り込むだけで連れて行ってくれる。
- 必ず席に座れる。
- オープントップバス・2階建てバスなので、目線も高く気候がよいと気持ちがよい。
筆者が思う「スカイホップバスのデメリット」はこちら!
- 価格のハードルが高め。大人は4,000円・子供は2,000円。
- 雨天・猛暑・寒さなど、天候により乗り心地が異なる。
- 行きたい観光地によっては遠回りになり、到着までに時間がかかる。
- 必ず席に座れる=立ち席がない。満席の場合は、次のバスを待たないといけない。
それぞれのメリット・デメリットを並べてみましたが、皆さんどちらが良いと思われますか?
バスだけで行くとするなら、筆者は「京都市バス」を選択します。
スカイホップバスも、メリットは十二分にありますし、魅力を感じて乗車する方も多いです。
観光バスの、ゆったりとした急かされない雰囲気や、空間づくりが良いと思われる方もいるでしょう。
しかし、筆者は「価格」を優先し「京都市バス」を利用します。
ご年齢・体調・お連れの方のコンディション、バス移動に求めることは、人により異なります。
移動に期待することに応じて「市バス」か「スカイホップバス」をお選びください。
地元民からの「交通・お土産情報・Tips」!!
最後に地元民からのおせっかいです。
京都の「生の声」をお伝えします。京都観光のご参考になれば、幸いです。
京都市バスの乗り方と注意点
京都市バスですが、数回触れている通り複雑です。筆者自身も迷っている方、乗り間違えた方、何度も見たことがあります。
京都市バスの乗り方や気を付けること、ちょっとした情報をこちらの記事にまとめてありますので、ぜひご覧ください。
京都の交通情報
この記事では「金閣寺」から「京都御所」への行き方に焦点を当てていますが、京都の観光地は他にもたくさん!
観光地と観光地をつなぐ交通情報は、こちらのページにまとめています。観光の助けになれば、嬉しく思います。
各観光地のお土産情報
各観光地の「買わなくても良いお土産」と「買った方が良いお土産」の情報を掲載しているページがあります。
お土産情報が欲しい方は、ぜひご覧ください。
金閣寺のお土産情報はこちらです。
スカイホップバスのチケット購入
金閣寺から京都御所へ真っ先にいく手段としては、おススメできませんが、別の観光地となれば話は変わります。
スカイホップバスのチケットは、「Klook」で購入できます。スカイホップバスの他にも、京都観光のオプションツアーを提供しています。
たとえば、こんなプランが準備されています。
- スカイホップバスの1日券と2日券の購入
- 有名観光地を周遊するプラン
Klookは、海外から日本へ観光に来る方も多く利用している、ツアー会社です。同行する人数が多いツアーでは、国際交流もできますね!
疲れた場合はタクシーを活用
天候・体調により、少しでも楽に移動したいと感じたら、無理をせずにタクシーを使うのも旅を楽しみ切るひとつです。
京都は観光地ですので、タクシーの台数は比較的多いと思います。お客さん待ちのタクシーの列も珍しくはありません。
- しかし、客待ちの列があるのは京都駅や四条通など、一定以上人が多いところだけ。
- 場所によっては、流れるタクシーを見つけられない場所も。
- 時間帯によっては、タクシーが流れていないエリアも。
観光に行ったその場+疲れた状態でのアプリのダウンロードは少し面倒なものです。
面倒ですが、タクシーを見つけられずに疲れた足でフラフラするのは、もっと大変。
一度立ち止まってアプリをダウンロードしたら、お望みの場所までタクシーが来てくれます!
ぜひ、ご利用ください。
京都の他の観光地への行き方はこちら。
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