「墓じまい」を考えている方の「とても気になるポイント」「実際に知りたいこと」は何か?

それは「墓じまいの費用」です。
墓じまいの詳しいことは知らないけど、高額なイメージを持っている方は多いと思いますし、それは間違いではありません。
高額だからこそ、みんな気になるものです。例にもれず、筆者も気になります。
ご家庭がある方・お子さんがいる方・筆者のように生涯独身予定の一人っ子の方、それぞれに日常生活があり、タダで毎日過ごせるわけではありません。
そんな自分が、墓じまいをする立場だったら?可能性があったら?
自分の生活に墓じまいの費用が追加されるので、その費用は知りたいことであり、知っておかなければならないととです。
この記事では「墓じまいにかかる費用」と「補助金」について、説明します。
(※この記事にはプロモーションが含まれます)
- 30代、一人っ子の女性です。
- 母と同居中。父と祖父母は他界しています。
- 理由があって、生涯独身の予定です。
- 墓じまいを考える理由はこちらの記事に書いています。
(なぜ生涯独身なのか?理由はこちらに書いています。好き嫌いが分かれる内容なので、ご興味ある方だけご覧ください。)

この記事で「お伝えするポイント」はこちら!
- 墓じまいに必要な費用は?墓じまいの方法によって違うの?
- 墓じまいをする人へ支援はないの?支援があるなら、どれくらい?
- 墓じまいを代行してくれる会社に頼んだ場合の費用は?
- 費用の準備は計画的に。独身の一人っ子だからって、余裕があるわけではない。
墓じまいに必要な費用は?

墓じまいとは「ご遺骨をお墓から取り出し、墓石を完全撤去し更地に戻して、使用権を施設管理者へ返還する」ことです。
また、取り出しはご遺骨は「散骨」「手元供養」した場合は別ですが、新たな納骨先へお引越しする必要があります。
「ご遺骨のお引越し完了までが、墓じまい」と考えるのが良いですね。
どう考えても、やることはたくさんあり、墓じまいには色々な申請・実務が伴います。

また、そのほとんどに「費用」が発生します。
- 事前の親族への相談と同意
費用なし - 必要な手続きや書類を確認
費用なし - 霊園・墓地の管理者へ相談
お寺さんの場合、離壇料は3万円から20万円が相場 - ご遺骨の新しい納骨先を決める
供養方法により異なるが、数万円から数百万 - 墓石撤去を依頼する業者さんの選定
選定自体に費用なし・撤去費は1㎡あたり10万円~15万円が相場 - 役所で必要な申請・手続きを行う
数百円から1,500円程度 - 閉眼供養とご遺骨の取り出し
3万円から10万円が相場、ご遺骨のお手入れが必要な場合は1柱2万円程度 - 墓石撤去・お墓を更地・使用権の返還
1㎡あたり10万円~15万円が相場 - 新しい納骨先へ改葬許可証の提出と納骨
3万円から10万円が相場
最安価ラインで概算しても「40万 (税込なら44万円)を超えます」。
- 事前の親族への相談と同意:0円
- 必要な手続きや書類を確認:0円
- 霊園・墓地の管理者へ相談:3万円 (離壇料として、寺院の場合)
- ご遺骨の新しい納骨先を決める:10万円
- 墓石撤去を依頼する業者さんの選定:0円
- 役所で必要な申請・手続きを行う:500円
- 閉眼供養とご遺骨の取り出し:3万円 (ご遺骨のお手入れなし)
- 墓石撤去・お墓を更地・使用権の返還:お墓の平均面積2.44㎡×10万=24.4万円
- 新しい納骨先へ改葬許可証の提出と納骨:3万円

もう少しそれぞれの費用について、詳しく見ていきましょう。
墓じまいの9のステップの詳細は、こちらのページにあります。
STEP1 事前の親族への相談と同意


基本的に0円ですが「対面での会話」が必要になったら費用が発生するかもしれません。
話がこじれそうな場合・面と向かって説得が必要な場合など、直接会って話すことに意味があると判断した時は、交通費が発生します。
ご近所さんに住んでいるなら交通費はないでしょうが、全員が全員近距離圏内にいるとは限りません。
- 新幹線代
- 飛行機代
- 電車代
- バス代
- タクシー代
- 時には宿泊代
新幹線・飛行機の距離の親戚へ墓じまいを説明しに行く・・・筆者なら、悪いからと遠慮しますが、もし納得できないことがあったら?


ちょっと説明しに来てくれる?となるかもしれません。
親族への相談・同意の取り付けは、墓じまいをするうえで非常に大事です。このステップを省くことは考えられません。
しかし、費用をかけるポイント・費用をかけたいポイントとしては、優先度が低いです。
みなさん「新しい納骨先」や「墓石の撤去」の方に、できたら費用は費やしたいですよね。
経費の節約と円滑な墓じまいのため・高額な交通費の発生を防ぐには、事前の相談と同意の取り付けは入念に行う必要があります。
墓じまいをするうえでのデメリットやトラブルは、こちらの記事に記載しています。
STEP2 必要な手続きや書類を確認


基本的に0円です。
墓じまいをするための「事前の情報収集」は、ネットで十二分にできますので、費用が発生することはないでしょう。
また、墓じまいについて調べるために、ネットを開通させる方は少ないと思います。
ネット料金は、日常生活の経費に計上されますので、本など買わない限り「0円」ですね。
STEP3 霊園・墓地の管理者へ相談


墓じまいする墓地の施設管理者が、お寺さん(=ご住職)の方にとっては、山場の1つです。
- 霊園・墓地が市営・民営だったら:あまり気にする必要はありません。事務的に進めてくれます。
- 霊園・墓地が寺院のものだったら:離壇料が発生します。金額もピンキリです。
- これまでお世話になった感謝を込めて、お寺さんに納める気持ち。
- 相場は「3万円~20万円」。法要の2~3回分など言われる時もあります。
- 地域や檀家としての年数・関係性によって、異なる。
- 檀家にかかる「規程」があり、そこに離壇料の記載があれば、それが優先される。
墓じまいのトラブルで検索したら、どこのページにも記載されているのが「離壇料」。
離壇を相談したら、お寺さんから数十万から100万を超える離壇料を請求された、聞いたことはないでしょうか。
トラブルが起きる原因は、こんなことが挙げられます。
- 事前の相談不足により、お寺さんのご理解を得られなかった。
- 離壇はお寺さんにとっては、収入減。手放しなくなかった。


正直、離壇料というものは「檀家についての規程に記載がない場合を除く」と・・・
お寺さんの言い値であり、離壇する側の感謝の気持ちを表す金額でもあります。法的な支払い義務があるわけでもありません。
円満に離壇するために相場を納めるのが通例ですが、もし高額と判断できる金額の請求があった場合は、
専門家に相談するか、お寺さんの本山に相談するのも解決する方法の1つです。
STEP4 ご遺骨の新しい納骨先を決める


新たな納骨先により、必要な経費は大きく変わります。
新たな納骨先は、費用を抑えようとしたら数万円(10万円以下)、費用に限りを設けないなら100万単位となります。
墓じまいのトータルの費用を検索したら、かなり幅がある金額が提示されると思います。
その理由が、この「新たな納骨先」。「新たな納骨先」に費やす費用は、本当に人それぞれだからです。
また、ご遺骨の柱数(ご遺骨の数え方は「柱」)によっても、費用が膨らみます。


代表的な新たな納骨先は、この通りです。
- 納骨堂
- 樹木葬
- 散骨
- 永代供養墓
- 一般墓
- 手元供養
また、ご供養の方法でも費用は変わってきます。(それぞれの詳細は、別記事で紹介します)


例えば、ひとえに納骨堂といっても、金額は横並びではありません。
- ロッカー型の納骨堂:20万円~
- 駅などにあるコインロッカーを想像してください。
- このタイプの納骨堂は、上段・中段・下段により料金は異なります。
- 仏壇型の納骨堂:個人30万円~/家族100万円~
- 小さめのお仏壇がずらーっと連なっているかたちの納骨堂です。
- 個人用・ご家族用により、費用は変わります。
- 自動搬送型の納骨堂:80万円~
- 参拝スペースにエレベーターの扉が並んでいます。その扉が開いたら、ご位牌がでてくる納骨堂です。
- 施設設備の新旧により、費用は変動します。
- 墓石型の納骨堂:個人でも100万円~
- 屋内にある一般墓だと思うのが1番想像しやすいです。
- 屋外の一般墓と同じように墓石を建てるため、納骨堂の中でも高額になります。
- 位牌型の納骨堂:10万円~
- 専用スペースは少なく、他のご位牌と一緒に並べられるタイプの納骨堂です。
- 納骨堂の中でも、比較的控えめな費用で対応できます。
- 合祀型の納骨堂:10万円ほど
- 納骨堂の中でも、極力費用を抑えられるタイプの納骨堂です。
- ご遺骨は他の方のご遺骨とまとめられますので、個別に会うことはできません。
また、納骨堂が駅の近くなど交通のアクセスが良い場所にある場合、そうではない納骨堂と比べると高めになります。
このように、納骨堂だけでも費用に幅があるのがわかります。
「故人のご希望・ご遺族のご希望」と「継承者や親族ができること」をすり合わせて、何が無理なくできるのか考えたうえで、新しい納骨先は決めないといけません。
STEP5 墓石撤去を依頼する業者さんの選定


業者さんの選定そのものは0円。墓石撤去の費用の相場は「1㎡あたり10万円~15万円が相場」です。
業者さんを決める際は、このような事に気を付けてください。
- 墓石の撤去の見積もりは、無料で行っている会社も多いです。見積もり合わせは必須です。
- 会社の口コミをよくご確認ください。撤去した墓石を地中に埋める、罰当たりな会社も過去ありました。
- そのような業者は、契約をとるために相場より安い場合がありますので、ご注意ください。
- 霊園・墓地の施設管理者が、撤去業者を予め指定している場合があります。こちらもご確認ください。
- お墓へ行くまでの通路が狭い場合など、状況により費用は変わります。墓石だけではなく、お墓周りの情報を伝えるとトラブルを防げます。
事前の情報収集は入念に。全幅の信頼とまでは言いませんが、一定の信頼ができる業者さんを選んでください。


では、どれくらい費用がかかるのか?相場は「1㎡あたり10万円~15万円」です。
「日本最大級の霊園・墓地検索サイト「お墓さがし」によると、全国のお墓の平均面積(2022年)は「2.44㎡」。
最安値で計算すると「2.44㎡×10万=24.4万円」となります。
また、お墓の条件により費用は変動しますので、見積もりをする際は、なるべく詳細を言葉でも写真でも伝えることをおススメします。
- お墓までの経路が整備されていない
- お墓周辺の状況により、追加で機材が必要になる
- 墓地の広さ
- 墓石の量・大きさ・形状
- ご遺骨の柱数と取り出し
- 作業工程数と人員数
相場の価格帯で対応していても、撤去するお墓が大きい場合や、山奥にあって追加の工程が必要な場合は、どうしても追加費用は発生します。
STEP6 役所で必要な申請・手続きを行う


行政手続きなしで墓じまいはできません。証明書交付の手数料が必要で、数百円から1,500円程度です。
墓じまいを行うためには「お墓がある自治体」の役所で「改葬許可申請書」を提出し「改葬許可証」の発行を受ける必要があります。
改葬とは平たく言うと「お墓に納められたご遺骨を、別の埋葬先(=新しい納骨先)へ移すこと」。
ご遺骨の移動は勝手にできませんので、基本的に改葬許可申請をして「改葬許可証」の取得が必要です。
この書類の発行には、手数料が必要な場合があります。
- 改葬許可申請書を提出する時の必要書類
- 改葬許可申請書(来庁・自治体のホームページで取得)
- 埋葬証明書(霊園・墓地施設管理者が発行)
- 受入証明書(新しい納骨先の施設管理者が発行)
- お墓の名義人以外の方が申請する場合は、承諾書や委任状など追加書類が必要になる場合があります。
- 行政書士さんなど、有資格者に申請手続き代行を依頼することは可能です。
- 費用は最低でも数万円、交通費・日当・柱数により変動します。
- 予算は10万から20万円ほど見ると安心です。
- この改葬許可証の取得作業ですが、散骨や手元供養する場合は不要な作業です。
- しかし、手元供養から納骨堂へさらに移動させる場合は「改葬許可証」が必要になります。
STEP7 閉眼供養とご遺骨の取り出し


閉眼供養の相場は3万円から10万円、ご遺骨のお手入れが必要な場合は1柱2万円程度が相場です。
閉眼供養とは、お坊さんに「ご先祖様や大事な人の魂が込められた祈りの対象の墓石」を「ただの石」に戻してもらう儀式。
地域・宗派によっては「魂抜き」や「お性根抜き」と呼ばれたりします。神道なら「御霊抜き」と言います。
お坊さんや宮司さんにお願いすることになりますので、お礼が必要になります。
3万から10万円程度が相場ですが、不明な場合・心配な場合は、寺務所(寺院)や社務所(神社)に確認するのが1番です。


やぶへびにならないように、相場の範囲内でご自身が出せる金額を提示して、これで良いですか?と聞いた方が良いかもしれません。
また、この閉眼供養は「しない」という選択をすることもできます。処分されるわけでもありません。
しかし、墓じまいする立場としては、しないとなんか罰当たりな気もします。
そして、閉眼供養がされていない墓石の撤去はしない業者さんもありますので、閉眼供養はしておいた方が気持ちよく墓じまいを進められそうです。


やっとご遺骨の取り出しが始まりますが、墓石は非常に重たいので業者さんにお任せする方が良いでしょう。
ご遺骨の取り出し作業は、別途費用が発生する場合がありますので、墓石を撤去してくれる業者さんに予め「どこまでしてくれるのか」ご確認ください。
取り出したご遺骨・骨壺のお手入れ・メンテナンスが必要な場合もあります。
新しい納骨先への引っ越しまでに時間的・金銭的余裕がある場合は、専門の業者さんに依頼するのも良いですね。1柱、2万円程度が相場です。
また、ご遺骨が土葬されている場合は、再火葬が必要な時もあります。こちらの費用は量にもよりますが、3万円程度です。
STEP8 墓石撤去・お墓を更地・使用権の返還


費用はSTEP5で決まっていますので、墓石撤去・土地を更地に戻す費用は契約通りです。
もし、もし、把握していないご遺骨が取り出されたら。
墓石撤去の中止は難しいと思いますので、引き取る以外他はないでしょう。
慌ててしまいますが、業者さんが近くにいたら「こんな時って、いつもどんなアドバイスされていますか?」と「必要な作業と費用」の確認をされても良いですね。
STEP9 新しい納骨先へ改葬許可証の提出と納骨


新しい納骨先で納骨する際に、開眼供養が必要となります。相場は3万円から10万円です。
開眼供養とは「ただの墓石・ご位牌」という「何もこもっていない物質」へ「ご先祖様や大事な人の魂を込めて祈りの対象にする」ことを指します。
閉眼供養と逆のこと、と言えばわかりやすいかもしれませんね。
新しい納骨先へ納骨した時、閉眼供養と同様にお礼が必要です。相場は冒頭記載通り、3万円から10万円とお考え下さい。


事務手続き・納骨・開眼供養、完了したら墓じまいは終了です。本当にお疲れ様でございます。
墓じまいに補助金はでるの?




墓じまいには、まとまったお金が必要です。最低ラインでも40万ほどは用意が必要です。
自身の生活をしながら、墓じまいをするとなると「費用の工面」は課題です。
誰もが余裕のある生活をしているわけではありません。
お子さんのため・親の介護のため・自分のため・家族のため、何かしら出費はあるものです。


墓じまいする人に補助金でるかも?と言われたら、調べずにはいられません。
しかし!!期待を持たせるのは忍びないです。現在、墓じまいの補助金を出してくれる自治体は非常に限られています。
「スマート補助金」で墓じまいへの補助金がある自治体を検索したら「千葉県浦安市」と「群馬県太田市」の2つのみヒットしました。(2023年9月時点、募集終了含む)


少ない・・・少ない・・・
補助金が開設される可能性は否定できませんので、補助金について説明します。
- 墓じまいをしたい人全員に補助金はでるの?
- 支援があるなら、どれくらい?
- 補助してくれる部分と補助できない部分はあるの?
補助金がある自治体は非常に少ない


墓じまいへ補助金がある自治体は少なく、還付金はありませんとHPに明示している自治体もあります。
補助金がでる自治体は、現在本当に少ないことがわかりました。
また、いずれも墓石撤去完了後に補助金申請が可能になるので、まず自身で払いきらないといけません。
しかし、補助がでることは、ありがたいことです。
今後はこのような理由で、墓じまいの補助金を検討する自治体は今後増えていくかもしれません。
- 自治体が運営する公営墓地・霊園の無縁墓の対策・増加を防ぐため
- 私有地にある無縁墓の積極的な墓じまいをお願いするため
管理する人がいないから「無縁墓」。墓石の撤去をお願いできないため、自治体の予算を使うしかありません。
また、無縁墓はどんどん荒れて行きます。そうなると、その霊園・墓地の美観問題にもなり得ます。
美観のための維持管理・墓石撤去に予算を使える潤沢な自治体は、少ないかもしれません。
更に私有地にある法整備前のお墓は、権利の問題も発生するので、なおさら手は付け難い。自発的な墓じまいが最適です。
このような無縁墓が増えていくことを懸念している自治体は、墓じまいの補助金を検討する余地があるのでしょう。
大阪の泉大津市では「還付金」という形で、還付を受けられるようです。(泉大津市HP)
こちらも、更地になった後に還付され、使用年数により金額の増減・有無が決定されます。定額ではありません。
どれくらい補助がでるの?条件は?


「千葉県浦安市は15万」・「群馬県太田市は20万」です。(2023年9月時点・スマート補助金より)
墓じまいの全額はまかなえませんが、ありがたい補助です。
しかし、その補助をいただくには「条件」があります。
同じ自治体だとしても「自分が補助金の適用条件に合致しているか」確認が必要です。


千葉県浦安市の「墓所返還者等支援事業」の条件をみていきましょう。
墓地公園の通常墓所(1区画3.0平米)または小型墓所(1区画1.5平米)の使用許可を受けている方
浦安市HP
浦安市の「墓地公園」を使用している方に限られていますので、浦安市の寺院墓地などのお墓は対象外となり、補助は受けられません。
また、こちらの墓地公園にはいくつか区画があるようです。
- 墓所 (通常墓所と小型墓所)
- 樹林墓地
- 合葬式墓地
- 納骨堂
条件を再度見ると「通常墓所」「小型墓所」の使用許可とありますので、樹林墓地や納骨堂、合葬式墓地を使用している方は、対象外。
同じ墓地であっても、区画により対象とならない場合がありますので、注意が必要です。
ちなみに、墓所のエリアにあるお墓は「一般墓」のエリアのようです。
墓じまいをしようとする方の多くは、納骨堂や樹木葬のようなご供養方法を選択しますので、対象外なのも納得はできます。


補助の金額と条件をまとめたら・・・
- 補助の金額は「15万円から20万円」、その金額は自治体により変動します。
- お墓の撤去費用が補助金額を下回った場合は、実費のみが補助対象となります。
- 還付金がある自治体もありますが、墓地の使用年数により還付の金額・有無が決定されます。
- 補助金・還付金の請求の条件には「墓地を更地にしていること」が含まれます。まずは、自身で費用を捻出しないといけません。
- お墓の土地の返還に対する補助なので、新しい納骨先への支援というわけではありません。
- 自治体からの補助金ですので「自治体が運営している墓地」に適用されます。
- 自治体のお墓であっても、使用許可を受けている区画により対象外となることもあります。
補助金・還付金に必要な書類や手続きは、自治体により異なります。
申請を希望する際は、事前にHPを確認するか、自治体の担当課までお問い合わせください。
墓じまいの代行会社に頼んだ場合の費用は?




墓じまいを代行してくれる業者さんはこちら!
- わたしたちの墓じまい (日本改葬協会)
- ミキワの墓じまい (お墓のミキワ)
いずれも「墓じまいの9のステップ」の多くの工程を代行、もしくはサポートしてくれます。
- 事前に親族に相談し、墓じまいの同意を得る
- 必要な手続きや書類を確認する
- 霊園・墓地の管理者に相談し、墓じまい(お寺さんなら離壇)の意思を伝える
- お墓に納められているご遺骨のお引越し先を決める
- 墓じまい・墓石の撤去を依頼する石材店や業者さんを決める
- 墓地のある自治体で必要な行政手続きを行う
- お墓・墓石の閉眼供養(=魂抜き・御霊抜き)を行い、ご遺骨を取り出す
- 業者さんに墓石の撤去をしてもらい、お墓を更地にして、管理者に使用権を返還する
- お引越し先へ改葬許可証を提出し、納骨する=墓じまい完了
こちらの記事では「わたしたちの墓じまい」「ミキワの墓じまい」が代行・サポートしてくれるステップについて説明しました。
この記事では、そのステップに必要な「費用」について説明します。
わたしたちの墓じまい


「わたしたちの墓じまい」を利用された方の平均的な墓じまい費用は「23万円」です。(わたしたちの墓じまいHP)
代行してもらえるステップを全て代行してもらったのか、部分的な利用をされたのか、記載はありません。
しかし、記事最初に紹介した「最安価帯でのトータルの費用:40万円」と単純に比較したら、かなり控えめな価格です。
わたしたちの墓じまいの料金設定を少し見てまいりましょう。



STEP1 事前の親族への相談と同意


こちらは、自分でしましょう。代行・サポートはありませんので「0円」です。
ご親族との相談は済ませたうえで、業者さんに依頼してください。
墓じまいするのか・しないのか。親族間の意見の調整には、さすがに業者さんも関わることが難しいです。
あくまで墓じまいを請け負ってくれるサービスですので、墓じまいが決まる前の話は、代行・サポート対象外です。
墓じまいの相談は、事前に親族間でするものです。
STEP2 必要な手続きや書類を確認する


こちらも、ご自身でしましょう。代行・サポートはありませんので「0円」です。
墓じまいの代行をお願いすることになっても「墓じまいについて」自身で把握することは大切です。
- どのような流れなのか
- どのような書類が必要なのか
- どれくらい経費がかかるのか
業者さんも、契約前や後に「こんな流れで、これくらい費用が必要です」と説明してくれるでしょう。
しかし、当事者意識を持って調べていたら、代行してくれる業者さんが言っていることも理解できますし、スムーズにやり取りできます。
STEP3【代行あり】霊園・墓地の管理者へ相談


「わたしたちの墓じまい」では代行しており、サポートのみのプランもあります。
- 離壇「サポート」の場合:6万円 (税込 6.6万円)
- 離壇「代行」の場合は:12万円 (税込 13.2万円)
こちらは、墓じまいしようとするお墓が「寺院の墓地」「施設管理者がご住職(=寺院)」の場合に助かる代行・サポートサービスです。
墓じまいをしたいとお寺さんに伝えたら、高額な離壇料を請求された、こんなトラブル聞いたことはないでしょうか?
離壇「サポート」なら「あまり親しくなく相談しにくいお寺さん」や「高額な離壇料を請求された場合」の「交渉サポート」をしてくれます。
離壇「代行」の場合は「依頼人の代わりに離壇をしてくれます」。つまり、依頼者はお寺さんと直接対峙することなく離壇できる代行サービスです。


サポート・代行サービスともに、決して安価ではありません。しかし、お寺さんとの関係が芳しくない場合は、とても頼りになるサービスです。
相談しやすいお寺さん・すでに相談済みで墓じまいの了承を得ている場合は、もちろん省いてよいサービスです。
市営墓地など、お寺さんとの交渉が不要な場合も、同様です。
STEP4【サポートあり】ご遺骨の新しい納骨先を決める


新しい納骨先で悩んでいる・土地勘がない場合は、納骨先の相談・提案サポートがあります。
「わたしたちの墓じまい」では、依頼者の希望や予算を聞き取ったうえで、新しい納骨先の案内・提案をしてくれます。
- 納骨堂:10万円~ (税込 11.1万円~)
- 樹木葬:8万円~ (税込 8.8万円~)
- 散骨:5万円~ (税込 5.5万円~)
- 公営墓地:6万円~ (税込 6.6万円~)
- 霊園:10万円~ (税込 11.1万円~)
- 寺院:3万円~ (税込 3.3万円~)
ご遺骨の柱数や納骨する場所のグレードなど条件により、金額は変動します。
しかし、墓じまいをしたいけど「新しい納骨先」はどうしたら良いか決めかねていたり、納骨先の土地勘が乏しかったりする場合は、心強いサポートです。
納骨先について親族間で意見がまとまっていない場合も、相談することでプロのアドバイスをいただけます。
離壇代行・サポート同様に、既に新しい納骨先を決めている場合は、省いてよいサービスです。
STEP5【代行あり】墓石撤去を依頼する業者さんの選定


「わたしたちの墓じまい」では、1㎡までなら13万円で、墓石の撤去を請け負ってくれます。
「わたしたちの墓じまい」の墓石撤去費用の「基本料金」はこちら。
また、この料金には「墓石撤去・土台解体、墓石処理、ご遺骨の取り出し」までが含まれます。
- 1㎡まで:13万円 (税込 14.3万円)
- 1.1~2㎡まで:19万円 (税込 20.9万円)
- 2.1~3㎡まで:25万円 (税込 27.5万円)
- 3㎡以上も対応可、価格は割安になりますが、撤去には数日必要です。


ここでご注意いただきたいことがあります。下記の場合は料金が変動します。
- 重機が入れないような場所にある・斜面にあるお墓
- 工期が短く、制限がある場合
- 土台に厚みがある・隣接しているお墓と一部共有部分がある場合
- 産廃費用が必要になった場合
- カロート(ご遺骨を納めるスペース)がある場合
一般的な撤去工事より、人件費や重機を要する際はどうしても費用がかさむのは、どの業者さんでも同じことですが、ご注意ください。
また、記事最初の方で「墓石撤去費は1㎡あたり10万円~15万円が相場」で、最安価で撤去費を計算するなら「お墓の平均面積2.44㎡×10万=24.4万円(税込 26.84万円)」と記載しました。
相場の最高値で計算したら「2.44㎡×15万=36.6万円 (税込 40.26万円)・・・おぉ、全然違います。
わたしたちの墓じまいにお願いしない他はありません。


しかし、相場の方が安いか・わたしたちの墓じまいの方が安いか、分水嶺は見極める必要があります。
もちろん、墓地面積などの条件で相場価格が勝る場合もあります。都市圏・地方など、お住いの地域により、お墓の面積も大きく異なります。
下記に注意して自分で計算し、わたしたちの墓じまいなどへ無料見積もりをお願いすることが大事です。
- お墓の墓地面積と墓石サイズを知っておく
- 相場の最安値と最高値の両方で計算しておく
- 相場が分からない場合は、お墓のある土地の無料見積もりをしている石材店さんに見積もりをお願いする
- わたしたちの墓じまいなど、複数社に見積もりをお願いする
自分だけで計算せず、複数社の見積もり合わせを行い、どの価格とサービスが自身の行いたい墓じまいに見合うのか見極めてくださいね。
また、わたしたちの墓じまいでは墓石撤去以外のサービスも提供しています。
もし利用したいサービスがある場合は、わたしたちの墓じまいに全て頼んだ方が煩雑さから解放されます。
STEP6【サポートあり】役所で必要な申請・手続きを行う


「わたしたちの墓じまい」では、行政手続きのサポート(3万円:税込3.3万円)もしてくれます。
ご遺骨を移動させるには、手元供養・散骨を除き、行政手続きを踏まないといけません。
ご遺骨の移動、新たな納骨先への納骨には「改葬許可証」が必要になり、お墓のある自治体で申請・取得が必要です。
- 改葬許可申請書を提出する時の必要書類
- 改葬許可申請書(来庁・自治体のホームページで取得)
- 埋葬証明書(霊園・墓地施設管理者が発行)
- 受入証明書(新しい納骨先の施設管理者が発行)
- お墓の名義人以外の方が申請する場合は、承諾書や委任状など追加書類が必要になる場合があります。
人によっては、面倒だと感じる方もいらっしゃると思います。
特に、お墓のある自治体と別の自治体に住んでいる人が墓じまいをする時は、面倒なものです。
時には、どんな書類が必要なのか、手順はどうしたら、必要な書類を紛失したなど、トラブルも発生します。
わたしたちの墓じまいでは、行政手続きがスムーズに進むよう「サポート」のサービスを提供しています。
行政書士さんに個人で頼む際、ご遺骨の柱数でも金額が変わり、そもそもの手数料や交通費、日当を求められる場合があります。
代行ではなくサポートを求めるなら、ありがたいサービスです。


お墓のある自治体にお住いの方は、事情がない限り、自分でする方が費用は節約できます。
STEP7【サポートあり】閉眼供養とご遺骨の取り出し


お願いできるお寺さんがなかったら、お坊さんのお手配を3万円(税込3.3万円)で頼むことができます。
お寺さんとの関係によっては、閉眼供養をお願いできるお坊さんがいないかもしれません。
人によっては、離壇の時にトラブルがあったお寺さんへ頼みたくない、という方もいらっしゃるでしょう。
お坊さんがお経をあげる時、気持ちは込めてくれるはずですが、本当に大丈夫か?お礼はいくらくらいつつんだら?と心配になるのも、仕方ないことです。
そんな時は、閉眼供養のお坊さんをお手配してくれるサービスがありますので、もしもの時も安心です。
お坊さんに「ご先祖様や大事な人の魂が込められた祈りの対象の墓石」を「ただの石」に戻してもらう儀式のことです。
また、業者さんによってはご遺骨の取り出しに別途料金が必要な場合もありますが、わたしたちの墓じまいでは「墓石の撤去費用」に含まれています。
STEP5の墓石撤去でも書いた通り「墓石撤去・土台解体、墓石処理、ご遺骨の取り出し」までカバーした料金なので、こちらも安心です。


取り出したご遺骨や骨壺が経年劣化により、お手入れが必要だった場合のサービスもあります。
- 粉骨(ご遺骨をパウダー状にすること):1柱3万円 (税込 3.3万円)
- ミニ骨壺:1個2万円 (税込 2.2万円)
粉骨は自分でもすることは可能ですが、精神的なことや衛生的なことを考えると、必要な場合はプロに頼んだ方がよさそうです。
STEP8【一部代行あり】墓石撤去・お墓を更地・使用権の返還


墓石撤去と更地については、STEP5で終了済。墓地使用権の返還はご自身で行いましょう。
「わたしたちの墓じまい」に墓石撤去をお願いしたら「墓石撤去・土台解体、墓石処理、ご遺骨の取り出し」まで対応してくれます。
墓地・墓石の状態や環境により、費用が変動しますが、墓石の処理が酷い会社と比較するには到底及びません。
使用していた墓地が更に戻った後は、墓地使用権の返還作業を行います。
更地に戻ったら、施設管理者へ使用権の返還を行います。返還時に必要な書類は基本的に2つ。
- 墓地使用許可証 (永代使用書):墓地・霊園の施設管理者が発行するもの
- 返還届:墓地・霊園が定めるもの
墓地使用許可証を紛失した場合は、施設管理者へ問い合わせましょう。
基本的に使用権の返還はご自身で行いますが、サポートを希望される際は相談してもお客様に対して嫌な顔はしないはずです。
STEP9【一部代行あり】新しい納骨先へ改葬許可証の提出と納骨


ご遺骨の輸送が必要な場合は「2万円~(税込 2.2万円)」から請け負ってくれます。
ご遺骨はもちろん自分で運ぶこともできますが、特に遠方に運ぶ場合は、こんなことが気になると思います。
- 落としたらどうしよう、傷つけたらどうしよう
- (分からないだろうけど)ご遺骨を持っていますという姿は、あまり見られたくない
1つ目は、誰しも気軽にご遺骨は持ち運びできないと思います。
2つ目は、そんなこと言ったら悲しむよという声も理解できますが、少し気が引けるという気持ちも理解できます。
そんな時は、ご遺骨の輸送をお願いしたら、ご遺骨を丁寧に・尊重して運んでくれます。
新しい納骨先へ送ってくれる場合もありますので、輸送先については事前にご相談ください。
ミキワの墓じまい


「ミキワの墓じまい」は「相談・行政手続き・墓石撤去・新しい納骨先の紹介」を1セットとして「1㎡未満 181,500円」で行っています。
もう少し詳しく言えば、このようなサービスが含まれています。
- 相談
- 行政手続きの代行
- ご遺骨の取り出し
- 墓石の撤去
- 土地の原状回復
- 墓石の適切な処分
費用面を見てみると、1㎡あたり181,500円なら、墓地の平均面積が「2.44㎡」なら「44万」!?となりそうですが、違います。
「ミキワの墓じまい」が提案してくれる料金は、この通りです。
- 1㎡未満:165,000円 (税込 181,500円)
- 1~2㎡未満:195,000円 (税込 214,500円)
- 2~3㎡未満:235,000円 (税込 258,500円)
- 3~4㎡未満:265,000円 (税込 291,500円)
- 4~5㎡未満:295,000円 (税込 ,円) (税込 324,500円)
こちらも、記事最初に紹介した「最安価帯でのトータルの費用:40万円」と単純に比較したら、かなり控えめな価格です。
ミキワの墓じまいの料金設定を少し見てまいりましょう。



STEP1 事前の親族への相談と同意


こちらは、自分でしましょう。代行・サポートはありませんので「0円」です。
ご親族との相談は済ませたうえで、業者さんに依頼してください。
墓じまいするのか・しないのか。親族間の意見の調整には、さすがに業者さんも関わることが難しいです。
あくまで墓じまいを請け負ってくれるサービスですので、墓じまいが決まる前の話は、代行・サポート対象外です。
墓じまいの相談は、事前に親族間でするものです。
STEP2 必要な手続きや書類を確認する


こちらも、ご自身でしましょう。代行・サポートはありませんので「0円」です。
墓じまいの代行をお願いすることになっても「墓じまいについて」自身で把握することは大切です。
- どのような流れなのか
- どのような書類が必要なのか
- どれくらい経費がかかるのか
業者さんも、契約前や後に「こんな流れで、これくらい費用が必要です」と説明してくれるでしょう。
しかし、当事者意識を持って調べていたら、代行してくれる業者さんが言っていることも理解できますし、スムーズにやり取りできます。
STEP3【アドバイスあり】霊園・墓地の管理者へ相談


「ミキワの墓じまい」で離壇の代行は行っていません。
ホームページのQ&Aにもある通り「まずは、ご自身でお話ください」というご案内です。
はじめから第三者が間に入り交渉すると話がこじれることが多いので、まず、お客様ご自身で事情をご説明された方がよろしいかと存じます。
ミキワの墓じまいHP
しかし、HPに掲載されているお客様の声を見る限り、高額な離壇料請求に対して、少なくともアドバイスはされています。
アドバイスにより、50万の離壇料が5万円になったと喜びの声がありますので、困っているお客様に対しては心を寄せて接してくれます。
お寺さんからしてみたら「当事者」ではなく「第三者」が突然連絡してきたら「礼節は?」となるのかもしれません。
しかし、墓じまいで起きるトラブルと言えば、高額な離壇料が請求されてしまった、がトラブル上位に挙がってきます。


トラブルが起きないように、下記注意して「離壇の相談」をしてください。
- 最初の電話でいきなり離壇を進めようとしない。まずは、お時間頂けないかとご予定を伺う。
- お寺さんで会って話すなら、できる限り複数名で行く。お相手はお話のプロで離壇を留まるよう説得されるかもしれません。
- 距離・費用の面で行けない場合は、行けないことをお詫びし理解を求める。
- ご先祖様の頃から今まで、お世話になった感謝を伝える。
- やむを得ず・泣く泣く、離壇すると丁寧に説明して理解を求める。
- 思った以上に時間を要し、手間も気力も必要だと思って相談する。
相談しやすいお寺さん・すでに相談済みで墓じまいの了承を得ている場合は、もちろんそのままで問題ありません。有難いことです。
市営墓地など、お寺さんとの交渉が不要な場合も、同様です。
STEP4【サポートあり】ご遺骨の新しい納骨先を決める


新しい納骨先で悩んでいる・土地勘がない場合は、納骨先の相談・提案サポートがあります。
「ミキワの墓じまい」では、依頼者の希望や予算を聞き取ったうえで、新しい納骨先の案内・提案をしてくれます。
- 海洋散骨(個別散骨):10万円~ (税込 11万円~)
- 海洋散骨(代理散骨):2.5万円~ (税込 2.75万円~)
- 海洋散骨(合同代行散骨):3.5万円~ (税込 3.85万円~)
- 永代供養墓(合祀墓):3万円~ (税込 3.3万円~)
ご遺骨の柱数や海洋散骨の場合は乗船人数など条件により、金額は変動します。
しかし、墓じまいをしたいけど「新しい納骨先」はどうしたら良いか決めかねていたり、納骨先の土地勘が乏しかったりする場合は、心強いサポートです。
納骨先について親族間で意見がまとまっていない場合も、相談することでプロのアドバイスをいただけます。
既に新しい納骨先を決めている場合は、省いてよいサービスですね。
また、ミキワの墓じまいではエリア限定で「納骨代行(税込3.3万円)」もしてくれますが、想定されているお墓は「一般墓」のようです。
墓じまいをしようとしている人の選択肢としては、あまり挙がらないとは思いますが、新たな納骨先が一般墓の方には有難いサービスです。
STEP5【代行あり】墓石撤去を依頼する業者さんの選定


「ミキワの墓じまい」では、1㎡未満 181,500円で、墓石の撤去を請け負ってくれます。
この料金には「相談・行政手続きの代行・ご遺骨の取り出し・墓石撤去・土地の原状回復、墓石処理、ご遺骨の取り出し」までが含まれます。
- 1㎡未満:165,000円 (税込 181,500円)
- 1~2㎡未満:195,000円 (税込 214,500円)
- 2~3㎡未満:235,000円 (税込 258,500円)
- 3~4㎡未満:265,000円 (税込 291,500円)
- 4~5㎡未満:295,000円 (税込 324,500円)


ここでご注意いただきたいことがあります。
重機が入れないような場所にある・急な坂にあるお墓の場合は、料金が変動します。
一般的な撤去工事より、人件費や重機を要する際はどうしても費用がかさむのは、どの業者さんでも同じことですが、事前にお墓の詳細をよくお伝えください。
また、記事最初の方で「墓石撤去費は1㎡あたり10万円~15万円が相場」で、最安価で撤去費を計算するなら「お墓の平均面積2.44㎡×10万=24.4万円(税込 26.84万円)」と記載しました。
相場の最安値で計算した場合でも「ミキワの墓じまい」の方が、若干お安いです。
一方、お墓の面積が小さい場合は、相場の方がお安くなります。
これは、ミキワの墓じまいには「相談・行政手続きの代行・ご遺骨の取り出し・墓石撤去・土地の原状回復、墓石処理、ご遺骨の取り出し」という手厚いサービスが含まれているからですね。


しかし、相場の方が安いか・ミキワの墓じまいの方が安いか、分水嶺は見極める必要があります。
墓地面積などの条件で相場価格が勝る場合もあ、都市圏・地方など、お住いの地域により、お墓の面積も大きく異なります。
下記に注意して自分で計算し、ミキワの墓じまいなどへ無料見積もりをお願いすると比較ができます。
- お墓の墓地面積と墓石サイズを知っておく
- 相場の最安値と最高値の両方で計算しておく
- 相場が分からない場合は、お墓のある土地の無料見積もりをしている石材店さんに見積もりをお願いする
- ミキワの墓じまいなど、複数社に見積もりをお願いする
自分だけで計算せず、複数社の見積もり合わせを行い、どの価格とサービスが自身の行いたい墓じまいに見合うのか見極めてください。
STEP6【代行あり】役所で必要な申請・手続きを行う


「ミキワの墓じまい」では、行政手続きの代行が墓じまいの料金に含まれいます。
ご遺骨を移動させるには、手元供養・散骨を除き、行政手続きを踏まないといけません。
ご遺骨の移動、新たな納骨先への納骨には「改葬許可証」が必要になり、お墓のある自治体で申請・取得が必要です。
- 改葬許可申請書を提出する時の必要書類
- 改葬許可申請書(来庁・自治体のホームページで取得)
- 埋葬証明書(霊園・墓地施設管理者が発行)
- 受入証明書(新しい納骨先の施設管理者が発行)
- お墓の名義人以外の方が申請する場合は、承諾書や委任状など追加書類が必要になる場合があります。
人によっては、煩わしいと感じる方もいらっしゃると思います。
特に、お墓のある自治体と別の自治体に住んでいる人が墓じまいをする時は、面倒なものです。
しかし、ミキワの墓じまいでは、行政手続きを有資格者が「代行」してくれますので、基本はお任せの姿勢で大丈夫です。
しかも「墓じまいのプラン」に行政手続きの代行料が含まれているので、墓石の撤去をお願いする方は追加費用の発生はありません。
行政書士さんに個人で頼む際、ご遺骨の柱数でも金額が変わり、そもそもの手数料や交通費、日当を求められる場合があり、高額になる可能性があります。


代行が料金に含まれていること、とても助かる・ありがたいサービスです。
STEP7【サポートあり】閉眼供養とご遺骨の取り出し


お願いできるお寺さんがなかったら、お坊さんのお手配を3.5万円(税込3.85万円)で頼むことができます。
お寺さんとの関係によっては、閉眼供養をお願いできるお坊さんがいないかもしれません。
人によっては、離壇の時にトラブルがあったお寺さんへ頼みたくない、という方もいらっしゃるでしょう。
お坊さんがお経をあげる時、気持ちは込めてくれるはずですが、本当に大丈夫か?お礼はいくらくらいつつんだら?と心配になるのも、仕方ないことです。
そんな時は、閉眼供養のお坊さんをお手配してくれるサービスがありますので、もしもの時も安心です。
お坊さんに「ご先祖様や大事な人の魂が込められた祈りの対象の墓石」を「ただの石」に戻してもらう儀式のことです。
また、業者さんによってはご遺骨の取り出しに別途料金が必要な場合もありますが、ミキワの墓じまいでは「墓じまいのプラン」に含まれています。
STEP5の墓石撤去でも書いた通り「相談・行政手続きの代行・ご遺骨の取り出し・墓石撤去・土地の原状回復、墓石処理、ご遺骨の取り出し」までカバーした料金なので、こちらも安心です。


取り出したご遺骨や骨壺が経年劣化により、お手入れが必要だった場合のサービスもあります。
- 粉骨(ご遺骨をパウダー状にすること):1柱3万円 (税込 3.3万円)
- 骨壺のサイズ・保管場所(屋内/屋外)・柱数により、金額は変動します。
- 1番大きい骨壺・屋外保管のご遺骨(=1番高額)の料金が、1柱3万円 (税込 3.3万円)
- 同様の条件で2柱目になると、2.5万円 (税込2.75万円)となります。
粉骨は自分でもすることは可能ですが、精神的なことや衛生的なことを考えると、必要な場合はプロに頼んだ方がよさそうです。
STEP8【一部代行あり】墓石撤去・お墓を更地・使用権の返還


墓石撤去と更地については、STEP5で終了済。墓地使用権の返還はご自身で行いましょう。
「ミキワの墓じまい」に墓じまいをお願いしたら「相談・行政手続きの代行・ご遺骨の取り出し・墓石撤去・土地の原状回復、墓石処理、ご遺骨の取り出し」まで対応してくれます。
墓地・墓石の状態や環境により、費用が変動しますが、墓石の処理が酷い会社と比較するには到底及びません。
使用していた墓地が更に戻った後は、墓地使用権の返還作業を行います。
更地に戻ったら、施設管理者へ使用権の返還を行います。返還時に必要な書類は基本的に2つ。
- 墓地使用許可証 (永代使用書):墓地・霊園の施設管理者が発行するもの
- 返還届:墓地・霊園が定めるもの
墓地使用許可証を紛失した場合は、施設管理者へ問い合わせましょう。
基本的に使用権の返還はご自身で行いますが、サポートを希望される際は相談してもお客様に対して嫌な顔はしないはずです。
STEP9【一部代行あり】新しい納骨先へ改葬許可証の提出と納骨


新しい納骨先への輸送・納骨先での納骨代行(エリア限定)をしてくれます。
海洋散骨のプラン・永代供養墓(合祀墓)のプラン、共にご遺骨の輸送が含まれていますが、エリアが限定されています。
どこまでご遺骨を取りに来て、どこまで運んでくれるかは、ぜひ相談した時にご確認ください。あ
また、ミキワの墓じまいでは「新しい納骨先」での「納骨」の代行もしてくれます。
ただし、一般墓を想定していますので、もしお願いしたい時はご相談ください。
相場・わたしたち・ミキワの費用比較




長くなってしまったので、簡単にそれぞれの費用を比較してみましょう。
まず、墓じまいの9のステップの確認です。
- 事前に親族に相談し、墓じまいの同意を得る
- 必要な手続きや書類を確認する
- 霊園・墓地の管理者に相談し、墓じまい(お寺さんなら離壇)の意思を伝える
- お墓に納められているご遺骨のお引越し先を決める
- 墓じまい・墓石の撤去を依頼する石材店や業者さんを決める
- 墓地のある自治体で必要な行政手続きを行う
- お墓・墓石の閉眼供養(=魂抜き・御霊抜き)を行い、ご遺骨を取り出す
- 業者さんに墓石の撤去をしてもらい、お墓を更地にして、管理者に使用権を返還する
- お引越し先へ改葬許可証を提出し、納骨する=墓じまい完了
相場・わたしたちの墓じまい・ミキワの墓じまいの「費用 (税抜)」を比較してみましょう。
STEP1 事前の親族への相談と同意


事前に親族に相談し、墓じまいの同意の取り付けは、ご自身でお願いします。
- 相場:0円 (ただし、会って話すとなると交通費が発生)
- わたしたちの墓じまい:代行・サポートなし
- ミキワの墓じまい:代行・サポートなし
STEP2 必要な手続きや書類を確認する


必要な手続きや書類のご確認も、ご自身でお願いします。流れを知っておくのは大事です。
- 相場:0円 (ただし、会って話すとなると交通費が発生)
- わたしたちの墓じまい:代行・サポートなし
- ミキワの墓じまい:代行・サポートなし
STEP3 霊園・墓地の管理者へ相談


よくトラブルになりやすい「離壇」。もし心配なら、わたしたちの墓じまいに依頼するとよいでしょう。
- 相場:3万円~20万円 (=離壇料として、寺院の場合)
- わたしたちの墓じまい
- 離壇サポート:6万円
- 離壇代行:12万円
- ミキワの墓じまい:代行・サポートなし (ただし、相談することは可)
STEP4 ご遺骨の新しい納骨先を決める


墓じまいの金額に幅が出るところです。費用を抑えようとすると10万以下、上限を作らないと100万単位になります。
- 相場:数万円(10万円以下)~100万円単位 (ただし、選択は自由)
- わたしたちの墓じまい (ただし、紹介先は限られる)
- 納骨堂:10万円~
- 樹木葬:8万円~
- 散骨:5万円~
- 公営墓地:6万円~
- 霊園:10万円~
- 寺院:3万円~
- ミキワの墓じまい (ただし、紹介先は限られる)
- 海洋散骨(個別散骨):10万円~
- 海洋散骨(代理散骨):2.5万円~
- 海洋散骨(合同代行散骨):3.5万円~
- 永代供養墓(合祀墓):3万円~
ご供養方法の種類の幅が広いのは「ご自身で対応」→「わたしたちの墓じまい」→「ミキワの墓じまい」です。
STEP5 墓石撤去を依頼する業者さんの選定


自分だけで計算せず、複数社の見積もり合わせを行い、どの価格とサービスが自身の行いたい墓じまいに見合うのか見極めるのがポイント。
- 相場:墓石撤去の費用の相場は「1㎡あたり10万円~15万円が相場」
- 最安値の計算:2.44㎡×10万=24.4万円
- 最高値の計算:2.44㎡×15万=36.6万円
- わたしたちの墓じまい
- 1㎡まで:13万円
- 1.1~2㎡まで:19万円
- 2.1~3㎡まで:25万円
- 3㎡以上も対応可 (価格は割安になるが、撤去には数日必要)
- ミキワの墓じまい
- 1㎡未満:16.5万円
- 1~2㎡未満:19.5万円
- 2~3㎡未満:23.5万円
- 3~4㎡未満:26.5万円
- 4~5㎡未満:29.5万円
- いずれも、お墓の条件(斜面・機材が入らない等)により、価格は変動します。
- わたしたちの墓じまい:「墓石撤去・土台解体、墓石処理、ご遺骨の取り出し」まで含む。
- ミキワの墓じまい:「相談・行政手続きの代行・ご遺骨の取り出し・墓石撤去・土地の原状回復、墓石処理、ご遺骨の取り出し」まで含む。
STEP6 役所で必要な申請・手続きを行う


サポートがほしい方は「わたしたちの墓じまい、代行してほしい方は「ミキワの墓じまい」。
- 相場:数百円から1,500円程度
- わたしたちの墓じまい:行政手続きのサポート 3万円
- ミキワの墓じまい:行政手続きの代行料がSTEP5の費用に含まれている
STEP7 閉眼供養とご遺骨の取り出し


お願いできるお寺さんがない場合は、お坊さんのお手配をお願いできます。
- 相場:3万円~10万円 (お坊さんへの気持ちとして)
- わたしたちの墓じまい:3万円 (お坊さんのお手配料として)
- ミキワの墓じまい:3.5万円 (お坊さんのお手配料として)


ご遺骨のお手入れ・メンテナンスが必要な場合も、同様にお願いすることができます。
- 相場:1柱2万円程度
- わたしたちの墓じまい
- 粉骨(ご遺骨をパウダー状にすること):1柱3万円
- ミニ骨壺:1個2万円
- ミキワの墓じまい
- 粉骨(ご遺骨をパウダー状にすること):1柱3万円
- 骨壺のサイズ・保管場所(屋内/屋外)・柱数により、金額は変動
STEP8 墓石撤去・お墓を更地・使用権の返還


既に金額は決定していますので、ここでの費用発生は基本的にありません。
- 相場:費用はSTEP5で決定済・使用権は書類をそろえて自分で対応
- わたしたちの墓じまい:費用はSTEP5で決定済・使用権は書類をそろえて自分で対応
- ミキワの墓じまい:費用はSTEP5で決定済・使用権は書類をそろえて自分で対応
STEP9 新しい納骨先へ改葬許可証の提出と納骨


納骨先はSTEP4で決定済ですが、新しい納骨先で納骨する際に、開眼供養が必要となります。
- 相場:3万円~10万円
- わたしたちの墓じまい
- ご遺骨の輸送が必要な場合:2万円~
- お坊さんのお手配が必要な場合:3万円
- ミキワの墓じまい
- 新しい納骨先への輸送・納骨先での納骨代行あり (エリア限定)
- お坊さんのお手配が必要な場合:3.5万円






わたしたち・ミキワ 費用の違いを比較




「わたしたちの墓じまい」も「ミキワの墓じまい」も、墓じまいのほとんどのステップを代行もしくはサポートしてくれます。
墓じまいをしたい時は、どちらを選択したら良いのか?より良いサービスを受けられるのか?費用が控えめなのはどちらか?
墓じまいのトータルの費用には非常に幅があるため、下記ポイントに注目して、違いを比べていきましょう。(全て税抜表示)
- 墓石撤去・土地の整地・墓石処理に必要な費用と付随するサービス
- 新しい納骨先の紹介 (決まっていない方のみ)
- 離壇のサポート・代行 (お寺さんにお墓がある方のみ)
- 行政手続きのサポート・代行 (散骨・手元供養する方は除く)
- お坊さんのお手配サポート (お寺さんに直接依頼できない方)
墓石撤去・土地の整地・墓石処理費の違い


1つ目。墓石撤去・土地の整地・墓石処理に必要な費用と付随するサービスについて説明します。
墓じまいする方の多くは「墓石撤去」を検討していると思いますので、違いを比較するポイントとしては外せません。
まず、わたしたちの墓じまい・ミキワの墓じまいで「墓石撤去」を依頼したら、受けられる・料金に含まれているサービスを比較してみます。
わたしたちの 墓じまい | ミキワの 墓じまい | |
相談 | 〇 | 〇 |
行政手続き代行 | 追加オプション | 〇 |
ご遺骨の取出し | 〇 | 〇 |
墓石撤去 | 〇 | 〇 |
土台解体 | 〇 | 〇 |
土地の原状回復 | 〇 | 〇 |
墓石処理 | 〇 | 〇 |
- 相談
- わたしたちの墓じまいには明記されていませんが、相談なしでは出来ませんので〇にしています。
- ミキワの墓じまいには、相談が料金に含まれいていると明記されています。
- 行政手続き代行
- わたしたちの墓じまいでは「追加オプション(3万円)」扱いで、代行ではなく「サポート」になります。
- ミキワの墓じまいでは、墓石撤去の料金に「代行料」が含まれています。
- ご遺骨の取出し
- 両社とも、墓石撤去の料金に含まれています。
- 墓石撤去
- 両社とも、墓地や墓石の大きさ・面積により異なります。
- 墓石・墓地の条件により価格は変動すると、両社とも明示しています。
- 土台解体
- 両社とも、墓石撤去の料金に含まれています。
- 土地の原状回復
- 両社とも、墓石撤去の料金に含まれています。
- 墓石処理
- 両社とも、墓石撤去の料金に含まれています。
- わたしたちの墓じまいでは、産廃費用が必要になった場合は料金が変わります。
大きく異なるのは「ミキワの墓じまい」に依頼すると、行政手続きの代行をしてもらえること。
そして、その代行料金は墓石撤去料金に「含まれている」というポイントが違いとして目立ちます。


次に、両社の「墓石撤去料金(税抜)」を比較してみましょう。
わたしたちの 墓じまい | ミキワの 墓じまい | ||
1㎡まで | 13万円 | 1㎡未満 | 16.5万円 |
1.1~2㎡まで | 19万円 | 1~2㎡未満 | 19.5万円 |
2.1~3㎡まで | 25万円 | 2~3㎡未満 | 23.5万円 |
3~4㎡未満 | 26.5万円 | ||
4~5㎡未満 | 29.5万円 |
- 具体的な料金設定はありませんが、わたしたちの墓じまいも、3㎡以上の墓石撤去は可能、料金は割安になりますが、撤去には数日必要です。
- 大都市圏に多い1㎡未満のお墓の場合、わたしたちの墓じまいの方が安価です。行政手続きの代行を求めない場合は、軍配が上がるでしょう。
- お墓の平均面積「2.44㎡」の価格帯は、ミキワの墓じまいに軍配が上がるようです。
- ただし、わたしたちの墓じまいの表記は「基本料金」となっています。
- 2.1㎡のお墓と3㎡のお墓の価格が同じかどうか、出精値引きがあるか見積もりをして確認した方が良いでしょう。
新しい納骨先の紹介・提案サービスの違い


2つ目。新しい納骨先の紹介・提案サービス内容・費用について説明します。
親族間と相談しても、決めかねている時などはプロに相談するのも解決の手段です。
わたしたちの墓じまい・ミキワのはかじまい、共に新しい納骨先の紹介・提案サービスを「別途料金」で行っています。
わたしたちの 墓じまい | ミキワの 墓じまい | ||
納骨堂 | 10万円~ | 海洋散骨(個別) | 10万円~ |
樹木葬 | 8万円~ | 海洋散骨(代理) | 2.5万円~ |
散骨 | 5万円~ | 海洋散骨(合同代行) | 3.5万円~ |
公営墓地 | 6万円~ | 永代供養墓(合祀墓) | 3万円~ |
霊園 | 10万円~ | ||
寺院 | 3万円~ |
- わたしたちの墓じまいは、ご供養方法の「種類」に力を入れています。選びたい方には最適。
- ミキワのはかじまいでは「海洋散骨」に力を入れています。代理でお願いできますので、体力に不安がある場合はありがたいです。
- 新しい納骨先(海洋散骨除く)は、いずれも各社のお付き合いのある施設ですので、単独で決める時と比べて自由度は下がります。
離壇のサポート・代行料の違い


3つ目。離壇する時のサポート・代行サービスの有無と費用について説明します。
わたしたちの 墓じまい | ミキワの 墓じまい | |
離壇サポート | 6万円 | × |
離壇代行 | 12万円 | × |
- ミキワの墓じまいでは、離壇代行・サポートは行っていませんが、困ったときはアドバイスはくれるようです。(お客様の声より)
- わたしたちの墓じまいの「離壇サポート」では「あまり親しくなく相談しにくいお寺さん」や「高額な離壇料を請求された場合」の「交渉サポート」をしてくれます。
- 離壇「代行」の場合は「依頼人の代わりに離壇をしてくれます」。つまり、依頼者はお寺さんと直接対峙することなく離壇できる代行サービスです。
- 離壇料とサポート・代行料は別物ですので、ご注意ください。
- 寺院以外のお墓の方・檀家となっていない方は、気にされなくても大丈夫です。
行政手続きのサポート・代行料の違い


4つ目。行政手続きのサポート・代行サービスの有無と費用について説明します。
少し前に書きましたが、ミキワの墓じまいでは「墓石撤去費」の中に、有資格者による行政手続き代行料が含まれています。
ミキワの墓じまいを選択した方は、黙っていても行政手続きを代行してくれるので安心です。
一方、わたしたちの墓じまいでは「サポート」サービスを「3万円」で受けられます。
お坊さんのお手配サポート料の違い


5つ目。お坊さんのお手配サポートの有無と費用について説明します。
わたしたちの 墓じまい | ミキワの 墓じまい | |
お坊さんの派遣 | 3万円 | 3.5万円 |
- 閉眼供養・開眼供養の際は、お坊さんなどにお祈りを捧げてもらうことになります。
- お寺さんとの関係により、声を掛けられるお坊さんがいない場合は、両社ともお坊さんのお手配サービスを提供しています。
- わたしたちの墓じまいの方が価格では軍配が上がります。
- いやらしい話ですが、頼めるお寺さんがあったとしても、この金額を超えるお気持ちを渡す必要があったら、少し考えてしまいますね。
まとめ


両社、費用はかなり拮抗しているように伺えます。
別記事でも書きましたが、提供サービスの違いの中で、ご自身が「1番やりたくないこと」を決めて、そのサービスを提供してくれる会社さんを選ぶのも選び方の1つ。
費用に焦点を当てて言うなら、下記が費用が変わってくる下記ポイントです。
- 墓石撤去・土地の整地・墓石処理に必要な費用
- 新しい納骨先の紹介
- 離壇のサポート・代行料
- 行政手続きのサポート・代行料
- お坊さんのお手配サポート料
ご自身にとって不要なサービス・できたら節約したいサービスをピックアップしたり、順番をつけたりして、
ご自身がしたい「墓じまいのトータルの費用」を計算してみてください。


どちらの会社さんが自分にとって「お得が多い」会社さんかわかります。
また、複数社に見積もりを依頼することは言ってきた通りです。
会社さんが提示した見積もり金額と、自身で計算した概算に差がある場合は「どこの項目で金額にズレがあるか」しっかり見ないといけません。
この認識のずれが墓じまい業者さんとのトラブルの種にもなります。
- 自分で料金を計算して概算を知っておくこと
- 概算と業者さん提示の見積金額があまりにも違う場合は、しっかり聞くこと
- しっかり調べている状態が、業者さんへの良いけん制にもなること
何を重視するのか・何を省きたいと思っているのか、本当に人それぞれです。
ぜひ、概算をだしてみて「どちらの会社が自分にとってお得か」ご確認ください。






墓じまいの費用と補助金と一人っ子


一人っ子・・・だけではなく、墓じまいをする方ほとんどにとって、大きな出費になることがわかりました。
お子さんがいる方・ご家族がいる方に比べると「独身・子供なし・一人っ子」は悠々自適な生活に見えますが、そうとも限りません。
一人っ子だからこそ「助けを得られない・得にくい」ものとして、自分の日常生活を保ちながら、
将来のために、墓じまいのために、費用をためていく・確保しておくことが大切です。
世情によりギリギリの生活を送っていて、墓じまいなんて夢のまた夢の一人っ子も多いと思います。


ただでさえ大変なのに、費用がかかる墓じまいなんて、考えたくもなければプレッシャーです。
しかし、自分の代で整理しないと「無縁墓」になりかねないお墓の場合は、簡単な情報収集や心構えだけでも持っておくと、将来役立つでしょう。
- Q墓じまいの相場は?
- A
最安価ラインで概算しても「40万 (税込なら44万円)を超えます」
- 事前の親族への相談と同意:0円
- 必要な手続きや書類を確認:0円
- 霊園・墓地の管理者へ相談:3万円 (離壇料として、寺院の場合)
- ご遺骨の新しい納骨先を決める:10万円
- 墓石撤去を依頼する業者さんの選定:0円
- 役所で必要な申請・手続きを行う:500円
- 閉眼供養とご遺骨の取り出し:3万円 (ご遺骨のお手入れなし)
- 墓石撤去・お墓を更地・使用権の返還:お墓の平均面積2.44㎡×10万=24.4万円
- 新しい納骨先へ改葬許可証の提出と納骨:3万円
- Q墓じまいに補助金はでるの?
- A
全国的に、墓じまいへ補助金を出している自治体は少ないです。
還付金として還付がある自治体もありますが、限られています。- 補助の金額は「15万円から20万円」、その金額は自治体により変動します。
- お墓の撤去費用が補助金額を下回った場合は、実費のみが補助対象となります。
- 還付金がある自治体もありますが、墓地の使用年数により還付の金額・有無が決定されます。
- 補助金・還付金の請求の条件には「墓地を更地にしていること」が含まれます。まずは、自身で費用を捻出しないといけません。
- お墓の土地の返還に対する補助なので、新しい納骨先への支援というわけではありません。
- 自治体からの補助金ですので「自治体が運営している墓地」に適用されます。
- 自治体のお墓であっても、使用許可を受けている区画により対象外となることもあります。
- Q墓じまいを「まとめて代行」できる会社は?
- A
- わたしたちの墓じまい (日本改葬協会)
- ミキワの墓じまい (お墓のミキワ)
- Qどちらの会社の方が安価なの?
- A
両社、費用はかなり拮抗しているように伺えます。
- 自分がしたいことを全てするか・一部省くか、どちらに頼んだとしても、かなり費用に差が出ます。
- 「墓石撤去費(付随サービス含む)」だけを見ると、各社とも墓地面積により軍配が分かれます。
わたしたちの 墓じまい | ミキワの 墓じまい | ||
1㎡まで | 13万円 | 1㎡未満 | 16.5万円 |
1.1~2㎡まで | 19万円 | 1~2㎡未満 | 19.5万円 |
2.1~3㎡まで | 25万円 | 2~3㎡未満 | 23.5万円 |
3~4㎡未満 | 26.5万円 | ||
4~5㎡未満 | 29.5万円 |
- Q費用が変わってくるポイントは?
- A
墓石撤去はもちろん、墓じまい全体に付随する追加サービスを受けるかどうかで、かなり変わります。
- 墓石撤去・土地の整地・墓石処理に必要な費用
- 新しい納骨先の紹介
- 離壇のサポート・代行料
- 行政手続きのサポート・代行料
- お坊さんのお手配サポート料
- Q自分でも費用を計算した方がよい?
- A
ぜひ、してください。
- 会社さんが提示した見積もり金額と、自身で計算した概算に差がある場合は「どこの項目で金額にズレがあるか」しっかり見ないといけません。
- 認識のずれによるトラブルを防ぐため・納得した金額で契約を進めるためです。
- 概算と業者さん提示の見積金額があまりにも違う場合は、しっかり聞くことも大切です。
- しっかり調べている状態を見せることは、業者さんへの良いけん制にもなります。
参考ホームページ