このページでは「平安神宮」から「金閣寺」への行き方を説明しています。
京都市内での移動手段は、京都市バスをはじめに、地下鉄やJRなど多くあります。
ただ、京都市内のバス網は、複雑怪奇を絵に描いたような複雑さ。
観光でお越しの方を迷わせたいのかと錯覚するような、バス路線が張り巡らされています。
でも、このページを見たら大丈夫。皆さんを「平安神宮」から「金閣寺」まで、無事にお届けします。
「平安神宮」から「金閣寺」までは、このような交通手段が使えます。
- 京都市バス204号系統
- 京都市バス46号系統
- 地下鉄→京都市バス205号系統
- スカイホップバス
1番のおススメと言っても、渋滞や車内混雑が「ない」路線では、ありません。
参拝時間や参拝料など、基本的な情報はこちら。
猛暑と底冷えが厳しいとき、バス車内混雑を避けたいときは、タクシーもご検討ください!
【京都市バス】 平安神宮から金閣寺への行き方
平安神宮から金閣寺までは「京都市バス」をおススメします。
- 経路は複雑、また混雑もしますが「京都観光の1番の足」は、京都市バス!
- 手荷物が多い、混雑を避けたい場合は「地下鉄」を使った経路で行きましょう。
地下鉄を移動にご活用いただきたいのですが、京都の地下鉄はあまり便利ではありません。路線上にある観光スポットは限られています。
平安神宮から金閣寺へ行く手段には「地下鉄→京都市バス」がありますが「市バス」の方をおススメします。
平安神宮と金閣寺の位置関係図
平安神宮と金閣寺のおおよその位置関係は、この通りです。
徒歩のみで行くなら、1時間36分(6.8㎞)ほどの距離感です。
京都市バス「平安神宮」最寄りのバス停
早速注意が必要です。同じ名前のバス停が複数あります。
市バスが複雑で、観光客の皆様が迷いやすい原因の1つ「同じ名前のバス停が複数ある」。
平安神宮の最寄りバス停位置は、こちら。
平安神宮最寄りの京都市バスのバス停は「3種類あり、バス乗り場は6つ)」あります」。
- 「A」「B」:岡崎公園 美術館 平安神宮前 (大鳥居の目の前)
- 「C」「D」:岡崎公園 ロームシアター京都・みやこめっせ前 (みやこめっせ北側・二条通沿い)
- 「E」「F」:岡崎公園 動物園前 (岡崎公園南側・二条通沿い)
乗る向きを間違えると、行きたい方向と真逆の方向へ進んでしまう可能性があるので、ご注意ください。
各バス停から出発するバスの目的地は、このとおりです。
- バス停 岡崎公園 美術館 平安神宮前
- Aのりば:祇園・清水寺・京都駅・四条河原町・上賀茂神社・京都鉄道博物館 方面行
- Bのりば:銀閣寺・岩倉 方面行
- バス停 岡崎公園 ロームシアター京都・みやこめっせ前
- Cのりば:四条大宮・京都外大前 方面行
- Dのりば:銀閣寺・四条河原町・上賀茂神社 方面行
- バス停 岡崎公園 動物園前
- Eのりば:銀閣寺・岩倉 方面行
- Fのりば:祇園・清水寺・京都駅・四条河原町・西京極・京都鉄道博物館 方面行
最寄りのバス停からの行き方、それ以外のバス停からの行き方、紹介します!
京都市バス「204」号系統で金閣寺へ行く (おススメ)
京都市バス「204」号系統は「バス停 岡崎道」から乗車します。平安神宮の最寄りバス停ではないので、ご注意ください。
丸太町通りを挟んだ北と南に「バス停 岡崎道」があります。
金閣寺行きのバス停は「南側」のバス停から出発します。北側のバス停に行かないようご注意ください。
204号系統は「銀閣寺」を経由して岡崎道へ来ます。銀閣寺から金閣寺へ行く方も、多く乗車しています。
- バス停へバス停 岡崎道へ移動
平安神宮からバス停までは「徒歩7分(550m)」
- 乗車するバス京都市バス204号系統
- [平日 8時~16時]
1時間当たりの運行本数:最大「5」/ 最小「3」 - [土曜・休日 8時~16時]
1時間当たりの運行本数:最大「5」/ 最小「3」
- [平日 8時~16時]
- 市バス乗車京都市バス204号系統に乗車
- 降車するバス停は「金閣寺道」
- 乗車時間:33分 (18駅)
- 市バス降車バス停「金閣寺道」で降車
- 金閣寺の最寄りバス停
- 金閣寺金閣寺まで徒歩
- バス停から金閣寺入り口までは「3分(240m)」
京都市バス「46」号系統で金閣寺へ行く
京都市バス「46」号系統は「バス停 岡崎公園 美術館 平安神宮前 A」から乗車します。
- 最寄りバス停バス停 岡崎公園 美術館 平安神宮前 Aへ移動
- 乗車するバス京都市バス46号系統
- [平日 8時~16時]
1時間当たりの運行本数:最大「7」/ 最小「4」 - [土曜・休日 8時~16時]
1時間当たりの運行本数:最大「5」/ 最小「3」
- [平日 8時~16時]
- 市バス乗車京都市バス46号系統に乗車
- 降車するバス停は「千本北大路」
- 乗車時間:47分 (24駅)
- 市バス降車バス停 千本北大路で降車
- 金閣寺の最寄りバス停ではありません。
- 金閣寺金閣寺までは徒歩
- バス停 千本北大路から金閣寺入り口までは「10分(750m)」
【地下鉄→京都市バス】平安神宮から金閣寺への行き方
地下鉄東西線に乗車し、西大路御池で降車。降車後は市バスに乗車し、金閣寺へ向かいます。
京都の地下鉄は「東西線」と「烏丸線」の2線のみ。地下鉄路線は、とてもさっぱりしています。
平安神宮から金閣寺へ行くには、地下鉄東西線の東山駅から、太秦天神川方面の地下鉄に乗車します。
東山駅に連結している路線は「東西線」のみ。地下鉄の乗り間違えは、心配しなくて大丈夫です。
- 地下鉄駅へ地下鉄東西線「東山駅」へ移動
平安神宮から東山駅までは「徒歩6分(500m)」
- 乗車する電車地下鉄東西線
- [平日 8時~16時]
1時間当たりの運行本数:最大「13」/ 最小「10」 - [土曜・休日 8時~16時]
1時間当たりの運行本数:最大「12」/ 最小「10」
4両編成で来る地下鉄がありますが、途中駅が終点となります。乗車しないようにご注意ください。
- [平日 8時~16時]
- 地下鉄乗車地下鉄東西線(太秦天神川方面)に乗車
- 降車する駅は「西大路御池」
- 乗車時間:12分 (6駅・各駅停車)
- 降車・移動地下鉄東西線「西大路御池駅」で降車しバス停へ移動
- 京都市バス205が停車するバス停は「西大路御池」
- 地下鉄駅からバス停までは「2分(110m)」
- 乗車するバス京都市バス205号系統
- 205号系統
- [平日 8時~16時]
1時間当たりの運行本数:最大「10」/ 最小「7」 - [土曜・休日 8時~16時]
1時間当たりの運行本数:最大「10」/ 最小「6」
- [平日 8時~16時]
- 205号系統
- 市バス乗車京都市バス205号系統に乗車
- 205号系統
- 降車するバス停は「金閣寺道」
- 乗車時間:14分 (8駅)
数駅先の「西ノ京円町」で金閣寺へ行きたい方の行列ができていますので混雑には注意です。
- 205号系統
- 金閣寺金閣寺まで徒歩
- バス停から金閣寺入り口までは「3分(240m)」
平安神宮から金閣寺への行き方を比較!
平安神宮から金閣寺までは、京都市バスのみを使った方法や、地下鉄と市バスを組み合わせた行き方があります。
筆者は京都市バス「204号系統」をおススメします。
- 京都市バス204号系統
- バス停まで「7分」+ バス「33分」+ 金閣寺まで徒歩「3分」=「43分」
- 1時間当たりの運行本数(平日・昼間):最大5/最小3
- 1時間当たりの運行本数(土日祝・昼間):最大5/最小3
- 平安神宮の最寄りバス停から、出発しないバスに乗車
- 銀閣寺を経由してくるため、銀閣寺から金閣寺へ行く方と多く乗り合わせます
- 京都市バス46号系統
- バス停まで「1分」+ バス「47分」+ 金閣寺まで徒歩「10分」=「58分」
- 1時間当たりの運行本数(平日・昼間):最大7/最小4
- 1時間当たりの運行本数(土日祝・昼間):最大5/最小3
- 金閣寺の最寄りバス停には、停車しないバスに乗車
- 経路の中に渋滞が酷い、四条通り・祇園エリアが含まれる
- 地下鉄→京都市バス205号系統
- 地下鉄駅まで「6分」+ 地下鉄「12分」+ バス停まで「2分」+ バス「14分」+ 金閣寺まで徒歩「3分」=「37分」
- 地下鉄→バスの乗換が発生する
- 地下鉄の本数は少なめで、タイミングが悪いと7-8分待つ
- 205号系統は、1時間当たりの運行本数が多い
平安神宮から金閣寺までの1番のおススメは「204」、次いで「JR+205」「46」の順番です。
【スカイホップバス】 平安神宮から金閣寺への行き方
京都市バス以外で行くなら「スカイホップバス」が候補に挙がります。
路線バスとは毛色が違いますが、この「スカイホップバス」を使っても、平安神宮から金閣寺まで行くことが可能です。
可能ですが、平安神宮から金閣寺へ直接行きたい場合は、使わない方が得策です。理由は後程説明します。
まず、スカイホップバスとは?について説明します。
乗り降り自由 屋根も時間も開放的
スカイホップバス 公式HP
ホップオンホップオフバスは、乗り降り自由のバスツアーコースです。
コース上のバス停なら何度でも乗り降りでき、観光プラ ンを自由に計画できます。デッキから車窓観光を楽しみ、目的地の近くまで来たら一時下車して、再度乗車OK。
見どころたっぷりの京都をバスで快適にめぐりながら、気になる観光地はバスから降りて歩いて散策。お好みのペースで観光を楽しめます。
京都市内で生活していると、スカイホップバスばよく目にします。赤い車体の2階建てのバスが良く目立ちます。
個人的には「海外からお越しの観光客の皆さん」が良く乗車されている感覚がありますが、多言語対応の音声ガイダンスがあるからかもしれません。
スカイホップバスの価格
スカイホップバスの価格は、京都市バスよりも非常に高いです。
大人 | 子供 | |
当日券(1日券) | 4,000円 | 2,000円 |
2日券 | 6,000円 | 3,000円 |
かなり高額に見えますが、スカイホップバスにしかない楽さはあるかと思います。
- 自由に乗車・下車できること=1日券を買えば、その日は乗り放題
- 運行ルートは有名観光地を通る=自分でバス経路を調べる必要はない
複雑なバス路線を避けたい方や、調べることが少し億劫な方に、重宝する乗り物です。
スカイホップバスの運行ルート
主要観光スポットを回る「レッドコース」の運行ルートは、このとおりです。(距離・詳細な経路は正確ではありません)
スカイホップバスが停車するバス停は14か所あり、⑤の二条駅が現在休止中となっています。
運行ルートをご覧頂いたらわかるのが、スカイホップバスに乗車したら多くの有名観光地、もしくは観光地近くまで連れて行ってくれます。
お値段はなかなかですが、乗車される方が多くいらっしゃるのもよくわかります。
スカイホップバスの運行ルートは、レッドコース以外に「2種類」あります。
- レッドコース
- グリーンコース
- パープルコース
コースの詳細は、スカイホップバスの公式HPで確認できます。
スカイホップバスの運行時間
スカイホップバスの時刻表ですが、観光地の営業終了時間に合わせているのか、最終バスは早めです。
始発は「9時台」、最終は「18時台」です。夜間の運行がないのは記載した通り、観光地間を結ぶバスだからでしょう。
寺社仏閣が閉門する時間帯を意識してスカイホップバスも運行されていることが伺えます。
詳しい時刻表はスカイホップバスのHPをご確認ください。
平安神宮から金閣寺への行き方
スカイホップバスは、平安神宮近くの京都・時代祭館 十二十二(とにとに)の目の前です。
平安神宮最寄りのスカイホップバス バス停はこちら。
金閣寺最寄りのスカイホップバス停はこちら。お向かいに、阿闍梨餅本舗のお店があります。
金閣寺の入り口までは「徒歩3分(200m)」です。
スカイホップバスまとめ
京都観光をするうえで、こんなことが気になったら、スカイホップバスをご検討ください!
- 京都のバス経路は、複雑だと聞いている。調べることは、なるべく少なくしたい。乗るバスも間違えたくない。
- オープントップバスに乗って、爽やかな風に当たりながら移動も楽しみたい。
- 音声ガイドで案内を聞きながら、バスに乗りたい。
確かに、京都のバスは、非常に混みあっていると思います。また、同じ名前のバス停が複数あり、複雑を際立たせる原因だと感じます。
市バスは少し大変そう・・・と思う方は、ぜひ「スカイホップバス」をご利用・・・
平安神宮から金閣寺まで「効率的に」行きたい場合はおススメできません。
スカイホップバスは一方通行のバスです。運行ルートの通り、平安神宮から金閣寺まで行くには、あまりにも非効率です。
平安神宮から金閣寺へ「効率的に」行きたい場合は、おススメできません。
市バスとスカイホップバスのメリットとデメリット
「バスのみ」にこだわって「平安神宮から金閣寺」まで行く場合、筆者が思う、京都市バスとスカイホップバスのメリット・デメリットはこのとおりです。
筆者が思う「京都市バスのメリット」はこちら!
- 料金の安さ。均一料金区間は「230円」。
- 地下鉄・バスの1日券「1,100円」を購入すると、バスと地下鉄が乗り放題。
- 路線が張り巡らされているので、どこへ行くにも便利。
筆者が思う「京都市バスのデメリット」はこちら!
- 路線が複雑。同じ名前のバス停も多く、迷いやすい。
- 観光シーズンは、酷い混雑が発生して、バスに乗り込めない。
- 観光シーズンは、歩いた方が早い時が多々ある。
筆者が思う「スカイホップバスのメリット」はこちら!
- 行きたい観光地が運行ルート上の場合、バスに乗り込むだけで連れて行ってくれる。
- 必ず席に座れる。
- オープントップバス・2階建てバスなので、目線も高く気候がよいと気持ちがよい。
筆者が思う「スカイホップバスのデメリット」はこちら!
- 価格のハードルが高め。大人は4,000円・子供は2,000円。
- 雨天・猛暑・寒さなど、天候により乗り心地が異なる。
- 行きたい観光地によっては遠回りになり、到着までに時間がかかる。
- 必ず席に座れる=立ち席がない。満席の場合は、次のバスを待たないといけない。
それぞれのメリット・デメリットを並べてみましたが、皆さんどちらが良いと思われますか?
筆者は「京都市バス」を選択します。
スカイホップバスも、メリットは十二分にありますし、魅力を感じて乗車する方も多いです。
観光バスの、ゆったりとした急かされない雰囲気や、空間づくりが良いと思われる方もいるでしょう。
しかし、筆者は「効率的ではない」「価格」「運行ルートの柔軟さ」「運行本数の多さ」を優先し「京都市バス」を利用します。
ご年齢・体調・お連れの方のコンディション、バス移動に求めることは、人により異なります。
移動に期待することに応じて「市バス」か「スカイホップバス」をお選びください。
地元民からの「交通・お土産情報・Tips」!!
最後に、地元民からのおせっかいです。
京都の「生の声」をお伝えします。京都観光のご参考になれば、幸いです。
京都市バスの乗り方と注意点
京都市バスですが、複数回触れている通り複雑です。筆者自身も迷っている方、乗り間違えた方、何度も見たことがあります。
京都市バスの乗り方や気をつけること、ちょっとした情報をこちらの記事にまとめてあります。
京都の交通情報
このページでは「平安神宮」から「金閣寺」への行き方に焦点を当てていますが、京都の観光地は他にもたくさん!
観光地と観光地をつなぐ交通情報は、こちらのページにまとめています。観光の助けになれば、嬉しく思います。
各観光地のお土産情報
金閣寺の近くには、お土産で人気の阿闍梨餅の店舗があります。
言いにくいですが、阿闍梨餅本舗の金閣寺店で無理に購入する必要はありません。
各観光地の「買わなくても良いお土産」と「買った方が良いお土産」の情報もまとめています。お土産情報が欲しい方はぜひご覧ください。
金閣寺のお土産情報はこちらです。
スカイホップバスのチケット購入
平安神宮から金閣寺へ真っ先にいく手段としては、おススメできませんが、別の観光地となれば話は変わります。
スカイホップバスのチケットは、「Klook」で購入できます。スカイホップバスの他にも、京都観光のオプションツアーを提供しています。
たとえば、こんなプランが準備されています。
- スカイホップバスの1日券と2日券の購入
- 有名観光地を周遊するプラン
Klookは、海外から日本へ観光に来る方も多く利用している、ツアー会社です。同行する人数が多いツアーでは、国際交流もできますね!
疲れた場合はタクシーを活用
天候・体調により、少しでも楽に移動したいと感じたら、無理をせずにタクシーを使うのも旅を楽しみ切るひとつです。
京都は、タクシーの台数は比較的多い方です。時間帯によっては、お客さん待ちのタクシーの列も珍しくありません。
- しかし、客待ちの列があるのは京都駅や四条通など、一定以上人が多いところだけ。
- 場所によっては、流れるタクシーを見つけられない場所も。
- 時間帯によっては、タクシーが流れていないエリアも。
観光に行ったその場+疲れた状態でのアプリのダウンロードは少し面倒なものです。
面倒ですが、タクシーを見つけられずに疲れた足でフラフラするのは、もっと大変。
一度立ち止まってアプリをダウンロードしたら、お望みの場所までタクシーが来てくれます!
京都の他の観光地への行き方はこちら。
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