
このページでは「八坂神社」から「三十三間堂」への行き方を紹介します。
京都市内での移動手段は、京都市バスをはじめに、地下鉄やJRなど多くあります。
ただ、京都市内のバス網は、複雑怪奇を絵に描いたような複雑さ。
観光でお越しの方を迷わせたいのかと錯覚するような、バス路線が張り巡らされています。

でも、この記事を見たら大丈夫。皆さんを「八坂神社」から「三十三間堂」まで無事にお届けします。
「八坂神社」から「三十三間堂」までは、このような交通手段が使えます。
- 京阪電車
- 京都市バス(206・86・202・207のいずれか)
- スカイホップバス
- 京阪電車:1番のおススメ!
- 京都市バス:おススメできない…
- スカイホップバス:条件によってはOK
各観光地から、三十三間堂への行き方をまとめているページはこちら。
【京阪】八坂神社から三十三間堂への行き方 (おススメ)




八坂神社から三十三間堂へは「京阪電車」で行くことをおススメします。
八坂神社から三十三間堂へ行くには「京阪」、これ以外ないと思っていただいて大丈夫です。
しかし、どのガイドブックを見ても、市バスでの行き方を紹介していると思います。
八坂神社目の前のバス停から、乗り継ぎなしで三十三間堂まで行く路線があるからです。
ただ、その市バスの経路は、京都でも脳天突き抜ける屈指の渋滞区間(祇園ー京都駅)を通ります。
混雑と言っても、本当にそんなに混んでいるの?と思われる方もいらっしゃると思いますが、
特に、観光シーズンにおいては、テーマパークを彷彿とさせる行列と交通渋滞が発生します。


テレビで京都のオーバーツーリズムを放送すると言ったら、この区間にあるバス停の大行列が紹介されています。
どう転がっても、少し歩くことになっても、京阪で行くことを声高におススメします。
八坂神社と三十三間堂の位置関係図


八坂神社と三十三間堂のおおよその位置関係はこの通りです。
徒歩のみで行くなら、28分(2㎞)ほどの距離感です。


八坂神社の京阪最寄り駅「祇園四条」


八坂神社の最寄り京阪駅は「祇園四条」です。
八坂神社から「京阪 祇園四条駅」までは、徒歩で行きますが、まずは、祇園四条駅の位置や出入口、乗り場などを紹介します。




京阪「祇園四条」の出入口は「計8か所」。
- 八坂神社から1番近い出入口は「⑥」、南座に隣接しています。
- エレベーターとエスカレーターは、⑥のお向かいにある出入口⑦にあります。
- ⑥も⑦も、四条通に面しています。
祇園四条駅に乗り入れている路線は「京阪本線」のみ、構内で迷うことはありません。
「1のりば」に「三条・出町柳方面」、「2のりば」に「淀屋橋・中之島方面」が停車します。
三十三間堂へ行きたい時に乗車する京阪は「2のりば」に停車する電車です。
- 京阪には「ライナー」「プレミアムカー」と呼ばれる全席指定の電車があります。
- 追加料金が必要ですので、ご注意ください。
- 上記以外は、追加料金は不要です。停車した電車に、ご乗車ください。
京阪で三十三間堂へ行く!


八坂神社から祇園四条駅へ行き、京阪に乗車、降車後は徒歩で三十三間堂へ向かいます。


- 最寄り地下鉄駅京阪 祇園四条駅へ移動
- 乗車する電車京阪 祇園四条駅
- [平日 8時~16時]
1時間当たりの運行本数:最大「12」/ 最小「9」 - [土曜・休日 8時~16時]
1時間当たりの運行本数:最大「12」/ 最小「10」
- [平日 8時~16時]
- 京阪乗車京阪本線 (淀屋橋・中之島方面)に乗車
- 降車する駅は「七条」
- 乗車時間(特急使用):2分 (1駅)
- ※ライナー・プレミアムカーは追加料金が必要です
- 京阪降車京阪本線 「七条駅」で降車
- 三十三間堂三十三間堂まで徒歩
- 駅から三十三間堂までは「徒歩7分(450m)」
- 出入口②から、地上へ出てください
- エレベーターとエスカレーターは、出入口④と⑦にあります
【京都市バス】 八坂神社から三十三間堂への行き方




八坂神社から三十三間堂までは「京都市バス」でも行けますが、おススメはしません。
八坂神社から三十三間堂への行き方を検索したら「市バス」が、1番の候補に挙がってくると思います。
しかし、京都でも眩暈が本当にする渋滞・混雑区間が経路です。
筆者が祇園から三十三間堂へ行くなら、間違えても市バスは使いません。
バスに乗って、街並みを見ながら移動したい方も多くいると思いますが、景色を楽しむ余裕はないと思います。


始発など早朝の時間帯は、まだ混雑は酷くないかもしれませんが、それでもおススメはできません。
おススメしたくはないのですが、参考用として情報のみお伝えします。
ちなみに、三十三間堂に停車するバス路線は、86・206・202・207と複数ありますが、どれも同じだと思って頂いて問題ありません。
強いて言うなら、86と206の方が、バス停から三十三間堂まで歩く距離は短いですが、京都駅に行きたい方で、バスがパッツンパッツンになっています。


八坂神社と三十三間堂のおおよその位置関係はこの通りです。


京都市バス「八坂神社」最寄りのバス停


八坂神社の最寄りバス停では、早速お気を付けいただきたいことがあります。
京都市バスが複雑で分かりにくく、観光客の皆様が迷いやすいと言われる原因の1つ「同じ名前のバス停が複数ある」。
八坂神社の最寄りバス停も、もれなく該当します。




八坂神社最寄りの京都市バスのバス停は「3つ」あり、バス停の名前は「祇園」です。
- バス停 祇園:東大路通り・四条通りの交差点を中心に、祇園という「同じ名前のバス停が3つ」あります。
- バス停により、バスの行き先は異なります。お乗り間違えにはご注意ください。
ざっくりとですが、①・②・③のバス停から出発するバスの目的地を紹介します。
- ① 熊野神社・百万遍・平安神宮・銀閣寺・北大路バスターミナル
- 停車するバスは「31」「46」「86」「201」「202」「203」「206」
- ② 四条烏丸・二条城・金閣寺・千本今出川・北野天満宮・上賀茂神社・西京極
- 停車するバスは「12」「31」「46」「80」「201」「203」「58」「207」
- ③ 清水寺・京都駅・東福寺・鉄道博物館
- 停車するバスは「86」「202」「206」「58」「207」


三十三間堂へ行くバスは「③」のバス停から出発します。
- 「バス停 祇園」から三十三間堂を目指す場合は「③のバス停」から乗車してください
- 「①・②のバス停」から三十三間堂へ行くバスはありません


では、バス停からの経路を紹介します!
京都市バス「206」「86」号系統で行く


京都市バス「206」「86」号系統は「バス停 祇園③」に停車します。


- 最寄りバス停バス停 祇園③へ移動
- 乗車するバス京都市バス206号系統か86号系統
- 市バス乗車京都市バス206か86号系統に乗車
- 降車するバス停は「東山七条」
- 乗車時間:10分 (5駅)
- ※混んでいると、倍以上かかります。
- 市バス降車バス停「東山七条」で降車
- 三十三間堂三十三間堂まで徒歩
- バス停から三十三間堂までは「1分(140m)」
京都市バス「202」「207」号系統で行く


京都市バス「202」「207」号系統は「バス停 祇園③」に停車します。


- 最寄りバス停バス停 祇園③へ移動
- 乗車するバス京都市バス202号系統か207号系統
- 市バス乗車京都市バス202か207号系統に乗車
- 降車するバス停は「東山七条」
- 乗車時間:10分 (5駅)
- ※混んでいると、倍以上かかります。
- 市バス降車バス停「東山七条」で降車
- 三十三間堂三十三間堂まで徒歩
- バス停から三十三間堂までは「4分(290m)」
【スカイホップバス】 八坂神社から三十三間堂への行き方




京都市バス以外で行くなら「スカイホップバス」が候補に挙がります。
路線バスとは毛色が違いますが、この「スカイホップバス」を使っても、八坂神社から三十三間堂まで行くことが可能です。
では、スカイホップバスとは?について説明いたしますね。
乗り降り自由 屋根も時間も開放的
ホップオンホップオフバスは、乗り降り自由のバスツアーコースです。
コース上のバス停なら何度でも乗り降りでき、観光プラ ンを自由に計画できます。デッキから車窓観光を楽しみ、目的地の近くまで来たら一時下車して、再度乗車OK。
見どころたっぷりの京都をバスで快適にめぐりながら、気になる観光地はバスから降りて歩いて散策。お好みのペースで観光を楽しめます。
京都市内で生活していると、スカイホップバスは、よく目にします。赤い車体の2階建てのバスが良く目立ちます。
個人的には「海外からお越しの観光客の皆さん」が良く乗車されている感覚がありますが、多言語対応の音声ガイダンスがあるからかもしれません。
スカイホップバスの価格


スカイホップバスの価格は、京都市バスよりも非常に高いです。
大人 | 子供 | |
当日券(1日券) | 3,500円 | 1,750円 |
2日券 | 5,000円 | 2,500円 |
かなり高額に見えますが、スカイホップバスにしかない「楽さ」や「楽しみ」はあるかと思います。
- 自由に乗車・下車できる=1日券を買えば、その日は乗り放題
- 運行ルートは有名観光地を通る=自分でバス経路を調べる必要はない


京都の複雑なバス路線を避けたい方や、調べることが少々億劫な方に重宝する乗り物です。
スカイホップバスの運行ルート


おおよその運行ルートはこの通りです。(距離・詳細な経路は正確ではありません)


スカイホップバスが停車するバス停は14か所あり、⑤の二条駅が現在休止中です。
運行ルートをご覧頂いたらわかるのが、スカイホップバスに乗車したら多くの有名観光地、もしくは観光地近くまで連れて行ってくれます。
お値段はなかなかですが、乗車される方が多くいらっしゃるのも良くわかります。
スカイホップバスの運行時間


スカイホップバスの時刻表ですが、観光地の営業終了時間に合わせてか最終バスは早めです。
始発は「9時台」、最終は「18時台」です。夜間の運行がないのは記載した通り、観光地間を結ぶバスだからでしょう。
寺社仏閣が閉門する時間帯を意識して、スカイホップバスも運行されていることが伺えます。
詳しい時刻表は、スカイホップバスのHPをご確認ください。
八坂神社から三十三間堂への行き方


スカイホップバスは、八坂神社近くにも三十三間堂近くにもバス停があります。
八坂神社最寄りのスカイホップバス バス停はこちら
三十三間堂近くのスカイホップバス バス停はこちら。
三十三間堂までは「徒歩1分(91m)」です。
八坂神社から三十三間堂への行き方 まとめ


京都観光をするうえで、こんなことが気になったら、スカイホップバスをご検討ください!
- 京都のバス経路は複雑だと聞いている。調べることは、なるべく少なくしたい。
- 京都のバス経路は複雑だと聞いている。乗るバスを間違えたくない。
- オープントップバスに乗って、爽やかな風に当たりながら、移動も楽しみたい。
- 音声ガイドで案内を聞きながら、バスに乗りたい。
確かに、京都のバスは、非常に混みあっていると筆者でも思います。
同じ名前のバス停が複数あることも、複雑を際立たせる原因だと感じているところです。
市バスは少し大変そう・・・と思う方は、ぜひ「スカイホップバス」をご利用・・・


ご利用いただきたいのですが、スカイホップバスの運行経路は市バスの運行経路と同じです。
八坂神社から三十三間堂までの経路は、市バスと同じです。
市バスが渋滞に巻き込まれたら、同じくスカイホップバスも巻き込まれます。
スカイホップバスは必ず座れる席があるので、ゆったり座ることはできますが、所要時間は同じです。
スカイホップバスには独自の良さがたくさんありますが、八坂神社と三十三間堂の区間については「座れる」以外、市バスと差はありません。
【市バスとスカイホップバス】メリット・デメリット


「バスのみ」にこだわって「八坂神社から三十三間堂」まで行く場合の、筆者が思う、京都市バスとスカイホップバスのメリット・デメリットを紹介します!


筆者が思う「京都市バスのメリット」はこちら!
- 料金の安さ。均一料金区間は「230円」。
- 地下鉄・バスの1日券「1,100円」を購入すると、バス(市バス以外のバス会社も含む)と地下鉄が乗り放題。
- 路線が張り巡らされているので、どこへ行くにも便利。


筆者が思う「京都市バスのデメリット」はこちら!
- 路線が張り巡らせている=路線が複雑。同じ名前のバス停も多く、迷いやすい。
- 観光シーズンは酷い混雑が発生して、バスに乗り込めない。そして、それは珍しいことではない。
- 観光シーズンは、歩いた方が早い時も多々ある。


筆者が思う「スカイホップバスのメリット」はこちら!
- 運行ルートが決まっているため、行きたい観光地がそのルート上だったら、バスに乗り込むだけで良い。
- 必ず席に座ることができる。
- オープントップバス・2階建てバスなので、目線も高く気候が良いと、とても気持ち良い。


筆者が思う「スカイホップバスのデメリット」はこちら!
- 価格のハードルが高め。大人は3,500円・子供は1,750円。
- 雨天・猛暑・寒さなど、天候により乗り心地が大いに異なる。
- 必ず席に座れる=立ち席がない。満席の場合は、次のバスを待つことになる。
それぞれのメリット・デメリットを並べてみましたが、皆さんどちらが良いと思われますか?


筆者は「京都市バス」を選択します。
座れるのは魅力的ですが、道が混雑していなければ・乗客が少なければ、乗車時間は「10分程度」。
何もかが混んでいたら、30分くらい要するかもしれません。
それでも、バス移動にこだわって移動するなら、筆者はケチなので市バスを選択します。
バス移動について正直言えば、座れるか・座れないか、八坂神社から三十三間堂の区間については、本当に違いはこれだけです。


「京阪」をぜひご利用ください。
地元民からの、交通・お土産情報・Tips!!


最後に、地元民からのおせっかいです。
①京都市バスの乗り方・注意点・ちょっとした情報
京都市バスですが、数回触れている通り複雑です。筆者自身も迷っている方、乗り間違えた方、何度も見たことがあります。
京都市バスの乗り方や気を付けること、ちょっとした情報をこちらの記事にまとめていますので、ぜひご覧ください。
②他の観光地と観光地をつなぐ交通情報
この記事では「八坂神社」から「三十三間堂」への行き方に焦点を当てていますが、京都の観光地は他にもたくさん!
観光地と観光地をつなぐ交通情報は、こちらのページにまとめています。観光の助けになれば、嬉しく思います。
③各観光地のお土産情報
各観光地の「買わなくても良いお土産」と「買った方が良いお土産」の情報を掲載しているページがあります。
お土産情報が欲しい方は、ぜひご覧ください。
④スカイホップバスのチケット購入について
スカイホップバスのチケットは、公式HPでも購入することができますが、ここでは「Veltra(現地オプションツアー会社)」が提供しているツアーを紹介いたします!
- 通常のスカイホップバスの1日券と2日券の購入ができます。
- お値段が一気に優しくなった、車窓観光(1周60分)プランも購入できます。
車窓観光はまさしくバスから見ることになりますが、その時間は60分。
ぐるりと京都の有名観光地を回ったうえで、その後は自由に観光を楽しむことができます。
今回の旅行では周れない観光地や、外観だけでも見たい観光地に行くこともでき、足休めをしながら観光できるプランでもあります。
車窓観光なので、お値段も控えめなのが嬉しいところです。



移動に疲れた場合はタクシーのご利用も


天候・体調により、少しでも楽に移動したいと感じたら、無理をせずにタクシーを使うのも旅を楽しみ切るひとつです。
ただし、タクシーもバスと同じ経路で行く場合は、渋滞に巻き込まれます。
タクシーで三十三間堂へ行くなら、少し遠回りになっても「東大路を下がらない」経路、もしくは「混雑が少しでも控えめな経路」を運転手さんにご依頼ください。
では、お話を元に戻します。
京都は観光地ですので、タクシーの台数は比較的多いと思います。お客さん待ちのタクシーの列も珍しくはありません。
- しかし、このような列があるのは、京都駅や四条通など、一定以上人が多いところだけ。
- 場所によっては、待てど暮らせど、流れているタクシーを見つけられない場所も。
- 時間帯によっても、タクシーそのものが流れていないエリアも。
観光に行ったその場+疲れた状態でのアプリのダウンロードは、少し面倒です。
面倒ですが、タクシーを見つけられずに疲れた足でフラフラするのは、もっと大変。


一度立ち止まってアプリをダウンロードしたら、お望みの場所までタクシーが来てくれます!
ぜひ、ご利用ください。
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