
こちらでは「金閣寺」から「東寺」への行き方を説明しています。
京都市内の移動には、こんな交通機関・手段を使うことができます。
- バス (京都市バス・京都バス・西日本JRバス・京阪バス)
- 京都市営地下鉄 (東西線・烏丸線)
- JR (嵯峨野線・京都線・奈良線・湖西線・琵琶湖線)
- 阪急 (京都線・嵐山線)
- 京阪 (京阪本線・京津線)
- 叡山電車 (叡山本線・鞍馬線)
- 嵐電 (嵐山本線・北野線)
電車については路線の本数そのものは首都圏と比べると多くなく、どちらかと言うとさっぱりしているかと思います。
ただ、京都市内のバス網は複雑怪奇を絵に描いたような複雑さ。
観光でお越しの方を迷わせようとしていると錯覚するような路線が張り巡らされています。

でも、この記事を見たら大丈夫。皆さんを「金閣寺」から「東寺」まで無事にお届けします。
東寺への行き方をまとめているページはこちら。
(※この記事にはプロモーションが含まれます)
【京都市バス】金閣寺から東寺への行き方




金閣寺から東寺までは「市バス+市バス(乗換1回)」が便利です。
複雑かつ時期によっては混雑が伴いますが「京都市内観光の1番の足」は京都市バスです。
しかし、手荷物が多かったり、混雑が見込まれたりする場合は、乗換があったとしても「地下鉄」を交通手段として選択する方が京都を満喫する時間が増えます!
そんな地下鉄をぜひ観光の際もご活用いただきたいのですが、京都の地下鉄はあまり観光には便利とは言えません。
京都、掘ったら何か出てきます。埋文が終わらない限り計画はストップ。京都市の地下鉄網が極めてシンプルな理由の1つです。
「金閣寺から東寺」については、この地下鉄網からは外れた経路になります。冒頭記載した通り「市バス」がおススメです。


金閣寺と東寺のおおよその位置関係はこの通りです。


京都市バス「金閣寺」最寄りのバス停


金閣寺の最寄りバス停では、早速お気を付けいただきたいことがあります。
京都市バスが複雑で分かりにくく、観光客の皆様が迷いやすいと言われる原因の1つ「同じ名前のバス停が複数ある」。
金閣寺の最寄りバス停ももれなく該当します。金閣寺の最寄りバス停位置はこちら。




金閣寺最寄りの京都市バスのバス停は「3つ」あり、バス停の名前は「金閣寺道」です。
- 金閣寺道:西大路通り・鞍馬口通りをはさんで、金閣寺道という「同じ名前のバス停が3つ」あります。
- バス停により、バスの行き先は異なります。お乗り間違えにはご注意ください。
ざっくりとですが、①・②・③のバス停から出発するバスの目的地を紹介します。
- ① 立命館大学・竜安寺・御室仁和寺・山越 方面行
- 停車するバスは「12」「59」
- ② 北大路バスターミナル・四条河原町・三条京阪・祇園 方面行
- 停車するバスは「12」「59」「204」「205」「M1」
- ③ 京都駅・出町柳駅・銀閣寺・二条城 方面行
- 停車するバスは「204」「205」「M1」


東寺へ行くバスは「②・③」のバス停から出発します。
- 「バス停 金閣寺道」から東寺を目指す場合は「②のバス停」から乗車してください
- 「①・③のバス停」から東寺へ行くバスはありません


では、経路を紹介してまいります!
京都市バス「12→207」で東寺へ行く


京都市バス「12」号系統は「バス停 金閣寺道②」に停車します。


- 最寄りバス停バス停 金閣寺道②へ移動
- 乗車するバス京都市バス12号系統
- [平日 8時~16時]
1時間当たりの運行本数:最大「5」/ 最小「3」 - [土曜・休日 8時~16時]
1時間当たりの運行本数:最大「4」/ 最小「4」
- [平日 8時~16時]
- 市バス乗車京都市バス12号系統に乗車
- 降車するバス停は「四条堀川」
- 乗車時間:28分 (20駅)
- 市バス降車バス停「四条堀川」で降車
- バス停移動バス停「四条堀川」からバス停「四条堀川」へ移動
- 同じ名前のバス停です
- 乗車するバス京都市バス207号系統
- [平日 8時~16時]
1時間当たりの運行本数:最大「6」/ 最小「5」 - [土曜・休日 8時~16時]
1時間当たりの運行本数:最大「6」/ 最小「3」
- [平日 8時~16時]
- 市バス乗車京都市バス207号系統に乗車
- 降車するバス停は「九条大宮」
- 乗車時間:15分 (7駅)
- 市バス降車バス停「九条大宮」で降車
- 東寺東寺まで徒歩
- バス停から東寺入口までは「徒歩2分(210m)」
京都市バス「46→18」で東寺へ行く (おススメ)


京都市バス「46」号系統は「バス停 金閣寺道」に停車しません!!
混雑を回避を目的に、金閣寺の最寄バス停ではないバス停「千本北大路」からの経路も紹介します。
金閣寺道から千本北大路をつなぐバス路線はありますが、距離がそこまでありませんので徒歩で行くことをおススメします。
金閣寺道から千本北大路までバスで行きたい場合は「金閣寺道②」のバス停から「12」・「59」・「204」・「205」のどれかにご乗車ください。
どのバスで行ったとしても、バス停 千本北大路からバス停 千本北大路へ移動が必要になりますので、ご注意ください。(同じ名前のバス停です)
- バス停まで移動金閣寺からバス停 千本北大路まで移動
金閣寺からバス停 千本北大路まで「徒歩10分(750m)」
- 乗車するバス京都市バス46号系統
- [平日 8時~16時]
1時間当たりの運行本数:最大「7」/ 最小「4」 - [土曜・休日 8時~16時]
1時間当たりの運行本数:最大「5」/ 最小「3」
- [平日 8時~16時]
- 市バス乗車京都市バス46号系統に乗車
- 降車するバス停は「二条駅前」
- 乗車時間:15分 (9駅)
- 市バス降車バス停「二条駅前」で降車
- バスの乗換は発生しますが、バス停の移動はありません
- 乗車するバス京都市バス18号系統
- [平日 8時~16時]
1時間当たりの運行本数:最大「3」/ 最小「1」 - [土曜・休日 8時~16時]
1時間当たりの運行本数:最大「2」/ 最小「2」
- [平日 8時~16時]
- 市バス乗車京都市バス18号系統に乗車
- 降車するバス停は「九条大宮」
- 乗車時間:18分 (9駅)
- 市バス降車バス停「九条大宮」で降車
- 東寺東寺まで徒歩
- バス停から東寺入口までは「徒歩2分(210m)」
京都市バス18号系統について


京都市バス「18」号系統は、1時間当たりの運行本数が少ないです。
- 平日 8時~16時:1時間当たりの運行本数:最大「3」/ 最小「1」
- 土曜・休日 8時~16時:1時間当たりの運行本数:最大「2」/ 最小「2」
18号系統到着まで10分以上待ち時間があり、体力に余裕がある場合の提案です。
市バス18号系統は「二条駅前」の1つ前のバス停「二条駅西口」が始発駅です。


目と鼻の先に二条駅西口がありますので、そちらまで歩いて行き、始発バス停から乗車されてはいかがでしょうか?
それでも時間に余裕がある場合は、ぜひ「BiVi二条」にお立ち寄りください。
暑い日は涼を、寒い日は暖をとることができます。
BiVi二条にはコンビニやパン屋さん、カフェなど入っていますので、ちょっとした休憩にも最適です!
京都市バス「46→207」で東寺へ行く


京都市バス「46」号系統は「バス停 金閣寺道」に停車しません!!
「46→18」で東寺まで行く場合、前項で記載の通り、18号系統の1時間当たりの運行本数は多くありません。
他のルートとして「46→207」を紹介します。
- バス停まで移動金閣寺からバス停 千本北大路まで移動
- 金閣寺からバス停 千本北大路まで「徒歩10分(750m)」
- 乗車するバス京都市バス46号系統
- [平日 8時~16時]
1時間当たりの運行本数:最大「7」/ 最小「4」 - [土曜・休日 8時~16時]
1時間当たりの運行本数:最大「5」/ 最小「3」
- [平日 8時~16時]
- 市バス乗車京都市バス46号系統に乗車
- 降車するバス停は「四条堀川」
- 乗車時間:23分 (13駅)
- 市バス降車バス停「四条堀川」で降車
- バス停移動バス停「四条堀川」からバス停「四条堀川」へ移動
- 同じ名前のバス停です
- 乗車するバス京都市バス207号系統
- [平日 8時~16時]
1時間当たりの運行本数:最大「6」/ 最小「5」 - [土曜・休日 8時~16時]
1時間当たりの運行本数:最大「6」/ 最小「3」
- [平日 8時~16時]
- 市バス乗車京都市バス18号系統に乗車
- 降車するバス停は「九条大宮」
- 乗車時間:15分 (7駅)
- 市バス降車バス停「九条大宮」で降車
- 東寺東寺まで徒歩
- バス停から東寺入口までは「徒歩2分(210m)」
他の系統の市バスでは行けないの?


紹介した系統以外の市バスでも行けないことはありません。
- 金閣寺と東寺を結ぶ直通路線はあります。205号系統です。
- 乗換が発生したとしても、ここで紹介したルートより5-10分早く到着できるルートも存在します。例えば「204→202」などです。
なぜ、おススメしないのか簡単に説明いたしますね。
- 直通でも、紹介した3つのルートより時間がかかるから。
- 進行ルートの一部に、京都でも屈指の交通渋滞区間があるから(祇園・高台寺・清水寺・三十三間堂を通って京都駅まで行きます)。
- 観光シーズンは、身動きできない混雑が発生します。そのバスに数人でも人が乗り込もうとします。非常に辛いです。
- 京都駅にも手停車するので、京都駅に行きたい方で非常に混みあうから。
- このバスは「金閣寺」と「銀閣寺」を直通で結ぶ路線であり、金閣から銀閣へ行きたい方で混みあう路線だから。
- 204の進行ルートの中に、JRと連結する駅があります。そこで、さらに人が乗り込むことになります。
- 205同様に、観光シーズンはテーマパークで見るような行列がJRと連結するバス停で発生するから。
このような事が理由で、あえて「205」と「204」を使わない行き方を紹介しました。
観光シーズンは紹介したバスも混雑が見込まれますが、それでも205などよりはマシであると思っています。
どの市バスルートがおススメ?


紹介した3つのルート、どれが良いのか少し比べてみましょう。
- 市バス12→207
- バス停まで徒歩「3分」+12号乗車時間「28分」+バス停移動徒歩「1分 (乗換待ちを含まない)」+207号乗車時間「15分」+東寺まで徒歩「2分」=東寺まで「49分」
- 市バス46→18
- バス停まで徒歩「10分」+46号乗車時間「15分」+18号乗車時間「18分」+東寺まで徒歩「2分」=東寺まで「43分」
- 18号系統の1時間当たりの運行本数はとても少ないので、待ち時間が発生する可能性もある
- 時間をつぶせる場所は「BiVi二条」、カフェやコンビニが入っている複合施設
- 市バス46→207
- バス停まで徒歩「10分」+46号乗車時間「23分」+バス停移動徒歩「1分 (乗換待ちを含まない)」+207号乗車時間「15分」+東寺まで徒歩「2分」=東寺まで「51分」


筆者なら、この順番でおススメします。
- 市バス46→18
- 市バス46→207
- 市バス12→207
18の待ち時間がネックですが、時間に余裕があるなら「46→18」が1番良いかと思います。
できたら、バス停 二条駅前から始点バス停「二条駅西口」まで行き、スカスカのバスにドシンと座って行くのがおススメ。
18の待ち時間が心配な場合は「207号系統」を使うルートで東寺まで行きましょう!
12より46を上にしている理由は、単純に46の方が1時間当たりの運行本数が12よりも多いからです。


また1~3、いずれの経路でも「乗換なしの205号系統」よりも、東寺までの所要時間は短いです。
18号系統の乗換待ちが発生したら、205の方が早くなりますが、それでも205号系統は全くもっておススメできません。
金閣寺と銀閣寺を銀閣寺を結ぶ「204号系統」を使うルートについては、紹介した3つのルートより早く東寺へ到着できますが、劇的に早く行けるわけでもありません。


金閣寺から東寺へ行く際は、こちらの3つのルートで行くことをおススメします。
地元民からの京都観光Tips!!


最後に地元民からのおせっかいです。
①京都市バスの乗り方・注意点・ちょっとした情報
京都市バスですが、この記事で数回触れている通り複雑です。筆者自身も迷っている方、乗り間違えた方、何度も見たことがあります。
京都市バスの乗り方や気を付けること、ちょっとした情報をこちらの記事にまとめてありますので、ぜひご覧ください。
②他の観光地と観光地をつなぐ交通情報
この記事では「金閣寺」から「東寺」への行き方に焦点を当てていますが、京都の観光地は他にもたくさん!
観光地と観光地をつなぐ交通情報はこちらのページにまとめていますので、観光の助けになれば嬉しく思います。
③金閣寺のお土産情報
各観光地の「買わなくても良いお土産」と「買った方が良いお土産」の情報を掲載しているページがありますので、お土産情報が欲しい方はぜひご覧ください。


ちなみに、金閣寺のお土産情報はこちらです。
④オプションツアーについて


京都市内は桜・紅葉・季節の行事がある際は、街のキャパシティーをはるかに超えた人で溢れかえります。
- 色々まわりたいけど、京都市内はバスも複雑、観光地から観光地への行き方も調べるのが面倒・・・
- 自分の足で歩いて街並みを楽しみたいけど、人込みや歩き続けることに少し自信がない・・・


人の多さ、行列、道の狭さに目が回りそうな方、体力に少し不安がある方は「Veltra」が提供している(京都現地オプションツアー)」をご利用ください。
交通の不安なく快適に、目的地までたどり着けるのは魅力の1つですね。



移動に疲れた場合はタクシーのご利用も


天候・体調により、少しでも楽に移動したいと感じたら、無理をせずにタクシーを使うのも旅を楽しみ切るひとつです。
京都は観光地ですので、タクシーの台数は比較的多いと思います。お客さん待ちのタクシーの列も珍しくはありません。
- しかし、このような列があるのは京都駅や四条通など、一定以上人が多いところだけ。
- 場所によっては、待てど暮らせど流れているタクシーを見つけられない場所も。
- 時間帯によっても、タクシーそのものが流れていないエリアも。
観光に行ったその場+疲れた状態でのアプリのダウンロードは少し面倒なものです。
面倒ですが、タクシーを見つけられずに疲れた足でフラフラするのは、もっと大変。
一度立ち止まってアプリをダウンロードしたら、お望みの場所までタクシーが来てくれます!
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