【なぜ付き合っているの?】スキンシップが苦手な彼女はアロマンティック・アセクシャル?①

【なぜ付き合っているの?】スキンシップが苦手な彼女はアロマンティック・アセクシャル?① スキンシップ
筆者
筆者

アロマンティック・アセクシャル(AroAce)である筆者は、基本的に人とのスキンシップが苦手です。

カテゴリー「スキンシップ」には筆者が思った、スキンシップ関連の悩みや考え方の記事がありますので、よろしけばご覧ください。

筆者は、手をつなぐ・肩を触る等、単純な身体的接触でさえ、時には苦痛を伴います。

手をつなぐ行為も、人により(例えば、親・友人・彼氏)、筆者の嫌だと感じるレベルがとても異なります

筆者
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彼氏について言えば「お願いですから、触らないでください」、嫌のレベルが非常に高いです。

スキンシップの種類に関係なく、筆者にとって彼氏とのスキンシップは我慢と苦痛が伴うものばかり。

なぜ彼氏とのスキンシップを嫌だと感じてしまうのか?理由と考察はこちらに記載しています。

直近でお付き合いして頂いた男性(こちらの方とお付き合いしている最中に、アロマンティック・アセクシャルだと気づきました)から、一度言われたことがあります。

ちなみに、筆者はその男性について、このように思っていました。

本当に良い人
  • とても信頼できて、人柄も良く、気遣いも沢山してもらい、人間としては本当に好感の持てる方
  • こんなに良い人とは、もう出会えないのではと思えるくらい良い方
  • 恋愛的に好きではありませんでした。

その男性から、こんなことを言われました。

殿方
殿方

会話はフランクで、親しみ多めで近づきやすいけど、僕が物理的にあたなに近づいた分、あなたは下がるよね

筆者
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お、おぉ。。。よく見てはりますね。

まさにその通りの行動をとっていると自覚していたので、言われた時はどう言い訳しようかと色々考えた記憶があります。

「スキンシップが苦手な彼女」は「アロマンティック・アセクシャル?」を自身に当てはめると「正解」ですが、全ての方に当てはまることではありません。

しかし、筆者はアロマンティック・アセクシャル(AroAce)。

筆者
筆者

AroAceの立場から「彼女」「スキンシップ」「苦手」について、話してみたいと思います。

AroAceとスキンシップ

アロマンティック・アセクシャル×スキンシップ

本題に入る前に「アロマンティック・アセクシャルとはどのような人なのか?」について解説いたします。

日本ならではの言い方を含め、こちらの記事でも意味について触れております。

筆者
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初めてこの記事をご覧いただいている方向けに、アロマンティック・アセクシャル(AroAce)について簡単に説明させてください。

  • 「他者に対して性的に惹かれない性的指向」を「アセクシャル」と言います。日本語ではAceなど、別の言われ方もします。
  • 「他者に対して恋愛感情を抱かない恋愛的指向」を「アロマンティック」と言います。恋愛感情を抱かないなんて意味不明かもしれませんが、存在しています。
  • 「他者に対して恋愛感情も抱かず、性的に惹かれない人」を「アロマンティック・アセクシャル」と言います。

AroAceはスキンシップが苦手?

筆者は、アロマンティック・アセクシャルはスキンシップが苦手、もしくは嫌いな傾向がある、と言えるのではないかと思っております。

筆者
筆者

筆者個人のことを言えば「アセクシャル」の部分、アセクシャルであることの方が、スキンシップが苦手につながっているように思えます。

もちろん「アロマンティック・アセクシャルはスキンシップが苦手である」と言える根拠があるわけではありません。

  • 恋愛感情が伴っている?と認識したら、その人からのスキンシップは苦手となる
  • 日常的なスキンシップは大丈夫、特に問題ない

アロマンティック・アセクシャルにも色々いますし、筆者はアロマンティック・アセクシャルの代表でもありません。

筆者
筆者

誰かを好きになることが当たり前の世の中で、誰も好きになれない世間との違いに悩みぬいてきた筆者。

筆者
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自分が代表みたいな口ぶりで、自身の常識を押し付けるようなことは、したくありません。

一方、ネットを見る限り「スキンシップは苦手と感じる」「身体的な接触が苦手」といった内容は目にしたことがあります。

また、いるもかもしれませんが「スキンシップは好き」「自ら積極的にする」とは目にしたことはありません

アロマンティック・アセクシャルはスキンシップが苦手、と決定づけられるものではありませんが、AroAceの自己紹介シート、AroAceに関する団体による調査を見ると・・・

スキンシップについて「どこまで許容できるか」「嫌悪感の有無」を聞く項目をよく見かけます。

「好きの幅」ではなく「嫌い・苦手の幅」を聞いているように伺えるのです。

やり取りをするうえで、してほしくないこと・聞いてほしくないことを確認したいのなら、このような聞き方になるのかもしれませんが、

AroAceにスキンシップに対して何かを質問する時の前提が「あまり好意的ではない」である、とも察するところです。

彼氏とのスキンシップが非常に苦手な筆者

筆者
筆者

詳細はこちらに掲載していますが、お付き合いしていた男性とのスキンシップについては、このように思っています。

筆者はアロマンティック・アセクシャルであるため、他者に対して恋愛感情を抱くことはありませんが、同時に「他者に対して性的な関心を抱くこともありません」。

こんな筆者ですので、どうも「自分に対して、性的な関心が伴った「目」「感情・気持ち」を向けられることに嫌悪感がある」ようだと、自己分析しています。

筆者
筆者

筆者は、性的な関心が伴った「目」や「気持ち」・「感情」をこのように受け取ってしまいます。

  • 自分には存在しない意味不明のもの
  • 自分には理解できない不快なもの
  • 彼氏彼女の関係の場合は、受け入れざるを得ない苦痛

彼氏からの視線・発言・行動、全てに「性的な関心」が伴っているわけではないこと、わかっているつもりです。

スキンシップを行う目的が愛情表現なのか、他の目的か、これもスキンシップをする側にしかわかりません。

その反面、彼氏彼女という関係は「恋愛感情と性的な関心が、自然に・当たり前に行き来する関係」であるとも思っています。

性的な関心・興味・気持ちを抱き、その気持ちを行動として表しても、許される・許さなければならない相手が彼氏であり、彼女であると認識しています。

(「許さなければならない」という言葉は語弊を生みかねませんが、強要を許容することが正しいと言っているわけではありません)

  • 筆者にとって、スキンシップは何をしたいのか、何を意味するのか、なぜしなければならないか不明な行為です。
  • 時には不愉快なものとして拒否・拒絶の対象にもなります。
  • 特に彼氏の場合、彼女は受け入れる・喜ぶのが「基本(例外はあるだろうけと)」。拒否するのは不自然・関係性が崩れかねないので、我慢しないといけません。
  • 我慢は、ストレスの発生源にしかなりません。

筆者のことはほどほどに「スキンシップが苦手な彼女はアロマンティック・アセクシャル?」について書いてまいります。

彼女がAroAceだった時の疑問

  • 筆者の考えが主軸です。アロマンティック・アセクシャル全てに当てはまる訳ではありません。
  • どうか鵜呑みされないよう、参考意見程度にご覧ください。
  • 彼女が考えていることは、彼女にしかわかりません。

「AroAcは、スキンシップが苦手な傾向がありそうだ」という考えは、少し前の項目で書いた通りです。

では「なぜ彼女はスキンシップが苦手なのか?」その答えが「アロマンティック・アセクシャルだったから」の場合について、考えて参ります。

※スキンシップが苦手な原因はアロマンティック・アセクシャル以外の可能性もあり得ます。

筆者
筆者

考えるにあたり、ポイントをいくつか挙げたいと思います。

ポイントを挙げるも何も、彼女がスキンシップ苦手、その理由がアロマンティック・アセクシャルかもしれない・・・

と悩んでいる彼氏さんにとっては、スキンシップ云々の他に、疑問がふつふつと湧いてくるのではないでしょうか。

  1. アロマンティック・アセクシャルなのに、なぜ自分と付き合っているのか?
  2. 自分のことが嫌いなのか?
  3. 嫌いではなくても、好きではないんでしょ?だからスキンシップが嫌なのか?
  4. このまま自分が我慢するしかないのか?ずっとこのままなのか?
  5. 将来のことをどう思っているのか?
筆者
筆者

では、それぞれの疑問に筆者が回答します。

① AroAceなのに、なぜ付き合っているの?

アロマンティック・アセクシャルなのにお付き合い?
彼氏
彼氏

なんでスキンシップが苦手なの?

彼女
彼女

アロマンティック・アセクシャルだから。

彼氏
彼氏

アロマンティック・アセクシャルなのに、なんで僕と付き合っているの?

アロマンティック・アセクシャルのアロマンティック(Aro)という部分。

他者に対して恋愛感情を抱かないの人をアロマンティック(Aro)と呼ぶならば、なぜ付き合っているのだろう?

  • 彼氏・彼女という関係に「恋愛感情は必須ではないのか?」
  • 彼氏・彼女なんだから「自分のことも恋愛的に好きだと思っていた」、違うのか?
  • 自分のことを「恋愛的に好きだと感じてくれていた」から、付き合っているのではないか?
筆者
筆者

回答は、今のところ3つ思いつきます。

  1. 彼女が、自分はAroと気づいている場合
    • 彼氏を信頼しているから。信頼できる人として大切に思っているから。
    • 彼氏を信頼できる人を思い、この関係を大切にしたいと思って付き合っている。
  2. 彼女が、自分はAroと気づいている、もしくは、そうかもしれないと思っている場合
    • 次こそ「誰かを恋愛的に好きになりたい」と希望を持っているから。
    • 次こそ「好きになれる人ができるのでは?」と希望を持っているから。
  3. 彼女が、自分はAroと気づいていない場合
    • 「恋愛的」な好きや「人間として」の好きなど、好きという感情が良く分かっていない。
    • 付き合った理由は、人間的な好きなのか、興味なのか、好きになりたい希望なのか、彼女本人も分かっていない可能性もある。

箇条書きでポツポツ挙げられても、それだけ?となるので、少し補足します。

信頼できる大切な人だから、付き合っている

彼氏
彼氏

アロマンティックなのに、なんで僕と付き合っているの?

彼女
彼女

あなたのことを信頼していて、あたたとの関係を大切だと感じている。
その関係を大事にしたいから。

彼女が「自分は、アロマンティックである」と認識できている場合、言いにくいのですが「彼氏に対して、恋愛感情を抱いていない」可能性があります。

なぜならアロマンティックだからです。アロマンティックは「他者に対して、恋愛感情を抱かない恋愛的指向」です。

筆者の場合について言えば「恋愛感情が存在しません」また、生まれたこともありません。存在しないものは、存在しないのです。

筆者
筆者

では、なぜAroなのに、お付き合いしているのか?彼氏・彼女の関係であるのか?

筆者
筆者

なぜなら、ただただ、あたなを信頼できる人だと思っているから。
信頼できる人として大切にしていて、あなたとの関係も大事にしたいと思っているから。

信頼できるからお付き合いするって・・・と言われてしまうと思いますが「信頼できる人」って何人いらっしゃいますか?

「信頼できる」と言える人、多数抱えている人の方が少ないのではないでしょうか?他者より信頼を得ることは難しいことです。

彼氏
彼氏

そんなことを言ってほしいわけではない。

彼氏
彼氏

恋愛的に好きではないのに付き合った、その言い訳を聞きたいわけではない。

アロマンティックとしては、言い訳をしているつもりはありません。

本心です。信頼できて、この関係を大事にしたい相手なんて、なかなかできるものではありません。

しかし、世間一般・世の中の大多数の方に、アロマンティックの考え方は通じ難いことも知っています。

お付き合いで信頼は大事だけど、「恋愛的な」好きという気持ちの方が欲しい。という気持ち、その通りです

「好きの気持ちがないと論外、ありえない」と言われても、極めて客観的に・極めて他人事のように「やっぱり普通はそうだよね」という言葉が頭の中に自動再生されます。(筆者個人の経験です)

「信頼できる人として、とても大切に思っている」だから「あなたの望む形ではないでしょうが、あなたとの関係を続けたい」

恋愛感情を抱く方が求めいる答えではない、と理解しています。

しかし「信頼できる人なんて、かなか見つけられない、あなたを見つけられた私は幸せです。

だから、望む形ではないのは承知しているけど、あなたと引き続き関連ある人間であり続けたい」。

このように思うこと、アロマンティックである筆者はお付き合いする・続ける理由として理解できます。

筆者
筆者

でも、違うんでしょうね・・・それでも良いと言って関係を続けて下さる方は、どれくらいいらっしゃるのでしょう?

  • アロマンティック・アセクシャルなのに、なぜ付き合っているのか?
  • なぜ、彼氏・彼女の関係になっているの?なぜ、続けているの?

あなたのことを信頼している人だと認識していて、大事に思っており、この関係を引き続き大事にしたいと思っているから。

恋愛感情を抱けて、恋愛感情は彼氏彼女の間では行き来するもの、とお考えの方にとって、

この回答は「不足している」「ありえない」「物足りない」、ものかと思います。

アロマンティックの感覚への理解・共感が困難であること、仕方ないと感じますし、強要するものでもないと同時に考えます。

次こそ、好きになりたい・なれるかもと思ったから

彼氏
彼氏

アロマンティックなのに、なんで僕と付き合っているの?

彼女
彼女

アロマンティックだけど、次こそ人を好きになりたい、と思ったから。

彼女
彼女

次こそ、誰かを恋愛的に好きになれるのではないかと、思ったから。

筆者
筆者

こちら心当たりしかたない。本当に心当たりしかない。

表現方法はよろしくないのですが、筆者の「人を好きになれるかどうかの実験」に、何人かの男性を付き合わせてしまいました。

お付き合いくださった男性には、大事な気持ちと時間を奪ってしまい、申し訳ないと今でも思っています。

筆者の場合「人を好きになれるかどうかの実験」、その中でも「これが最後、これが駄目なら棺桶に入るまで恋愛は自分の人生にはなかったと受け入れる」覚悟をもって臨んだ実験がありました。

実験というと、かなり表現がよろしくないと思うのですが、自分の気持ちの変化を「試した」「試したかったから、試した」ことに間違いはありません。

その時の意気込みは・・・

  • これで駄目なら、恋愛感情を抱くことは、この人生では無理なのだろう。でも、最後に1回だけ人を「恋愛的に」好きになる可能性を見出したい。
  • これが駄目だったら、恋愛感情を抱くことを棺桶に押し込まれるまで叶わないと受け入れるから、最後に1回だけ試したい。
筆者
筆者

筆者の場合、どんなに信頼感が増したところで、恋愛感情は生まれませんでした。

こんな良い人で信頼できる人で無理なら、もう無理だと思いました。

当時の筆者は「なぜ恋愛感情を抱けなかったのか」理由が分からないまま彼氏彼女の関係を続けてしまっていましたが、

お付き合いの最中に「アセクシャル」という言葉を知って、アロマンティック・アセクシャルを自認しました。

男性からしてみたら迷惑でしかない話です。

あなたに対して恋愛感情はないけど、でも好きになれたらと思うから、好きになってみたいと思うから、もう少し私に付き合ってほしい。もしかしたら好きになれるかもしれないから。

筆者はこれを続けて、四方に飛び散りました。。。

  • アロマンティック・アセクシャルなのに、なぜ付き合っているのか?
  • なぜ、彼氏・彼女の関係になっているの?なぜ、続けているの?

なぜアロマンティックなのにお付き合いしているかと言うと、次こそは恋愛感情が自身に生まれるかもしれない、誰かを好きになれるかもしれないと思ったり、希望したり、諦めきれない状態であるから。

これまで、お付き合いしては人として好感を持ったとしても、信頼が生まれたとしても、誰かを「恋愛的」に好きになることはなかった。

でも、次こそは世の中の皆さんのように、誰かを好きになれるのではないかと思った。だって、あなたは本当に良い人だから。

この感覚や考え方も、理解・共感が困難であると思います。

また、恋愛的に好きではないのに付き合うなんて失礼では?という言葉は、アロマンティックの筆者でも十二分に理解できます。

筆者
筆者

時を重ねても恋愛感情が湧かない。実験に付き合ってもらっている当事者も罪悪感を覚えます。

罪悪感を抱きながらお付き合いしているって、本当に失礼・・・本当に失礼なことだらけです。

アロマンティックであると気づいていない

彼氏
彼氏

スキンシップ苦手なのはアロマンティック・アセクシャルの可能性がある、でまず認識しておくけど・・・

彼女
彼女

???アロマンティック?アセクシャル?

彼氏
彼氏

アロマンティックなのに、なんで付き合っているの?と聞こうと思ったんだけど、アロマンティック・アセクシャルではないの?

彼女
彼女

???

筆者も自身がアロマンティック・アセクシャルであると気づけるまで、非常に多くの時間がかかり、30歳を迎えてやっと自認することができました。

現在は筆者が悩んでいた全盛期より、多くの情報が出回っているので、調べたらすぐアロマンティック・アセクシャルと単語はでてくるかもしれません。

いつか私にも好きな人ができるだろう。。。あれ?30歳なったけど?まだ好きな人できないけど?状態になった。

実は、アロマンティックであったとしても、自身がアロマンティックだとは非常に気づきにくいのです。

アロマンティックは自分でも気づきにくいセクシャリティーです。

筆者
筆者

当たり前のように皆さん恋愛なさるので、まさか自分ができない側の人間だなんて、なかなか気づけません。

  • アロマンティック・アセクシャルなのに、なぜ付き合っているのか?
  • なぜ、彼氏・彼女の関係になっているの?なぜ、続けているの?

アロマンティックは自身のことであるにも関わらず、気付きにくいセクシャリティーです。

なぜなら、自身の周りの人・身近な人間は、恋愛をして彼氏・彼女ができて、結婚して子供ができて・・・という方で多く構成されているからです。

そのような環境の中で生きると、いくら多様性が叫ばれている世の中でも、

なぜか自分は恋愛でつまづくけど、理由は奥手なだけか、タイミングの問題か、待てばよいだけなのか・・・

アロマンティックであったとしても、最初は自身も恋愛できると思って過ごしている方が多いと思います。

それが世の中大多数の方にとっての普通だからです。自分も、その流れに乗れると思ってしまいます。

筆者も最初は、自分も恋愛できる側の人間だと疑いを持ちませんでした。

それくらい恋愛することは、アロマンティックにとっても当たり前のもの・変なことではないものとして最初は感じています。

だから、当事者であっても、非常に気付きにくいのです。

筆者
筆者

余談ですが、余計難しくさせるのは、未来の自分のことまで約束できないことです。

  • 現在「アロマンティックを自認」していても、未来のことはわかりません。
  • 「明日、明後日好きな人がぽこんとできる」という可能性を否定することはできません。

筆者にとって「明日・明後日、好きな人がぽこんとできる確率」は、ほぼ0%と感じています。

30歳まで好きな人ができなくて、現在進行形で恋愛感情を抱いたことがない状態が続いています。

こんな筆者でも50歳になって初恋が!なんてあるのかもしれませんが、筆者の過去と現在の状態を表現できる立ち位置、

立つことを許される立ち位置は「アロマンティック」です。

筆者
筆者

もちろん、人生の最期までアロマンティックであり続ける必要もありません。

まとめ

アセクシャルなりの親愛の表現

スキンシップが苦手な彼女はアロマンティック・アセクシャルだったとして、スキンシップ云々の他にも、こんな疑問が湧いてくるのではないかと考えました。

  1. アロマンティック・アセクシャルなのに、なぜ自分と付き合っているのか?
  2. 自分のことが嫌いなのか?
  3. 嫌いではなくても、好きではないんでしょ?だからスキンシップが嫌なのか?
  4. このまま自分が我慢するしかないのか?ずっとこのままなのか?
  5. 将来のことをどう思っているのか?
筆者
筆者

今回の記事では1番最初のアロマンティック・アセクシャルなのになぜ付き合ているの?について、考察してみました。

  • アロマンティック・アセクシャルなのに、なぜ付き合っているのか?
  • なぜ、彼氏・彼女の関係になっているの?なぜ、続けているの?
筆者
筆者

筆者が思いつく回答はこの通りです。

1. Aroあると彼女は自認しているが、彼氏を信頼していて、その関係を大事にしたいと感じている

  • アロマンティックなので恋愛感情は抱いていませんが、信頼している人として大切にしています。
  • アロマンティックとしては、想いを寄せている/寄り添っているつもりなのですが、どうしても足りないようです。
  • しかし、これ以外の想いのはせ方が難しく、恋愛感情を向けてくれても、同じ質の気持ちである恋愛感情を返すことができません。

2. Aroと気づいている、もしくは、そうかもしれないと思っているが、恋愛感情を抱く希望を捨て切れられずにいる

  • もし駄目だった場合「恋愛的に」誰かを好きになることは、無理なのだろう。でも、最後に1回だけ人を「恋愛的に」好きになる可能性を見出したい。
  • 次こそは、友人・知人・親戚、世の中の皆さんと同じように、恋愛感情を抱けるかもしれない、次こそは・・・
  • これが駄目だったら、恋愛感情を抱くことは最期まで叶わないと受け入れるから、最後に1回だけ試したい。

3. アロマンティックであると、彼女本人が気づいていないから

  • 「恋愛」「親愛」「友愛」「人間愛」など、好きという感情が良く分かっていない状態も考えられます。
  • 付き合った理由は、友愛なのか、興味なのか、好きになりたい希望なのか、彼女本人も分かっていない可能性もあります。
  • なぜなら、アロマンティックは自覚しにくいセクシャリティーだからです。
  • まさか自分が恋愛感情を抱かない立場だったとは、世の中の普通とかけ離れていて、認識しにくいのです。

アロマンティック・アセクシャルの立場にいる者として、1と2の気持ちは実際に体験したことがあり、理解ができます。

筆者
筆者

しかし、きっと信頼しているだけでは、どうしても足りないのはでしょう。良くわかっています。

当時お付き合いしていた男性へ、カミングアウトをしたわけではありませんが、このような形でお別れしました。

殿方
殿方

もう一歩、お互い歩み寄れたら良かった。残念ながらできなかった。

歩み寄れたら、と優しく書いてくれていますが・・・

「あなたは恋愛感情に恋愛感情で返してくれなかったし、性的な関心も僕が持っているのも分かっているのに、でも受け入れてはくれなかった。

待つばかりには疲れました。あなたを気遣って、良く待った方だと思います。」と言われたのだと思います。

「信頼・信用を寄られる人」だったと今でも本当に思っています。でも、やはり信頼だけでは足りなかったようです。

ついでに言えば、2人で食事していた時のお話。

文脈は省略しますが「アセクシャル(=アロマンティック・アセクシャルの意味で言ったと思います)は、無理だからね」、みたいなこと話していたので、本当に信頼だけでは足りなかったのでしょう。

次回の記事については、残りの疑問について回答していきます。

  1. 自分のことが嫌いなのか?
  2. 嫌いではなくても、好きではないんでしょ?だからスキンシップが嫌なのか?
  3. このまま自分が我慢するしかないのか?ずっとこのままなのか?
  4. 将来のことをどう思っているのか?
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