「墓じまい」考えたことはありますか?「墓じまい」とは、どのような行為なのかご存知ですか?
人生で何度も経験することではないので、言葉自体は聞いたことがあっても、具体的にどうすれば良いか知らない方が多いと思います。

筆者もそうです。聞いたことはあっても、話が壮大すぎて良くわからん・・・
しかし、実際自分が「墓じまいをする立場」になったとしたら?そもそも、墓じまいとは何なのか・何をするべきなのか?
その時が来てから考えても良いのですが、その時、気力と時間と余裕が残されているとは言い切れませんね。
今のうちに「墓じまい」について、心構えや注意点、考える必要があることを整理してみてはいかがでしょうか?
- 30代、一人っ子の女性です。
- 母と同居中。父と祖父母は他界しています。
- 理由があって、生涯独身の予定です。
筆者が生涯独身の理由は、人によっては知りたいと思わない分野かもしれません。
気になる方がいらっしゃいましたら、AroAceのカテゴリーをご覧ください。

さて、この記事で紹介する内容はこちらです!
- 墓じまいとは?墓じまいの基礎知識
- 墓じまいを自分の代で考えた方が良いのか?
- 墓じまいは悪いこと・罰当たりなのか?
- 墓じまいをしない場合のリスクは?
- トラブルなく墓じまいを行うためには?
- 一人っ子が後悔しないための「墓じまい」
では、考えてまいりましょう!
墓じまいとは?墓じまいの基礎知識

墓じまいとは「墓石を完全に撤去・解体し、土地を更地に戻したうえで、墓地の管理者へその土地の使用権を返す」ことです。
もちろん、お墓に納められていたご遺骨も取り出す必要があります。
ご遺骨は新たな墓地や納骨堂へ納めるなど、お骨の転居先も探さなければいけません。
納骨先を見つけて、納骨したら「墓じまいが完了した」と言えるでしょう。
墓じまいには、費用も行政手続きも伴います。
することは他にもたくさんあるので、頭も体も動くうちに、まずは考えるだけ・情報収集するだけでもした方が良い、生涯独身予定の一人っ子の筆者はそう思います。
墓じまいをしたら、ご遺骨はどうなるの?
納められていたご遺骨は、取り出す必要があります。
お墓を更地に戻し、使用権を返すからです。次の方が使用できるように、お墓を建てる前の状態に戻す必要があります。
使用権を手放すのに、お骨だけはよろしく!は、まかり通りません。これこそ罰当たりですね。

では、取り出したご遺骨はどうしたら良いのか?
少しふれた通り、ご遺骨の転居先を見つけて、お引越ししてもらう必要があります。
転居先は、お参りする人と管理する人が「将来のお墓のことを考えて、何が最善か・何を優先されるのか」相談して決めます。
- 納骨堂
- 樹木葬
- 散骨
他にも「手元供養」「一般墓」などお骨の納め方は複数あり、また永代供養なのか・そうではないのかで、お墓の将来も大きく変わります。
しかし、墓じまいを考えている方にとって、今整理しようとしている一般墓への納骨や、
引き続き、子孫による管理が必要なタイプのお墓は、選択肢に挙がらないかもしれません。

墓じまいについて考える一人っ子の筆者も、子孫・親族の管理が必要なお墓は望んでいません。
筆者の子孫はいませんし・できないので、お墓が存続するとなると、遠方に住んでいるいとこが責任を負うことになります。
良い子ですので嫌とは言わないでしょうが、正直なところ負担になるとお姉さん思っています。
いずれにしても、お引越しの完了までが「墓じまい」。
しっかり墓じまいしたのなら、あなたがご遺骨に対して不当な扱いをしたことにはなりません。
墓じまいの「手順」はこちらのページにまとめています。
墓じまいを自分の代で考えた方が良いのか?


墓じまいをするタイミング。自分の代で考えた方が良いのか?実行に移した方が良いのか?


筆者は、よほどの事が起きない限り、自分の代で整理できたらと思っています。
あくまで筆者の理由ですが「自分の代で墓じまいを考える理由」をお話します。
ただ、少し毛色が違うかな?と思うところもあるので、まずは簡単に筆者の状態をお伝えしますね。
- 父 他界母と祖父母(=母方)が父のお墓を建てる
- お墓には「〇〇家の墓」のように、苗字が入ったよくあるお墓です。
- 父しか、入っていません。
- 祖父 他界母の弟=長男から、父のお墓に祖父を入れてもらえないかと相談があり、了承
- 祖父母とは、筆者が小さいころからずっと一緒に住んでいて、大好きなこと。
- 父を亡くした後、精神的にも金銭的にも助けてくれたこと。お願いを断る理由はありませんでした。
- 祖父の家系のお墓が遠方だったことも、父のお墓に入ってもらった理由の1つです。
- そちらのお墓は、祖父の弟の息子さんが管理してくれています。
- 恐らく、そのお墓に筆者に近い親類は入ることはないと思います。
- お墓の手入れ〇〇家の墓から別の言葉へ
- 〇〇家の墓、も少し違和感があったので、母と筆者が了承したら誰でも入れるよう、墓石を削って別の文字を入れました。
- 祖母 他界祖母の希望もあり、父と祖父が眠っているお墓へ
- 参考祖父母と父のお仏壇と位牌は筆者の家にある
それでは、筆者が筆者の代で墓じまいを考える「理由」、言い換えれば「心苦しさ」をお話します。
墓じまいを考える理由と心苦しさ


墓じまいを考える「理由」と「心苦しさ」はこの通りです。
- 継承者が筆者で途絶える可能性が高いこと
- 母の弟には子供(=筆者から見たら、いとこ)がいますが、新幹線の距離に住んでいるので、その子の新たな負担になり得ること
- 母には妹が数人いて、それぞれ子供がいますが、頼ろう・お願いしようとは思えないこと
- 元をただせば筆者の父のお墓、全ての決断に筆者と母の了承が必要なこと
- 元をただせば筆者の父のお墓、面倒を見るべき・責任を取るべき人は筆者であること
何とも物悲しい理由もありますが、筆者が自分の代で墓じまいを考える理由はこの通りです。
なぜこのように思うのか、もう少し理由がわかりやすいように、肉付けしてまいりましょう。
継承者が筆者で途絶える


継承者が途絶える理由は簡単ですが、言葉にすると少し悲しくなります。よよよ。
- 筆者は、結婚をするつもりは一切ない一人っ子だからです。生涯独身の一人っ子です。
- 未婚の母親になることもないからです。自分の子供をもうけることは、筆者の人生にはありません。
ここまで言い切る理由はあるのですが、気になる方がいらっしゃいましたら、AroAceのカテゴリーをご覧ください。
(好き嫌いが分かれると思いますので、気になる方のみご覧いただけたらと思います)
極論を言うと、養子。考ること自体抵抗しかありませんし、養子を迎える気概も度量も筆者にはありません。
つまり、お墓の継承者は筆者で途絶える可能性の方が高いのです。
いとこの新たな負担


少し年下のいとこの将来の負担になるかと思うと、心苦しくて仕方ありません。
継承者として白羽の矢が立ちそうな子が筆者の他に1人だけいます。いとこ君、母(=長女)の弟(=長男)の長男です。(結婚した妹さんが1人います)
ここで浮かぶ可能性が1つ。母の弟(=いとこから見たら父)が、父と祖父母のお墓に入りたいと言いそうな気がしています。
- 断る理由もありませんし、むしろウェルカム。入る権利もあるのだと思います。
- となると、いとこ君にもお墓に関する責任が生じます。
- しかし、いとこ君。このお墓とは新幹線の距離に住んでいます。共同での管理もやぶさかでないですが・・・
- いとこ君のお母さん。関係を見てきた憶測と感覚ですが、息子・娘と一緒は良いけど、夫が入るなら、このお墓には入りたくないと言いそうです。
- となると、いとこ君は別のお墓の面倒をさらに見ないといけないことに・・・
全て未来のこと+憶測であり、墓じまいは単独で決めるものではもちろんありません。
しかし、お墓のことは長男がという風潮が残る昨今、いとこの負担にならないよう気遣いと相談は大事です。
母の妹には頼ろうとは思わない


2人妹がいますが、私は嫁いだ身だから・・・というスタンスです。
お墓参りはするけど、管理までは・・・だって私は嫁いだ身だから、の叔母にお墓の管理はさぞかし負担でしょう。
この考え方は間違いではないのでしょう。間違いではないと言う方も多いと思います。
また叔母には、それぞれ子供がいます。親にとっては良い子、な人もいますが、自分も親も入らないであろうお墓は、
「〇〇姉ちゃん、〇〇君(=前述のいとこ君)」が決めてよ、となるでしょう。
この考え方も問題ではないのでしょうし、任せると言ってもらえた方が楽ではあります。
いよいよ継承者は絞られます。
元をただせば筆者の父の墓


母と祖父母が父のために建てたお墓。母と筆者の了承なしに進められることはありません。


母と筆者の了承が必要と言うことは、責任の所在は母と筆者にあることになります。
「元をただせば父の墓」である。その一言に尽きます。そこに責任は全て集約されます。
確かに、〇〇家の墓は別の言葉に変えましたが、そのお墓のために労力と費用を費やしたのは、母と祖父母。
祖父母が亡くなり、母が高齢となった今。現在のお墓の責任者は母ですが、次は筆者です。
生涯独身予定の一人っ子である筆者が、お墓を継承することになります。
叔父やいとこの意向を聞きながら、いとこの負担を考えながら。
筆者といとこが亡くなった後、お墓がどうなるのか少し先の未来まで考えたうえで、どのような供養の方法が良いか、それは墓じまいなのか、決める必要があります。
墓じまいは悪いこと・罰当たりなのか?




結論から言うと、墓じまいは決して悪いことでも、罰当たりなことでもありません。
- お墓をなくしてしまうなんて、悪いことなのではないか?
- 自分の都合でお墓を整理してしまっても良いものなの?
人によっては、このように感じる方もいるでしょう。
その心配や疑問は自然なことで、その感覚は大事なものだと筆者は思います。
なぜなら、ご先祖様や大事な人が眠っているお墓は「大事な存在」と考えているからです。
しかし、生活様式や生き方も変わってきた・多様化が進んできた今、お墓を常に気にかけながら生活することが難しい方は多くいます。
墓じまいを考える方は、お墓が荒れないよう将来をしっかり考えている方が多いと思います。
墓じまいは、決して悪いことでも罰当たりなことでもありません。
お墓の継承の放棄とは違う


墓じまいは、お墓の継承や維持を拒んだことではありません。
もしも誰かに「継ぐのが嫌なの?めんどくさいの?ないがしろにしてない?」言われたら。
「では、あなたが面倒みてくださいね。え?違う?ホンマに口だけ出せる方は気楽でよろしな~」と口の悪い筆者は言いそうです。
- お墓に対して、責任を感じているから墓じまいをするんです。
- お墓が荒れていく可能性がある場合、そうなっては嫌だから墓じまいをするんです。
- しっかり、お墓の将来を考えて自分の責任を果たすために、墓じまいをするんです。
墓じまいは、これまでお世話になった「お墓に感謝を込めてご供養」することでもあります。
墓じまいはワガママではない


墓じまいは、自分の都合だけを考えたワガママな行為ではありません。
- 遠方に住んでいて、なかなか面倒がみられないから墓じまいするってどうなの?
- 継ぐ人がいないからって、簡単に墓じまいしても良いの?責任感はないの?
えーい!外野は黙っとれーい!お墓に対して責任を取るから墓じまいをするんじゃー!と再び言いたくなります。
- 遠方に住んでいて、お墓のお世話ができない。荒れるのが嫌だから・ないがしろにするのが嫌だから、相談のうえ墓じまいするんです。
- 継承者がいない。大事な人が眠っているお墓の将来が心配だから・将来のお墓の責任まで取るのが難しいから、墓じまいをするんです。
自分の都合があっての、お墓のお世話です。
お墓に眠っている方々は、子供・子孫の都合を無視して・無理をさせてまで、お墓の存続や面倒をみてほしいと言うでしょうか?
・・・人によっては言うかもしれませんし、否定もしませんが、生きている人の身を切った献身で成り立つお墓は、少し悲しいものです。
お墓に対して責任を持っている人の都合が優先されてたとして、それがワガママだとは思いません。
墓じまいをしない場合のリスクは?




継承が難しいお墓をそのままにしておくリスクは、いくつか挙げられます。
- お墓が荒れていく
- 無縁墓になっていく
どう考えても良いようには聞こえませんね。。。
ご先祖様や大事な人が眠っているお墓が放置され、荒れていく様を眺めることは他人から見ても良い気分にはなれません。
筆者もお墓参りへ行った際、一体何年間お手入れされていないんだろうというお墓を見たことがあります。


なんとも言えない気分、なんか寂しいなと感じました。
他人なので眺める以外に何もできませんが、せめて自分が関係しているお墓は・・・
- 綺麗に保たれるようにしたい
- もし管理が行き届かなくなるなら、整理しなければならない
このように思うことが多くなり、年齢を重ねることで、より現実味を帯びて「墓じまい」を考えるようになりました。
お墓が荒れていく・無縁墓について、もう少し詳しく考えてみましょう。
お墓が荒れていく


管理してくれる人がいなくなったお墓は、お手入れが行き届きません。どんどん荒れて行きます。
- お墓(=一般墓)は屋外にあるので、風・雨・ほこりなどで、清掃しないと汚れてきます。
- 墓石も時間とともに風化します。特に古いお墓は、墓石の欠け・削れ・崩れが生じます。
管理している方が高齢や継承者がいないなど、管理が行き届かない理由はそれぞれで、全てが責められるものではありません。
お手入れしたくても、お参りしたくても、どうしても出来ない方がいるのは事実です。
しかし筆者としては、このような状態は是が非でも避けたいところ。
継ぐ人が独身予定・一人っ子の筆者で終わり・1人候補はいるけどその子の負担になることを考えると「墓じまい」がより現実に見えてきます。
無縁墓になる可能性


継承者がおらず、一定期間管理されていない状態が続くと「無縁墓」として扱われる場合があります。
一定期間と言いましたが、霊園・施設の管理者がそれぞれ判断します。
しかし、無縁墓の撤去は「費用が発生すること」「行政手続きが必要なこと」もあり、管理者が名乗り出てくれるまで待つ場合もあるようです。
言わずもがな、管理者が名乗り出てくれるまで待つ=お墓が荒れていくことを意味します。
施設管理者側としても大変なことだと分かりますが、お墓の管理者としてはどうでしょうか?


少し前に、墓じまいは悪いこと・罰当たり?いえ、そんなことはありません、と言いました。
- お墓と眠っている方を思い墓じまいをすること、墓じまいができずに無縁墓になること、選べるなら皆さんどちらを選びますか?
- お墓を整理して別の方法(=納骨堂や樹木葬など)で引き続きご供養すること、無縁墓となりお墓のお墓に並べられること、選べるなら皆さんどちらを選びますか?
少し迫るような言い方となり心苦しいのですが、筆者自身の身に迫った事柄として真剣に考えると、このような言い方になります。
テレビで「お墓のお墓」を見た時は、お墓がこんな風になってしまうのかと絶句した記憶もあります。
墓じまいできなかった理由、色々あったのだと察します。
しかし、自分の父と祖父母が眠っているお墓は、そこには並べたくないとも思いました。
トラブルなく墓じまいを行うためには?




墓じまいをする際、主体的に動くのは筆者で間違いありませんが、一人でするものではありません。
お墓にはご先祖様を含めて、色々な方が眠っていると思います。
そうではない場合でも、眠っている方には、おおよそ親族がいらっしゃいます。
つまり、眠っている方に自信が1番近しいからと言って、独断で墓じまいをすることは「いらぬトラブル・問題・揉め事」の原因になり得ます。
起こり得るトラブル・問題・揉め事
- お墓に眠っている人は私の親族でもあるのに、なぜ勝手に墓じまいしたのか?
- 墓じまいを独断でしたそうだが、ご遺骨はどうなったのか?私の祖父のご遺骨はどこへ行ったのか?
- 納骨堂に入れたそうだが、私の家からはとても遠くなった。今までは近くて通いやすかったのに。
- 私の気持ちを無視して、墓じまいをしたのか?
・・・大体の方は、その身勝手さに怒るでしょう。
中には関係が希薄になった親戚もいると思いますが、それでも「お墓のこと」は希薄な関係を塗り替える力があります。
なぜなら「その人にとっても大事な人」がお墓にいる可能性があるからです。
自分との関係は希薄でも、お墓で眠っている方との関係が希薄であるとは限りません。
知らないところで、毎月お墓参りしている可能性も十二分にあります。
お墓は継承者だけのものではありません。独断での墓じまいは厳に慎むべきです。
墓じまいの「メリット・デメリット・注意点」は、こちらのページにまとめてあります。
トラブルを避けるためには?


トラブルを避けるには、お墓に関係している人への「事前の相談」と「同意」が大事です。
少し前の「墓じまいを自分の代で考えた方が良いのか?」で、母の妹には頼るつもりはないと言いました。
些か皮肉がこもっていますが、なぜなら「お墓参りはするけど、管理までは・・・だって私は嫁いだ身だから、の叔母にお墓の管理はさぞかし負担でしょう。」と、思っているからです。
しかし、頼るつもりは一切ありませんが、墓じまいを実行に移すなら「事前に相談と同意」は必ず取り付けます。
彼女たちの父と母(=筆者から見たら祖父母)が眠っているからです。彼女たちも、お墓の関係者です。
(・・・口だけ流暢で、その言葉には何の責任も伴わないのは目に見えていますが・・・)
「聞いていない・知らなかった・同意していない」という「いらぬトラブル・問題・揉め事」は「事前に相談」することで、大体は回避できます。
言った言わないが気になるのなら、相手の同意を得たうえで、音声か書面で証拠をとっておくのも良いかもしれません。
時には、言うとよけい問題になるから、あえて言わないという選択をされる方もいると思いますが、
親族間のトラブルを避けるためには、基本的に「事前の相談」「親族の同意」は必須です。
一人っ子が後悔しないための「墓じまい」


生涯独身予定の一人っ子の筆者が「一人っ子が墓じまいを考えるときに知っておきべきこと・考えるべきこと」について、まとめました。
- Q墓じまいって何?
- A
墓じまいとは「墓石を完全に撤去・解体し、土地を更地に戻したうえで、墓地の管理者へその土地の使用権を返す」ことです。
- Q墓じまいをしたら、ご遺骨はどうなるの?
- A
ご遺骨の新しい納め先を見つけて、お引越ししてもらう必要があります。代表的な転居先は「納骨堂」や「樹木葬」など色々です。
お引越しが完了して「墓じまい」が終わります。
- Q墓じまいを自分の代で考えた方が良いのか?
独身一人っ子は墓じまいを考えた方が良いか? - A
- 筆者は生涯独身予定の一人っ子です。よほどの事がない限り、自分の代で考えています。
- 後々迷惑をかけないようにするためには、自分の代で整理する必要があると思っています。
- 継承者の候補は筆者の他に1人いますが、その子の将来の負担を考えると「よろしく!」とは言えません。
- 一人っ子で独身予定・他に継承者がいな方は、ご親戚と相談したうえで墓じまいを検討するのも良いかもしれません。
- Q墓じまいは悪いこと・罰当たりなのか?
- A
墓じまいを考える方は、お墓が荒れないよう将来をしっかり考えている方が多いと思います。
墓じまいは決して、悪いことでも罰当たりなことでもありません。
- Q墓じまいをしない場合のリスクは?
- A
お墓が荒れていく・無縁墓になっていく可能性があります。
お墓が荒れる様も、無縁墓が寂しそうにしている様は、他人が見ても物悲しいものです。
- Qトラブルなく墓じまいを行うためには?
- A
お墓の関係者・親類へ「事前の相談」と「墓じまいへの同意」を取り付けることが非常に大事です。
事前の相談と同意が、いらぬトラブル・問題・揉め事を避けることになります。
墓じまいという言葉は聞いたことがあっても、自分がすることになるとは、あまり思わないかもしれません。
しかし世の中には、筆者のように「一人っ子」「生涯独身」「子供なし」で生きている人もいます。


そんな人が「お墓の継承者だったら?」。
特に、独身・生涯独身予定の一人っ子は「墓じまい」について、将来焦らない・困らないために情報集したり、準備することは大事です。
(親戚が管理を快く了承してくれるなら、それは有り難いことです)
まだまだ自分には早いと思うかもしれませんが、お仕事や日々の生活を一生懸命していたら、あっという間に時間は過ぎていきます。
自分の気力・体力・考える力・判断できる力があるうちに、事前に話したり考えたりすることは、将来の負担を軽くすることにつながります。
参考ホームページ